展示会場の様子がわかる動画です。
会場を歩いてまず感じたこと
横浜のパシフィコに足を踏み入れた瞬間、空気が少し違うと感じました。
OPIE’26は、光学・フォトニクスの専門展示会です。来場者のほとんどが技術者や研究者であり、商談目的で歩くプロフェッショナルたちの熱量が会場全体に漂っていました。
今年は「量子イノベーションフェア」が新設され、会場の雰囲気にも新たな層が加わっていました。従来からのレーザーや光学素子のメーカーに加えて、スタートアップや研究機関のブースが増えていたのが印象的でした。
展示会基本情報
開催日時
2026年4月22日(水)〜24日(金) 10:00〜17:00
会場
パシフィコ横浜 展示ホールA-C・アネックスホール
主催者
株式会社オプトロニクス社
公式サイト
来場者層
光学・フォトニクス・量子技術に関わる技術者・研究者が中心です。大学・研究機関の研究員から、製造業・精密機器メーカーのエンジニアまで、技術的専門性の高い来場者が集まります。
今年の実績では16,152名が来場し、前年(15,658名)を上回りました。
主な出展分野
光学素子・光学設計、レーザー技術、赤外・紫外技術、フォトニクス応用、量子技術・量子センシング、画像処理・センシングシステムなど、光に関わる技術の全領域が網羅されています。
今年は528社・団体、684小間が出展し、規模を拡大しての開催となりました。
展示会の特徴
OPIEは、光学・フォトニクスの専門分野に特化した日本最大級の展示会です。
汎用型の大型展示会とは異なり、来場者の技術レベルが高く、ブースでの会話も深い専門領域に及ぶのが特徴です。出展社側も、見せるだけでなく「伝える」ことを求められる場と言えます。
また、国際学術会議「OPIC(Optics & Photonics International Congress)」と同時開催されています。最新の研究動向と産業応用をひとつの場で俯瞰できる設計になっており、学術と産業の距離が近い展示会として業界内での評価も高いです。
今回の見どころ
今年最大の見どころは、新設された「量子イノベーションフェア」でした。
量子技術は、世界規模で開発競争が進んでいる分野です。量子コンピューティング、量子センシング、量子通信といったテーマが、産業応用の視点から展示されていました。「まだ研究段階ではないか」という印象をお持ちの方も、実際のブースを見るとその認識がかなり変わるはずです。
スタートアップから大手テクノロジー企業まで幅広い参加があり、この分野の勢いを肌で感じることができました。
注目ポイント
今年のOPIEで特に注目したのは、技術の「見せ方」の変化です。
かつてはスペックシートや技術資料を並べるブースが多くありました。しかし今年は、デモ展示や動作実演を通じて「この技術がどう役立つか」を伝えることに力を入れているブースが目立っていました。
今回、来場者の足を止めていたブースには共通点がありました。それは「誰に、何を伝えるのか」が明確に設計されていることです。こうした成果の出る展示会営業は、決して偶然ではなく再現可能です。その具体的な考え方と手順は、展示会成功のための全体像で体系的にまとめています。
技術力があるだけでは来場者には届きません。展示設計と「伝える力」が問われる時代になっていると感じました。
会場の様子
パシフィコ横浜の広い会場に、整然としたブースが並んでいました。
来場者は技術者が中心ですので、歩くスピードがゆっくりです。興味のあるブースの前で立ち止まり、担当者と深い技術的会話を交わしている姿がそこかしこに見られました。
量子イノベーションフェアのエリアでは、ひときわ活気がありました。展示内容を真剣に見つめる研究者たちの姿が印象的で、最先端技術の情報収集に来た人たちの真剣さが伝わってきました。
会場全体として、混雑しすぎず、それでいて活気がある。専門展示会ならではの落ち着いた熱量とでも言うべき雰囲気が漂っていました。

業界への意味
光・フォトニクス産業にとって、OPIEは単なる展示イベントではありません。
この業界は、半導体製造、医療診断、通信インフラ、宇宙・防衛など、あらゆる産業分野の基盤を支えています。展示会を通じて技術動向が共有され、産学連携が生まれ、新たなビジネスの芽が育つ場として、業界全体の進化を支える役割を担っています。
今年の量子イノベーションフェアの新設は、業界がまさに新しいフェーズへ踏み出すタイミングにあることを象徴していました。この展示会から生まれる出会いや対話が、数年後の産業応用へとつながっていくはずです。
今年の展示会トレンド
今年のOPIEから読み取れるトレンドは、「量子技術の産業化」への加速です。
量子技術はこれまで、研究者のための分野というイメージが強かったように思います。しかし今年のブースを見ると、産業応用を想定した製品・サービスが明確に増えていました。技術が「研究室にある」という段階から、「市場に入ってきた」という段階へ移行しつつあることを感じました。
もうひとつのトレンドは、「デモ・体験」の強化です。来場者の目が肥えてきた今、静的な展示だけでは関心を引きにくくなっています。動作デモ、体験コーナー、ライブ実演を取り入れた出展が目立っていました。
これは光・フォトニクス分野に限らず、展示会全体に共通する流れです。見せるから、体験させる時代へ。この変化は今後もさらに加速するでしょう。
過去のレポート
OPIEの過去の開催レポートは、下記よりご覧いただけます。展示会の変化や業界トレンドの推移を確認するうえで、ぜひ参考にしてください。
展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス
OPIEのような専門展示会に出展する場合、注意していただきたいのは「来場者は既に勉強している」という点です。
技術者・研究者が中心の展示会では、来場者のリテラシーが高いため、基本的な説明から入ると「わかっている」と感じられてしまうことがあります。いかに短時間で「この会社は自分の課題を理解している」と思ってもらえるか。そこがブース設計のポイントになります。
具体的には、「誰のどんな課題を解決するのか」を前面に出した展示設計が有効です。技術仕様ではなく、「この技術があなたの仕事のここを変えます」という視点で訴求することで、専門来場者との対話が深まります。
展示会は、名刺を集める場ではなく、関係を作る場です。専門展示会では特に、その場の対話の質が展示会後の商談に直結します。準備の段階から「どんな話ができるか」を設計しておくことが、OPIE出展の成果を最大化する鍵だと感じました。
※この記事はAIを活用して作成しました。
展示会で成果を出すコツを知りたい方へ
このセミナーに参加すると、
成果を出すノウハウを習得できます。

展示会営業(R)コンサルタント。経済産業大臣登録中小企業診断士。詳細はウィキペディアご参照。
展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。

