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組合まつり in TOKYO2026|現地観察レポート

展示会で成果を出すヒントをGoogleでもチェック

展示会場の様子がわかる動画です。

会場を歩いてまず感じたこと

有楽町の東京国際フォーラム ホールEで開催された「組合まつり in TOKYO ~技あり、食あり、Nipponの逸品~」に足を運びました。

今年で10周年を迎えた節目の開催です。会場に入ると、伝統工芸の手仕事、地方の食、暮らしのサービスが一つの空間に並び、まさに「まつり」という名にふさわしいにぎわいが広がっていました。

一般的なBtoB展示会とは少し空気が違います。商談の真剣さと、来場者が純粋に楽しむ明るさが同居しているのです。

出展しているのは、個々の企業ではなく「組合」という単位が中心になります。中小企業が力を合わせて自分たちの技と価値を発信する、その姿そのものに、僕は強い頼もしさを感じました。

展示会基本情報

開催日時

2026年10月28日(水)・29日(木)の2日間です。開場時間は10:00から19:00で、最終日の29日は17:00に終了しました。

会場

東京国際フォーラム ホールE(東京都千代田区丸の内3丁目5番1号)で開催されました。

主催者

東京都中小企業団体中央会が主催しています。東京都や東京商工会議所、日刊工業新聞社など多くの団体が後援に名を連ね、中小企業受注拡大プロジェクトの助成事業として実施されました。

公式サイト

公式サイトはこちら

来場者層

入場は無料で、どなたでも参加できる展示会です。前年度の来場者数は約13,400人と発表されています。

公式サイトの出展者検索では、来場目的として「商談相手・ビジネスチャンスを探す」「会場で楽しむ・買う」「業界・仕事を知る」の3つが用意されていました。ビジネス目的の来場者と、丸の内・有楽町エリアで働く方や一般の方が混ざり合うのが、この展示会らしい来場者構成と言えます。

主な出展分野

出展規模は139小間(2026年8月時点)です。分野は「ものづくり」「伝統工芸」「アミューズメント」「くらし」「経済」「食品」「モビリティ」「伊豆・小笠原諸島」「全国物産」の9カテゴリで構成されていました。

事業協同組合、工業組合、商業組合、信用組合、連合会など、さまざまな形態の団体が出展しています。

展示会の特徴

この展示会の最大の特徴は、「組合」という仕組みを通じて中小企業が出展している点にあります。

一社単独では出展の負担が大きい小規模事業者でも、組合としてまとまることで、展示会という舞台に立つことができます。たとえば東京都印刷工業組合のブースでは、組合員4社が共同で出展していました。

主催者が掲げる目的は、組合の知名度向上、ビジネスマッチングの創出、地域の魅力発信、インバウンド需要の獲得です。中小企業の「点」の力を「面」に変えていく設計になっており、主催者の長年の工夫が感じられます。

今回のみどころ

10周年を記念した充実の企画が、今回の大きなみどころでした。

最終日には、元女子マラソン日本代表の有森裕子さんによる基調講演「よろこびを力に~挑戦する力、繋がる力~」が行われています。「繋がる力」というテーマは、組合という仕組みそのものと重なり合う、示唆に富んだ演題だと受け止めました。

組合紹介ステージでは、お笑いコンビ「きつね」がパーソナリティを務め、各組合の取り組みを親しみやすく紹介していきます。料理研究家・管理栄養士のもあいかすみさんによる「組合まつり限定グルメ企画」も用意されていました。

注目ポイント

展示会営業の視点で特に注目したいのが、「推しブースアワード」と「スタンプラリー」の2つの仕組みです。

推しブースアワードは、来場者アンケートをもとに魅力的なブースを表彰する企画です。出展者にとっては、来場者の目線で自分たちのブースが評価される貴重な機会になります。

スタンプラリーは、9カテゴリすべてのスタンプを集めると景品と交換できる仕組みでした。来場者を特定のエリアに偏らせず、会場全体を回遊させる工夫として、とてもよく考えられていると感じます。

普段なら立ち寄らない分野のブースにも、来場者が足を運ぶきっかけが生まれる。出展者にとっては、新しい出会いの入り口がつくられているわけです。

会場の様子

会場では、体験型のコンテンツが来場者の足を止めていました。

東京建具協同組合による組子コースターづくりや、和綴じ本の製本体験、首都圏カイロプラクティック協同組合の姿勢チェックなど、「見る」だけでなく「参加する」仕掛けが数多く用意されています。

東京邦楽器商工業協同組合の東京琴・東京三味線、東京宗教用具商業協同組合の東京仏壇、1899年設立の八王子織物工業組合など、長い歴史を持つ団体のブースも印象的でした。

一方で、ブースによって来場者との関わり方に差があることも見えてきます。展示会の現場に立つと、「頑張っているのに成果が出ない」企業が少なくありません。その原因は、努力不足ではなく「設計」の問題であることがほとんどです。展示会営業は、正しい順番と考え方で取り組めば結果が大きく変わります。その本質については、展示会営業の成功ガイドで詳しく解説しています。

組合まつり2026の会場の様子_展示会営業術 (3) 組合まつり2026の会場の様子_展示会営業術 (2) 組合まつり2026の会場の様子_展示会営業術 組合まつり2026の会場の様子_展示会営業術 (4) 

業界への意味

中小企業は、営業で大企業と同じ戦い方をしてはいけない。これは僕が常にお伝えしていることです。

人員も予算も限られる中小企業にとって、組合として共同で出展し、見込み顧客が自ら集まる場に立つことは、非常に理にかなった営業戦略になります。

また、この展示会は一次情報の宝庫でもあります。来場者がどの体験に興味を示したのか、どんな質問をしたのか。こうした生の反応は、インターネット上の情報からは決して得られません。

AIが二次情報を瞬時にまとめてくれる時代だからこそ、現場で得た一次情報の価値はむしろ高まっていると僕は考えています。

今年の展示会トレンド

今年の会場から感じたトレンドは、大きく3つあります。

1つ目は、体験型コンテンツの充実です。ワークショップや実演、試飲・試食など、来場者が五感で価値を感じられる展示が主役になりつつあります。

2つ目は、来場者参加型の評価の仕組みです。推しブースアワードのように、来場者の声がそのまま出展者へのフィードバックとして返っていく流れは、これからの展示会のひとつの方向性を示しているのかもしれません。

3つ目は、地域の魅力発信とインバウンドへの意識です。伊豆・小笠原諸島や全国物産のカテゴリが設けられていることからも、東京の中心で地域の価値を伝える場としての役割が広がっていることがわかります。

過去のレポート

同じ展示会の過去のレポートを公開しています。業界の流れや変化を立体的に見る定点観測の材料になさってください。

組合まつり2024

展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス

組合まつりのように一般の方とビジネス目的の方が混在する展示会では、「誰に何を伝えるのか」を事前に決めておくことが成果を大きく左右します。

体験コーナーに人が集まることは、とても素晴らしいことです。ただし、体験して終わりになってしまうと、せっかくの出会いが次につながりません。

体験の合間に「普段はどんなお仕事をされているのですか」と一言たずねてみてください。そこから、取引先候補や協業先との接点が見つかることは少なくないはずです。

組合で出展する場合は、組合員同士で役割分担を決めておくことも大切です。誰が来場者の対応をし、誰が情報を記録し、会期後に誰がフォローするのか。ここが曖昧なままだと、共同出展の強みが生かしきれません。

そして、展示会の成果は会期後のフォローで決まります。得られた名刺や来場者の声を組合内で共有し、各社の次の営業活動につなげていく。この流れができれば、組合出展は単なるPRの場から、確かな営業の場へと変わっていきます。

10年にわたり中小企業の挑戦を支えてきたこの展示会が、これからも多くの組合と企業の新しい「繋がる力」を生み出していくことを、心から応援しています。

※この記事はAIを活用して作成しました。

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