展示会を失敗させないセミナー

海外ビジネスEXPO2026東京|現地観察レポート

展示会場の様子がわかる動画です。

会場を歩いてまず感じたこと

浜松町の東京都立産業貿易センターに足を運び、エレベーターを降りた瞬間から、会場には真剣な空気が満ちていました。

来場者の多くが、手元のメモやスマートフォンを見ながら目的のブースを探している様子が印象に残っています。

今回は3階と4階の2フロアに拡大しての開催です。

フロアが増えたことで通路にゆとりが生まれ、ブースの前で腰を据えて相談する姿があちこちで見られました。

「海外に出たいが、何から始めればいいのかわからない」。そんな悩みを抱えた方々が、答えを求めて集まってくる場なのだと、僕はあらためて実感しました。

展示会基本情報

開催日時

2026年9月17日(木)から9月18日(金)までの2日間、いずれも10時から17時まで開催されました。

会場

東京都立産業貿易センター浜松町館の3階・4階です(東京都港区海岸1-7-1)。

主催者

海外ビジネスEXPO実行委員会(株式会社Resorz、一般社団法人国際連携推進協会)が主催しています。

公式サイト

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来場者層

海外進出を検討している企業の経営者や経営幹部、海外事業部門の担当者が中心です。

すでに海外展開を進めている企業が次の一手を探しに来るケースに加え、これから初めて海外に挑戦しようという中小企業の姿も多く見受けられました。

主な出展分野

海外ビジネス支援企業約100社が出展し、会期中には40のセミナーが行われました。

分野は海外進出支援をはじめ、インバウンド、グローバル人材活用など幅広く、同時開催のインバウンドEXPOとグローバル人材EXPOとあわせて、海外ビジネスに関わる課題を一か所で相談できる構成になっています。

展示会の特徴

この展示会の最大の特徴は、来場者が「課題を持って」来ていることです。

製品を眺めて回る展示会とは異なり、ここでは法人設立、現地パートナー探し、販路開拓、人材確保といった具体的な悩みを持った方が、相談相手を探しに訪れます。

僕が常々お伝えしている「展示会は売り込みの場ではなく、相談の場である」という構造が、非常にわかりやすく表れている展示会といえるでしょう。

入場無料の事前登録制で、会場限定の資料が無料で手に入るという工夫も、来場の後押しになっていたはずです。

今回のみどころ

今回のテーマは「AI時代の『海外ビジネス』」。

「AI×現地力」というキーワードが掲げられ、AIによる効率化と、現地に根ざした人脈や知見をどう組み合わせるかが大きな論点となっていました。

40本のセミナーでは最新トレンドや市場動向、成功事例が語られ、立ち見が出るほどの熱気を見せる回もありました。

セミナーで得た情報をもとにブースへ相談に向かう来場者の流れができていたことも、見逃せないポイントです。

注目ポイント

僕が特に注目したのは、「AI×現地力」というテーマそのものです。

AIは、すでに公開された情報を集めて整理することが得意です。一方で、現地の商習慣や担当者の人柄、交渉の肌感覚といった一次情報は、実際に足を運び、人と会わなければ得られません。

AIが普及するほど、こうした一次情報の価値は高まっていきます。

その一次情報を持つ支援企業と、直接会って話せる場を用意したという点に、主催者の確かな問題意識を感じました。

会場の様子

2フロア構成になったことで、フロアごとに異なる空気が生まれていたのも興味深いところです。

セミナー会場付近では講演終了後に人の波が生まれ、その流れが周辺のブースへと広がっていきました。

ブースでは、机を挟んで来場者と出展者が向き合い、資料を指さしながらじっくり話し込む光景が数多く見られます。

短時間で名刺交換を済ませるというより、一件一件の相談に時間をかけるスタイルが主流でした。

今回、来場者の足を止めていたブースには共通点がありました。それは「誰に、何を伝えるのか」が明確に設計されていることです。こうした成果の出る展示会営業は、決して偶然ではなく再現可能です。その具体的な考え方と手順は、展示会成功のための全体像で体系的にまとめています。

「タイ進出を検討中の製造業の方へ」「越境ECの初期費用を抑えたい方へ」のように、対象と課題を絞り込んだ打ち出し方をしているブースほど、来場者が自然と足を止めていた印象です。

海外ビジネスEXPO東京2026の会場の様子_展示会営業術 海外ビジネスEXPO東京2026の会場の様子_展示会営業術 (4) 海外ビジネスEXPO東京2026の会場の様子_展示会営業術 (3) 海外ビジネスEXPO東京2026の会場の様子_展示会営業術 (2)

業界への意味

国内市場の縮小が続くなか、中小企業にとって海外市場は避けて通れない選択肢になりつつあります。

とはいえ、海外進出は一社だけで進めるには負担の大きい挑戦です。

だからこそ、法務、会計、マーケティング、人材といった各分野の専門家に一度に出会えるこの展示会は、挑戦する企業にとって心強い入口になっています。

支援企業の側から見ても、課題を明確に持った見込み顧客と効率よく出会える、きわめて営業生産性の高い場だといえるでしょう。

今年の展示会トレンド

今年のトレンドとして感じたのは、大きく3つです。

1つ目は、AI活用を前提とした海外展開支援の広がりです。市場調査や翻訳、現地向けマーケティングにAIを組み込む提案が目立ちました。

2つ目は、インバウンドとアウトバウンドの接近です。訪日客への対応をきっかけに海外市場へ関心を広げる企業が増えており、同時開催のインバウンドEXPOとの相乗効果も生まれていました。

3つ目は、人材の問題です。グローバル人材の採用や定着は多くの企業が抱える共通課題であり、グローバル人材EXPOの同時開催は時宜にかなった企画だと感じます。

過去のレポート

同じ展示会の過去のレポートを公開しています。業界の流れや変化を立体的に見る定点観測の材料になさってください。

海外ビジネスEXPO東京2024|現地観察レポート

海外ビジネスEXPO東京2023

海外ビジネスEXPO2022

展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス

この展示会に出展する支援企業の皆さんに、ぜひ意識していただきたいことがあります。

それは、「何でもできます」ではなく、「誰の、どんな課題を解決するのか」を一目で伝えることです。

海外ビジネス支援はサービスが目に見えにくく、来場者は短い時間のなかで相談先を選ばなければなりません。対象国、業種、課題をブースのキャッチコピーで絞り込むだけで、足を止める人の数は大きく変わります。

また、会期中の目的は契約を取ることではなく、関係を築くことにあります。

来場者の課題を丁寧に聞き取り、会期後には聞き取った内容を踏まえたお礼と情報提供を届けてください。名刺を関係性に変えられるかどうかは、このフォローにかかっています。

海外への挑戦を志す企業と、それを支える企業が出会うこの展示会が、これからも日本企業の新しい可能性を切り拓く場であり続けることを、僕は心から応援しています。

※この記事はAIを活用して作成しました。

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