展示会場の様子がわかる動画です。
会場を歩いてまず感じたこと
東京ビッグサイト西ホールに足を踏み入れた瞬間、僕が感じたのは「ここは商談のための場所だ」という空気でした。
華やかなファッションショーのような演出ではありません。生地見本を手に取り、縫製の仕上がりを確かめ、ロットや納期について真剣に言葉を交わす姿が、会場のあちこちで見られます。
AFF(ASIA FASHION FAIR)は、アジアの生産現場と日本市場をつなぐOEM・ODM専門の展示会です。20年以上続いてきた歴史の重みが、会場の落ち着いた熱気から伝わってきました。
展示会基本情報
開催日時
2026年9月16日(水)から18日(金)までの3日間です。開場時間は10時から17時で、最終日のみ16時に終了します。
会場
東京ビッグサイト 西3・4ホール(東京都江東区有明3-11-1)で開催されました。展示面積は約11,000平方メートルです。
主催者
主催はAFF株式会社、協力は一般社団法人日中経済貿易センターです。
公式サイト
来場者層
アパレルブランドの企画・生産担当者、小売店のバイヤー、デザイナー、商社の担当者が中心です。
加えて、サステナブルな生産に関心を持つ企業や、小ロットでのものづくりを模索するスタートアップ・D2Cブランドの方々も目立ちました。
主な出展分野
素材、アパレル、服飾品、ホームテキスタイル、副資材、ペットグッズなど、ファッション関連の生産を幅広くカバーしています。中国を中心に、日本や東南アジアの企業も出展していました。
展示会の特徴
この展示会の最大の特徴は、「日本市場に対応できるOEM・ODMパートナー探し」に目的が絞り込まれている点にあります。
出展しているのは、日本企業との取引実績を豊富に持つサプライヤーが中心です。そのため来場者は、品質、ロット、納期、価格を一つの会場で比較検討できます。
いわば、調達のワンストップ窓口のような役割を果たしているわけです。
通常であれば、海外の工場を一社ずつ訪ね歩くには膨大な時間とコストがかかります。それが3日間で、しかも東京で完結する価値は非常に大きいと僕は考えています。
今回のみどころ
今回特に注目されていたのが、業界を代表する方々によるセミナーです。
ユナイテッドアローズのCOOやビームスの最高顧問、ファッションディレクターらが登壇し、市場の見立てやこれからの売り場づくりについて語る機会が用意されていました。
生産パートナーを探しに来た来場者が、同じ場所で小売の最前線の視点に触れられる。この組み合わせは、主催者の工夫が光るポイントだと感じます。
注目ポイント
僕が注目したのは、出展者の多くが「何ができるか」を具体的に示していたことです。
最小ロットの数量、対応可能な加工の種類、取得している国際認証などを、ブースで明確に打ち出している企業が少なくありませんでした。
OEM・ODMの展示会では、来場者は最初から具体的な課題を抱えて会場に来ています。「この条件で作れるか」という問いに対し、答えが一目でわかるブースほど、立ち止まる人が多かった印象です。
今回、来場者の足を止めていたブースには共通点がありました。それは「誰に、何を伝えるのか」が明確に設計されていることです。こうした成果の出る展示会営業は、決して偶然ではなく再現可能です。その具体的な考え方と手順は、展示会成功のための全体像で体系的にまとめています。
会場の様子
会場には、生地やサンプル製品がぎっしりと並んだブースが続いていました。
来場者がサンプルを手に取り、裏返して縫い目を確認する姿は、この展示会ならではの光景でしょう。
通訳を交えながら、ロット数や単価についてじっくり話し込む商談も各所で見られました。立ち話で終わらず、テーブルに座って具体的な条件を詰めていく様子からは、来場者の本気度がうかがえます。

業界への意味
アパレル業界は今、大量生産・大量在庫のモデルから、必要な量を必要なときに作るモデルへと転換を迫られています。
その流れの中で、小ロット・短納期に対応できる生産パートナーの存在は、ブランドにとって経営の生命線になりつつあります。
AFFは、そうしたパートナーと出会うための重要なインフラです。長年にわたってアジアの生産現場と日本市場の橋渡しを続けてきた主催者の尽力に、僕は深い敬意を感じました。
今年の展示会トレンド
今年の会場から読み取れたトレンドは、大きく三つあります。
一つ目は、小ロット・短納期への対応力です。在庫リスクを抑えたいブランドの要望に応えようと、多くのサプライヤーが柔軟な生産体制をアピールしていました。
二つ目は、サステナビリティへの取り組みです。GRSやBSCIといった国際的な認証を取得した企業が増えており、環境配慮素材の提案も目立ちました。
三つ目は、生産地の多様化になります。中国に加えて東南アジアの企業も存在感を示し、調達先の分散を検討する来場者の関心を集めていたようです。
過去のレポート
同じ展示会の過去のレポートを公開しています。業界の流れや変化を立体的に見る定点観測の材料になさってください。
展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス
AFFのようなOEM・ODM展示会は、展示会営業の本質がとてもわかりやすく表れる場です。
来場者は「良いパートナーを見つけたい」という明確な課題を持って会場に来ています。つまり出展者にとっては、売り込みではなく相談を受ける立場に立てる、非常に恵まれた環境だといえます。
出展者の方には、ブースで「自社は何が得意で、どんな条件なら対応できるのか」を一言で伝えるキャッチコピーを用意することをおすすめします。多くのブースが並ぶ中で、来場者が立ち止まるかどうかは数秒で決まるからです。
そして、当日の目的は名刺を集めることではありません。来場者の課題をしっかりと聞き、関係を築くことに力を注いでください。
会期後のフォローも重要です。展示会の成果は、会期後の連絡と提案で決まります。サンプル送付や見積もりの提示をスピーディーに行うことで、出会いが確かな取引へと育っていくはずです。
来場者の方にとっても、この展示会は一次情報の宝庫です。インターネットでは得られない素材の手触りや、工場担当者の人柄、対応のスピード感は、現地でしか確かめられません。
アジアの生産力と日本のものづくりの感性が出会うこの場から、新しいブランドや商品が次々と生まれていくことを、僕は心から楽しみにしています。
※この記事はAIを活用して作成しました。
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展示会営業(R)コンサルタント。経済産業大臣登録中小企業診断士。詳細はウィキペディアご参照。
展示会をテーマとした著書5冊を含む合計7冊を執筆し、すべてAmazon部門1位を獲得している。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。

