FOOMA JAPAN 2026|現地観察レポート
展示会場の様子がわかる動画です。
会場を歩いてまず感じたこと
初日から会場は尋常でない熱気に包まれていました。
朝のオープンと同時に、多くの来場者が目当てのブースへ向かって歩いていく光景は、食品業界全体が今この展示会に集中しているのだということをリアルに感じさせてくれるものでした。
今年、特に印象的だったのは「撮影禁止」を掲げるブースが例年よりも増えていたことです。
機械の前に撮影禁止の表示を立て、スタッフが丁寧に説明しながらも写真は固くお断りする——そんな光景が会場のいたるところで見られました。
これは単なる情報管理の話ではありません。それだけ「まだ誰も見たことのない技術」を引っ提げて出展している企業が増えているという証拠でもあります。
業界の活気と技術革新の速度が、この現象に象徴されているように思います。
展示会基本情報
開催日時
2026年6月(4日間開催)
会場
東京ビッグサイト(東展示棟)
主催者
一般社団法人 日本食品機械工業会
公式サイト
来場者層
食品・飲料メーカーの製造・生産技術・購買担当者を中心に、食品関連のエンジニアや研究開発担当者が多く来場します。
中堅・中小の食品加工業者も多く、「現場の課題を解決したい」という明確な目的を持った来場者が目立ちます。
主な出展分野
食品加工機械、包装・梱包設備、衛生管理システム、計量・検査機器、冷凍・冷蔵技術、AI・ロボット活用技術など、食品製造に関わるあらゆる分野が集結します。
展示会の特徴
FOOMA JAPANは、国内最大規模の食品機械専門展示会です。
アジア最大級とも称されるこの展示会には、国内外の有力企業が最新技術を持ち寄り、来場者に向けてその価値を発信します。
他の製造業系展示会と比べても、来場者の「課題解決意識」が非常に高いことがこの展示会の大きな特徴です。
会場に来る方のほとんどが何らかの生産上の課題を抱えており、情報収集に真剣な姿勢で臨んでいます。
今回の見どころ
今年の展示会で強く目を引いたのは、食品製造へのAI・ロボット活用の急速な進化です。
数年前は「実証段階」だったような技術が、今年は「現場導入済み」として堂々と紹介されていました。食品業界のデジタル化が確実に一段階進んだことを感じさせます。
もう一つの見どころは、衛生・安全管理技術の充実です。食品安全に対する意識が国際的に高まる中、検査・洗浄・殺菌に関する出展が年々増加しています。
注目ポイント
来場者の足を止めていたブースには、ある共通点がありました。
それは「誰に、何を伝えるのか」が明確に設計されていることです。キャッチコピーや展示の順番が論理的に組み立てられており、立ち止まった来場者が自然に商談へと進んでいく流れができていました。
こうした成果の出る展示会営業は、決して偶然ではなく再現可能です。その具体的な考え方と手順は、展示会成功のための全体像で体系的にまとめています。
一方で、一生懸命ブースを装飾し、スタッフが熱心に声をかけているにもかかわらず、来場者の流れが止まらないブースも少なくありませんでした。
頑張りが成果につながるかどうかは、設計の有無によって大きく変わります。
会場の様子
会場は広大な東展示棟をほぼ使い切るほどの規模で、歩いていても終わりが見えないほどの出展数でした。
フードテックや省人化技術に関連したブースエリアは特に混雑しており、担当者に質問する来場者が長い列を作る場面も見られました。
ブースのデザイン面では、大手メーカーによる映像演出を取り入れた大型展示が目立つ一方、中小企業のブースでも「伝えたい内容を絞り込む」という工夫が随所に見られ、展示会ブースづくりの成熟度が上がっていると感じます。






業界への意味
食品業界は今、労働力不足・原料高騰・消費者ニーズの多様化という三重の課題に直面しています。
そのような環境の中でFOOMA JAPANは、業界全体が「どこに向かおうとしているのか」を確認できる貴重な場として機能しています。
展示会に並ぶ技術の一つひとつは、業界が課題にどう向き合っているかのリアルな答えです。製品カタログやウェブサイトでは伝わらない「現場の本音」が、この会場には詰まっています。
今年の展示会トレンド
今年のFOOMA JAPANで見えてきたトレンドをまとめると、大きく三つになります。
一つ目は「省人化・自動化の本格化」です。ロボットや搬送システムの導入が、これまでの試験的な段階を超え、実用フェーズに入っています。
二つ目は「情報保護への意識の高まり」です。冒頭でも触れた撮影禁止ブースの増加は、独自技術を持つ企業が増えていることの裏返しでもあります。競争環境が激しくなるほど、一次情報の価値は高くなります。
三つ目は「来場者とのコミュニケーション設計の深化」です。一方的な展示から、来場者に体験させる・課題を引き出すという双方向型のブース演出にシフトしている企業が増えています。
過去のレポート
FOOMA JAPANの過去の現地観察レポートもご参照ください。毎年の変化を比較することで、食品機械業界のトレンドをより立体的に把握できます。
展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス
FOOMA JAPANのような専門展示会は、来場者の質が非常に高い展示会です。
来場者の多くは、すでに課題を持って会場に来ています。つまりブース側がやるべきことは「アピール」ではなく「課題を聞くこと」です。
撮影禁止が増えているという今年の傾向が示すように、多くの企業が独自技術を武器に勝負しています。だからこそ、その技術が「誰のどんな課題を解決するのか」を言葉にして伝えられるかどうかが、成果を左右します。
展示会の現場で得られる一次情報——来場者の反応、競合の見せ方、業界の温度感——これらはどんな調査でも代替できない財産です。ぜひ会場での体験を、会期後の営業活動に活かしてください。
※この記事はAIを活用して作成しました。
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展示会営業(R)コンサルタント。経済産業大臣登録中小企業診断士。詳細はウィキペディアご参照。
展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。

