リコー バリュープレゼンテーション東京|現地観察レポート
展示会場の様子がわかる動画です。
会場を歩いてまず感じたこと
会場に入った瞬間、僕は思わず足を止めました。
目に飛び込んできたのは、太鼓です。
リコーのプライベート展示会「バリュープレゼンテーション東京」は、武士をモチーフにした会場づくりが随所に施されていました。ゾーン名が「成長の陣」という言葉になっていて、訪れた瞬間からその世界観に引き込まれます。
太鼓があったりと武士っぽいアレンジが随所に見られ、単なる製品紹介の場とは一線を画した空間演出になっていました。
そして会場の出口には、「ビジネス成功祈願」と書かれたボードに絵馬がかけられていました。
このひと手間に、リコーの姿勢が表れていると思います。展示会を楽しい体験で終わらせるのではなく、来場者の商売繁盛まで本気で願っているという、泥臭く中小企業を支援しようとしている意図が、そこには確かに込められていました。
展示会基本情報
開催日時
2026年開催(詳細な日程は公式サイトでご確認ください)
会場
東京都内(詳細は公式サイトをご参照ください)
主催者
株式会社リコー
公式サイト
来場者層
主な来場者層は中小企業の経営者や管理職、IT担当者などです。リコーが長年取引してきた既存顧客を中心としながら、新規見込み顧客にも広く門戸を開いた構成でした。
プライベート展示会という性格上、招待制の色合いが強く、来場者の課題意識は比較的高い印象を受けました。
主な出展分野
オフィス機器・プリンティングソリューション、クラウドサービス、DX推進ツール、業務効率化ソリューションなど、リコーが展開するビジネスソリューションが幅広く紹介されていました。
特に中小企業の現場課題に応える形で、各ゾーンが設計されていた点が印象的です。
展示会の特徴
リコーのバリュープレゼンテーション東京は、いわゆる一般向けの大規模展示会とは性格が異なります。
プライベート展示会という形式を選んでいるのは、来場者一人ひとりと深く向き合いたいという姿勢の表れでしょう。
会場全体を通して感じたのは、「売り込む場」ではなく「一緒に考える場」として設計されているという点でした。
製品を並べて展示するのではなく、顧客の課題から始まり、解決策としてリコーのソリューションが提示される流れになっています。このアプローチは、展示会営業の観点から見ても非常に理にかなっています。
今回の見どころ
今回の最大の見どころは、やはり「成長の陣」という世界観を徹底した会場演出です。
単にデザインが武士テイストというだけではありません。「陣」という言葉には、戦略的に布陣を整えて戦いに臨むというニュアンスがあります。
それは、展示会を通じてリコーが伝えたかったメッセージでもあるのかもしれません。中小企業が今の厳しいビジネス環境の中で成長するためには、戦略的な取り組みが必要だという、静かな問いかけでした。
また、会場内に設置された太鼓は、訪れた人の記憶に残る仕掛けとして機能していました。五感に働きかける展示会づくりとして、とても印象的な演出です。
注目ポイント
展示会の現場で僕が特に注目したのは、出口の絵馬コーナーでした。
「ビジネス成功祈願」と書かれたボードに、来場者が思い思いの願いを込めた絵馬をかけていく。この演出は、単なるエンターテインメントではありませんでした。
来場者が絵馬に言葉を書くという行為は、自分自身のビジネス課題を言語化するプロセスでもあります。そして絵馬を飾ることで、「リコーと一緒に頑張ろう」という連帯感が生まれます。
展示会で成果を出すためには、名刺を集めるより関係性を深めることが重要ですが、リコーはその本質を見事に体現していました。非常に巧みな関係構築の仕掛けだと感じます。
会場の様子
会場に入るとまず、武士の甲冑をモチーフにしたビジュアルが目に入ります。ゾーンごとに「陣」の世界観が貫かれていて、一貫したブランド体験を提供していました。
各ゾーンでは、リコーのスタッフが来場者に丁寧に声をかけていました。売り込む姿勢よりも、ヒアリングを大切にした対応が印象的でした。
展示会の現場で感じる空気というのは、数字や資料では伝わらないものがあります。この会場には、「本気で中小企業を助けたい」という熱量が漂っていました。
展示会の現場に立つと、「頑張っているのに成果が出ない」企業が少なくありません。その原因は、努力不足ではなく「設計」の問題であることがほとんどです。展示会営業は、正しい順番と考え方で取り組めば結果が大きく変わります。その本質については、展示会営業の成功ガイドで詳しく解説しています。


業界への意味
リコーがこのような武士テイストのプライベート展示会を開催した意味は、業界の流れとして非常に興味深いと思います。
大手メーカーがプライベート展示会を選ぶ理由は、来場者との関係の深さにあります。大規模な合同展示会では多くの企業の中に埋もれてしまいますが、プライベート展示会では自社の世界観を完全にコントロールできます。
「成長の陣」という概念で会場を統一したのも、その表れでしょう。来場した中小企業の経営者に、「リコーと一緒に戦う覚悟を持とう」というメッセージを伝えようとしているように感じました。
業界全体として見ると、展示会は単なる製品発表の場から、顧客との関係を深めるための戦略的な場へと進化しつつあります。リコーの取り組みは、その最前線を示すものです。
今年の展示会トレンド
2026年の展示会トレンドとして、僕が現場で感じているのは「体験価値の向上」です。
製品をただ並べるだけの展示会は、もはや来場者の心をつかめません。五感に訴える演出、参加型のコンテンツ、記憶に残る仕掛けが求められています。
リコーのバリュープレゼンテーションは、まさにそのトレンドを体現していました。太鼓の音、武士の世界観、絵馬への書き込み体験——これらは来場者の記憶に確かな痕跡を残します。
また、プライベート展示会という形式を選ぶ企業が増えているのも、今年の特徴のひとつです。大規模展示会のリーチよりも、質の高い顧客との関係構築を優先するという判断は、展示会営業の本質と一致しています。
展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス
リコーのバリュープレゼンテーション東京を見て、あらためて感じたことがあります。
展示会のテーマや世界観は、「来場者に何を感じてほしいか」から逆算して設計すべきです。「成長の陣」というテーマは、来場した中小企業の経営者に「勝ちに行く覚悟」を持ってもらいたいという想いから生まれているはずです。
そして出口の「ビジネス成功祈願」の絵馬。これは展示会を締めくくる仕掛けではなく、来場者との関係を続けていく起点として機能しています。
もし出展を考えている方がいれば、ぜひ問いかけてみてください。「来場者は、この展示会を出た後に何を感じるか」と。
その答えが、展示会を設計する上で最も重要な問いかけになります。
※この記事はAIを活用して作成しました。
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展示会営業(R)コンサルタント。経済産業大臣登録中小企業診断士。詳細はウィキペディアご参照。
展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。

