展示会場の様子がわかる動画です。
会場を歩いてまず感じたこと
2026年7月22日から24日までの3日間、幕張メッセで「AI World」「DX総合EXPO」「ビジネスイノベーションJapan」の3つの展示会が同時開催されました。僕が会場を訪れたのは最終日にあたる24日です。
国際展示場の4ホールから7ホールという広大な会場を使い切ったフロアは、最終日にもかかわらず多くの来場者で賑わっていました。
特に印象的だったのは、来場者の足取りに迷いが少なかったことです。漠然とした情報収集ではなく、自社のどの課題を解決したいのかをある程度決めた上で会場に来ている方が多いように見受けられました。AI活用やDXの検討が、もはや「様子見」の段階ではなく「実行」の段階に入っていることを、現場の空気から実感しました。
展示会基本情報
開催日時
2026年7月22日(水)〜24日(金)の3日間にわたって開催されました。
会場
幕張メッセ 国際展示場4〜7ホール(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)
主催者
DX総合EXPO/ビジネスイノベーションJapan/AI World実行委員会(運営:エバーリッジ株式会社)
公式サイト
AI World 公式サイトはこちら
DX総合EXPO 公式サイトはこちら
ビジネスイノベーションJapan 公式サイトはこちら
来場者層
経営者や事業責任者に加え、人事・労務、経理・財務、法務、マーケティング、営業、情報システムなど、企業の各部門で課題を抱える実務担当者が多く来場していました。無料事前登録制で、一度の登録で3つの展示会すべてに入場できる仕組みも、来場のハードルを下げている要因だと感じます。
主な出展分野
DX総合EXPOでは人事・労務、経理・財務、法務、マーケティング、営業、業務改革、情報システムといった各部門向けのDXソリューションが展示されていました。ビジネスイノベーションJapanでは経営支援やSDGs・ESG支援、働き方改革に関する提案が目立ちます。AI Worldでは生成AIやAIエージェントを中心に、AI業務改革、AI開発技術、AI人材育成、AIセキュリティ・ガバナンスといった分野のブースが並んでいました。
展示会の特徴
この3展示会は個別に語られがちですが、実際に歩いてみると一体の展示会として設計されていることがよく分かります。DXという広い枠組みの中に、経営・組織・AIという異なる切り口の展示会を重ねることで、来場者が自社の課題に応じて自由に会場を横断できる構成になっていました。
部門ごとに縦割りになりがちな企業のDX課題を、1つの会場で横断的に解決できる場を用意している点は、主催者の企画力の高さを感じさせます。
今回のみどころ
今回特に注目したのは「AI活用実践セミナー」です。3日間で全12公演が組まれ、生成AIやAIエージェントの基礎から実務での応用までを解説する内容になっていました。
もう一つの目玉は、今回初めて開催された実演型のAIワークショップです。各回40名限定の事前申込・抽選制で、参加者がノートパソコンを持参して実際に手を動かしながら学べる設計になっていました。座って話を聞くだけのセミナーとは違い、その場で理解を体験に変えられる企画は、来場者にとって大きな価値だったはずです。
注目ポイント
AI Worldのブースを中心に、生成AIを実務にどう組み込むかという具体的な提案が目立っていました。単なる技術紹介ではなく、人事・経理・営業といった現場の業務フローに落とし込んだ展示が多く、来場者の理解を助けていたように思います。
また、DX総合EXPOとビジネスイノベーションJapanの間を歩いていると、AIという技術と、経営や働き方改革という経営課題が地続きになっていることに気づかされます。技術単体ではなく、経営全体の話として展示を組み立てている出展者ほど、足を止める来場者が多い印象を受けました。
会場の様子
4ホールから7ホールへと歩く中で、ホールごとにテーマの色合いが少しずつ変わっていくのが分かりました。会場全体の動線が広く取られていたこともあり、最終日でも極端な混雑は感じられず、来場者が落ち着いてブースの担当者と会話できる環境が整っていました。
今回の展示会でも感じたのは、成果が出ている企業ほど「その場の対応」ではなく、事前・当日・事後までを一貫した設計で動いているという点です。この全体像を理解せずに出展してしまうと、どうしても場当たり的な営業になりがちです。展示会で成果を出すための考え方と具体的な進め方は、展示会営業 of 成功ガイドで体系的に解説しています。
一方で、通路側から声をかけるだけの受け身なブースも一部に見られました。せっかく多くの来場者がいる会場ですから、ちょっとした一言の工夫でもっと多くの接点を作れたのではないかと感じます。

業界への意味
今回の3展示会が同時開催という形を取っている背景には、DXという課題がもはや情報システム部門だけの話ではなく、全部門に関わるテーマになっているという実態があると考えられます。
AI時代においてAIそのものは二次情報の集積です。しかし展示会には、来場者の本音や現場のリアルな悩みといった一次情報が存在します。多くの企業がAIをどう使いこなそうとしているのか、その温度感を肌で感じられたことは、この会場を訪れた大きな収穫でした。
今年の展示会トレンド
今回の会場で強く感じたトレンドは、AIが「紹介するもの」から「実際に使うもの」へと明確に移行していることです。実演型ワークショップのような、参加者が手を動かす企画が初開催されたこと自体が、その象徴だと思います。
また、部門横断型の大型展示会という形式そのものも、今後さらに広がっていくのではないでしょうか。1つの経営課題が複数部門にまたがる時代だからこそ、来場者が自由に会場を行き来できる構成には合理性があります。
過去のレポート
過去の展示会レポートについても、順次公開してまいります。あわせてご覧いただけますと幸いです。
DX総合EXPO、ビジネスイノベーションJapan、JapanコンテンツWeek、Japan Web3 Week2024
展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス
これだけ大規模で、テーマの重なる展示会が同時開催される場合、出展者にとって重要になるのは「自社がどの来場者に向けた企業なのか」を一目で伝えることです。人事向けなのか、経営者向けなのか、情報システム部門向けなのかが曖昧なままでは、せっかく足を止めてくれた来場者を逃してしまいます。
今回のように部門横断型の会場では、来場者は限られた時間で複数のホールを回ります。だからこそ、ブースの前を通り過ぎる数秒で「誰の、どんな課題を解決するのか」を伝えるキャッチコピーの精度が、成果を大きく左右すると感じました。
そしてもう一つ大切なのは、会期後のフォローです。名刺交換そのものはゴールではなく、そこから関係性をどう築いていくかが展示会営業の本質になります。今回出会った来場者一人ひとりとの対話を、次の商談につなげていく企業が増えることを願っています。
※この記事はAIを活用して作成しました。
展示会で成果を出すコツを知りたい方へ
このセミナーに参加すると、
成果を出すノウハウを習得できます。

展示会営業(R)コンサルタント。経済産業大臣登録中小企業診断士。詳細はウィキペディアご参照。
展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。

