展示会場の様子がわかる動画です。
会場を歩いてまず感じたこと
東京国際フォーラム ホールEに足を運んで、最初に感じたのは会場全体の落ち着いた密度でした。
いつものAI関連展示会とは、少し空気が違います。
来場者の多くが、すでに社内でAI活用のプロジェクトを走らせている担当者だという印象を受けました。名刺交換の場面を見ていても、雑談ではなく具体的な課題の話から始まっているケースが目立ちます。
僕はこれまで数多くのAI関連展示会を見てきましたが、来場者の「本気度」がここまで高い展示会は久しぶりだと感じました。
展示会基本情報
開催日時
2026年8月5日(水)・6日(木)の2日間、10時から17時まで開催されています。
会場
東京国際フォーラム ホールE(東京都千代田区丸の内3-5-1)です。ガラス棟で知られる、都心のアクセスに優れた会場です。
主催者
RX Japan株式会社が主催しています。NEXTECH WEEKをはじめ、数多くの専門展を手がけてきた実績のある主催者です。
公式サイト
来場者層
PoCの段階から、本番運用、業務代替、全社的な実装まで、AI活用のフェーズごとに具体的な課題を抱えた企業担当者が中心でした。
部長職以上を対象としたVIP登録の仕組みも用意されており、意思決定に近い立場の方の来場を後押しする設計になっています。
主な出展分野
生成AIの活用基盤、業務自動化ソリューション、AIエージェント、データ分析基盤など、AI導入の実務に直結する分野が中心です。
個人利用のAIツールから、全社的な意思決定を支えるシステムまで、企業の成熟度に応じた幅広い提案が並んでいました。
展示会の特徴
この展示会最大の特徴は「AXフェーズ特化型」を掲げている点にあります。
来場者のAI活用の成熟度を、個人利用の段階から全社最適の段階まで4つのフェーズに分けて可視化し、出展社との的確なマッチングを狙う設計です。
単に最新技術を並べるのではなく、来場者一人ひとりの現在地に寄り添おうとする姿勢に、主催者の工夫を感じました。
今回のみどころ
今回の見どころは、なんといってもAX1からAX4までのフェーズ分けそのものです。
AX1は個人レベルでのAIツール活用、AX2は組織・部門への展開、AX3はAIによる代替・自動化、AX4はAIを軸にした意思決定・全体最適という段階になっています。
自社が今どの段階にいるのかを来場前に整理しておくことで、会場での時間の使い方が大きく変わる。そんな設計思想が随所に感じられました。
注目ポイント
会場を歩いていて特に目を引いたのは、AI活用レベルに応じて案内表示やパネルが色分けしてあることでした。
来場者は自分のフェーズに合った色を目印にブースを回れるため、目的の情報にたどり着きやすくなっています。細かい部分ですが、来場者体験を高める工夫だと感じました。
もうひとつ印象的だったのが、ブースの作り込み方です。国際フォーラムでの開催だからでしょうか、過度にお金をかけた大掛かりな装飾は少なく、パネルと担当者の対話を軸にしたシンプルなブースが目立ちました。
出展者にとっては、無理に予算をかけずに済む分、コストパフォーマンスの良い展示会だという印象を受けます。
会場の様子
会場全体としては、派手さよりも対話の密度を重視した雰囲気が広がっていました。
多くのブースで見られたのは、「頑張りが逆効果になってしまっている」状態でした。情報を詰め込みすぎたパネルの前を、来場者が足早に通り過ぎてしまう場面も見受けられます。せっかく全力で取り組んでいるのにこれではもったいないです。
このようなもったいない状況を避けるためには、展示会営業を構造的に捉える必要があります。具体的な改善ポイントは、展示会営業で成果を出すための全体設計で詳しく解説しています。
一方で、担当者が来場者の課題を一言二言ヒアリングしてから説明を始めているブースには、自然と人が留まっていました。

業界への意味
AI活用の成熟度でフェーズ分けをする展示会が登場したこと自体、業界が新しい段階に入ったことを示していると思います。
これまでのAI関連展示会は、「AIとは何か」を紹介する場が中心でした。
しかし今回のように、導入企業の成熟度を前提に会場設計を行う展示会が出てきたということは、AIがすでに「導入するかどうか」の議論を超え、「どう定着させるか」という実務の段階に移っている証だと感じます。
今年の展示会トレンド
今年の傾向として強く感じたのは、企業側の関心が「ツールの紹介」から「成果につながる実装」へと移っていることです。
単体のAIツールの機能説明よりも、業務プロセス全体にAIをどう組み込むかという文脈での提案が目立ちました。
また、部門横断でのAI活用や、意思決定そのものへのAI活用といった、より経営に近いテーマを扱うブースが増えていた点も印象的でした。
展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス
今回の会場を歩いて改めて感じたのは、AI活用のフェーズが企業によって大きく異なるという当たり前の事実です。
出展社の皆さんに伝えたいのは、自社が想定する来場者のフェーズを一つに絞り込む勇気を持ってほしいということです。
AX1の初心者にも、AX4の意思決定層にも同時に刺さるメッセージを作ろうとすると、結局どの層にも刺さらないブースになりかねません。
展示会営業の基本は、誰に何を伝えるかを絞り込むことにあります。今回のようにフェーズ分けが明確な展示会であれば、なおさらターゲットを一つに定めた設計が効果を発揮するはずです。
そして、会場での対話は入り口に過ぎません。名刺交換の後、どれだけ丁寧にフォローできるかで、商談化の確率は大きく変わってきます。フェーズに応じた課題を丁寧に聞き取ったブースほど、その後の関係構築につながりやすいと僕は感じています。
※この記事はAIを活用して作成しました。
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