展示会場の様子がわかる動画です。
会場を歩いてまず感じたこと
今回、僕は開幕日に東京国際フォーラムへ足を運びました。ホールEに入ってまず伝わってきたのは、業界関係者だけが集う専門展ならではの落ち着いた熱気です。
一般消費者向けの展示会とは違い、来場者の多くが業界の課題を明確に持って歩いています。ブースの前で立ち止まる時間が長く、名刺交換の前にじっくり話し込む光景が目立ちました。
ケーブルテレビという、地域に根ざした産業の専門展らしい空気感を、会場に入った瞬間から感じ取ることができました。
展示会基本情報
開催日時
技術展示会は2026年7月23日(木)9時30分から18時まで、24日(金)9時30分から17時までの2日間にわたって開催されます。同時開催のオンライン展示会は6月23日(火)から9月9日(水)まで実施され、アーカイブ配信は9月30日(水)まで視聴可能です。
会場
会場は東京国際フォーラムです。ケーブル技術ショーはホールE、同時開催のケーブルコンベンションはホール(B5・B7・D5・D7)と会議室(G502・G510)を使用しています。
主催者
主催は一般社団法人日本ケーブルテレビ連盟、一般社団法人日本CATV技術協会、一般社団法人衛星放送協会の3団体です。後援に総務省が名を連ね、日本ケーブルラボなどが特別協賛として支えています。
公式サイト
来場者層
ケーブルテレビ事業者をはじめ、放送・通信関連企業の技術担当者、自治体で地域DXを推進する立場の方々が中心と見受けられました。技術展示会だけで1万人、技術セミナーに2千人、オンライン展示会には1万7千人の来場が見込まれており、リアルとオンラインを合わせた規模の大きさがうかがえます。
主な出展分野
プラットフォームや4K・8K、ローカル5G、ハイブリッドキャストなどを扱うトータルソリューション分野と、ヘッドエンド系、受信端末系、伝送系、制作系、CPS・IoTといった最新技術分野が両輪を成しています。出展規模は104社、89ブース、共同出展26社を含む221小間という、業界専門展としては厚みのある構成です。
展示会の特徴
この展示会最大の特徴は、経営・事業戦略を語る「ケーブルコンベンション」と、技術・製品を見せる「ケーブル技術ショー」が同一会期・同一会場で連動している点です。一つの入場登録で両方に参加できるため、経営層と技術者が同じ場を共有できる設計になっています。
加えて、リアル会場とオンライン展示会を併走させるハイブリッド構成も特徴的です。地方のケーブルテレビ事業者にとって、現地に来られなくても情報にアクセスできる導線が用意されている点は、地域産業を支える展示会らしい配慮だと感じました。
今回のみどころ
今回とくに目を引いたのは「地域DX・地域共創ゾーン」の存在です。ケーブルテレビ各社が持つ地域とのつながりを、デジタル技術でどう強化していくかという提案が数多く並んでいました。
これまでケーブルテレビ業界というと、放送インフラの提供者というイメージが強かったように思います。しかし今回のゾーン構成を見る限り、地域の課題解決パートナーとしての存在感が確実に高まっていました。
注目ポイント
会場を歩いていて気づいたのは、成果が出ている企業ほど「その場の対応」ではなく、事前・当日・事後までを一貫した設計で動いているという点です。この全体像を理解せずに出展してしまうと、どうしても場当たり的な営業になりがちです。
展示会で成果を出すための考え方と具体的な進め方は、展示会営業 of 成功ガイドで体系的に解説しています。
専門技術を扱う展示会だからこそ、専門用語を並べるだけでなく、来場者の課題に寄り添う一言が力を発揮する場面が目立ちました。
会場の様子
ホールEの通路は、開幕直後から業界関係者の熱心な動きで活気づいていました。トータルソリューションゾーンでは複数企業のブースが隣接し、比較検討しながら回る来場者の姿が印象的です。
トライアルゾーンでは、初出展とみられる企業のスタッフが緊張しながらも丁寧に説明する様子がうかがえました。長年出展を重ねてきた大手企業のブースとは違う、初々しい熱意が伝わってくる一角でした。
会議室で行われている技術セミナーにも、多くの技術者が足を運んでいる様子でした。展示ブースと学びの場が同じ会場内に共存している点も、この展示会らしい光景です。


業界への意味
ケーブルテレビ業界は、放送だけでなく通信や地域サービスへと役割を広げてきた歴史を持っています。今回の会場構成からは、業界がさらに「地域の暮らしを支えるインフラ」としての存在意義を模索している姿勢が伝わってきました。
総務省が後援に入っていることからも、業界の技術革新が地域社会全体の課題解決に直結する取り組みとして位置づけられていることがわかります。今後は、単独の技術力だけでなく、自治体や他業種との連携をどう深めるかが、業界の成長を左右していくと感じました。
今年の展示会トレンド
今年目立ったのは、ローカル5GやCPS・IoTといった、放送の枠を超えた技術展示の増加です。ケーブルテレビ各社が単なる映像配信事業者から、地域の情報インフラを支える事業者へと軸足を移していることが、出展構成にも表れていました。
オンライン展示会を6月から9月までの長期間にわたって併走させる運営スタイルも、今年らしい特徴です。会期を一日限りの勝負にせず、情報発信の期間そのものを延ばしていく発想は、他業界の展示会にとっても参考になる工夫だと思います。
過去のレポート
過去の展示会レポートについても、順次公開してまいります。あわせてご覧いただけますと幸いです。
展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス
今回の会場を歩いて感じたのは、専門性の高い業界展示会ほど、来場者は既に一定の知識を持って会場に来ているという点です。だからこそ、初歩的な説明に時間を割くよりも、自社ならではの強みを端的に伝える準備が欠かせません。
ケーブルコンベンションと技術ショーが同時開催されているように、経営層と技術者の双方が来場する展示会では、両方の視点に届くメッセージ設計が求められます。片方だけに刺さるブースでは、せっかくの機会を半分しか活かせません。
そして、この業界には来場者の生の声という一次情報が集まります。会期中に得た課題感や反応を持ち帰り、会期後のフォローにつなげてこそ、展示会は真の成果を生みます。ケーブルテレビ業界の技術革新が、これからも地域の暮らしを支える力になっていくことを、心から願っています。
※この記事はAIを活用して作成しました。
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展示会営業(R)コンサルタント。経済産業大臣登録中小企業診断士。詳細はウィキペディアご参照。
展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。

