展示会を失敗させないセミナー

ITEM2026 国際医用画像総合展2026|現地観察レポート

展示会場の様子がわかる動画です。

会場を歩いてまず感じたこと

パシフィコ横浜に足を踏み入れた瞬間、会場全体が静かな緊張感に包まれていました。

医療系の展示会ならではの空気感です。来場者の多くが白衣の専門家やスーツ姿の医療機器メーカー担当者で、賑やかさよりも「真剣に情報を取りにきた」という雰囲気が漂っています。

ITEM2026はJRC(日本放射線科学会)との学会併設展示会です。学会に参加する放射線科医や診療放射線技師が同時に展示会にも足を運ぶため、学会併設なので情報収集意欲の高いビジネスマンが多い印象です。

単に「製品を見に来た」という層ではなく、「課題を持って、解決策を探しにきた」方が中心です。これは出展企業にとって、非常に恵まれた環境だと言えます。

展示会基本情報

開催日時

2026年4月(JRC学術集会と同時開催)

会場

パシフィコ横浜(神奈川県横浜市みなとみらい)

主催者

一般社団法人 日本ラジオロジー協会(JRC)/一般社団法人 日本画像医療システム工業会(JIRA)

公式サイト

公式サイトはこちら

来場者層

放射線科医、診療放射線技師、臨床工学技士をはじめとする医療専門職が中心です。同時開催のJRC学術集会に参加する研究者や大学病院スタッフも多く来場します。医療機器メーカーや商社の営業担当者も数多く会場を訪れており、専門知識を持つ「質の高い来場者層」が揃う展示会です。

主な出展分野

CT・MRI・核医学機器などの放射線診断機器が主軸を占めています。近年は医療AI・画像診断支援ソフトウェアの出展が急増しており、今回も多くのブースでAI技術を活用した製品・サービスが展示されていました。そのほか、放射線治療機器、医療IT、ファントム・研究装置、放射線防護製品など、医用画像に関わる幅広い分野が一堂に会しています。

展示会の特徴

ITEM2026のテーマは「Radiology Connectome」です。

コネクトーム(Connectome)とは、神経回路のつながりを意味する神経科学の概念です。このテーマには「放射線診療に関わるすべての人・技術・情報をつなぐ」という主催者の強い意志が込められています。

単なる機器展示にとどまらず、学会発表や教育セッションと展示会が一体的に運営されることで、知識とビジネスが交差する唯一無二の場が生まれています。これがITEMの最大の特徴であり、他の展示会にはない価値です。

参加企業は40社以上にのぼり、医用画像分野では日本を代表する規模の展示会として、長年にわたり業界を牽引してきました。

今回の見どころ

今回の最大の見どころは、医療AIが「実証実験」から「実装・運用」の段階へと移行していることを、会場全体で実感できた点です。

数年前まで「開発中」「試験導入」と紹介されることが多かった医療AI製品が、今回は「導入事例〇〇件」「稼働中」という言葉とともに展示されていました。これはひとつの転換点を示しています。

各ブースで来場者と担当者が真剣に議論している場面を何度も目にしました。「どう使うか」から「どう運用するか」へ——会話のレベルが確実に上がっていると感じます。

注目ポイント

医療AIの台頭とともに、画像データの連携・標準化に関する展示が増えてきた点が印象的でした。

電子カルテや検査機器との連携、クラウドを活用したデータ共有など、院内の縦割り構造を横断する動きが各社の展示に色濃く反映されています。「Radiology Connectome」というテーマが単なるキャッチコピーではなく、業界全体の方向性を表していることを実感できます。

また、海外メーカーの存在感も際立っていました。グローバルスタンダードの技術が日本市場に本格参入してきており、国内メーカーとの競争は今後さらに激化していくでしょう。このダイナミクスを肌で感じられるのも、ITEMならではの体験です。

会場の様子

会場は終日、専門家同士の真剣な対話で満ちていました。

ブースの担当者が製品を「売る」というより「説明し、議論する」姿勢で来場者と向き合っているのが印象的です。医療の現場で使われる機器を扱う以上、慎重で丁寧なコミュニケーションが自然と求められるのでしょう。

学会会場と展示会会場を行き来する来場者も多く、ランチタイムには医師と企業担当者が名刺交換をしながら歓談する光景が随所で見られました。こうした場から生まれる関係性こそが、医療機器ビジネスの核心だと僕は感じます。

 ITEM:国際医用画像総合展2026の会場の様子_展示会営業術 ITEM:国際医用画像総合展2026の会場の様子_展示会営業術 (4) ITEM:国際医用画像総合展2026の会場の様子_展示会営業術 (3) ITEM:国際医用画像総合展2026の会場の様子_展示会営業術 (2)ITEM:国際医用画像総合展2026の会場小間割り_展示会営業術 (2)

業界への意味

医用画像の世界は今、大きな転換期にあります。

AIの導入、クラウド化、データ標準化——この三つの波が同時に押し寄せており、ITEM2026はその最前線を可視化する場になっていました。

医療機器業界は規制が厳しく、変化に慎重な業界です。それでもITEMの会場を歩いていると、確実に時代の空気が変わってきていることを肌で感じます。こうした変化の現場に立ち会えることに、毎回、喜びを覚えます。

今回、来場者の足を止めていたブースには共通点がありました。それは「誰に、何を伝えるのか」が明確に設計されていることです。こうした成果の出る展示会営業は、決して偶然ではなく再現可能です。その具体的な考え方と手順は、展示会成功のための全体像で体系的にまとめています。

今年の展示会トレンド

2026年の医療系展示会全体を通じて感じるのは、「DX後の実装フェーズ」という空気です。

「デジタル化しよう」という掛け声から、「どう現場で動かすか」という議論へ。ITEM2026はその変化を象徴する展示会になっていました。

また、来場者の年齢層が若くなっている印象も受けます。若い放射線技師や若手医師が積極的にブースを回り、担当者に質問している姿が多く見られました。業界の未来を担う世代が展示会に関心を持ってくれている——そのことが、とても頼もしく感じられます。

過去のレポート

ITEM(国際医用画像総合展)の過去の観察レポートも合わせてご覧ください。展示会ごとのトレンドの変化を比較いただけます。

ITEM:国際医用画像総合展2025|現地観察レポート

 

展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス

ITEM2026のような学会併設型の展示会に出展する場合、通常の展示会とは異なる準備が必要です。

来場者の多くは、すでに高い専門知識を持っています。「製品の基本スペックを説明する」ことに多くの時間を割いてしまうと、来場者は物足りなさを感じて去ってしまいます。専門家を相手にするブースでは、「あなたの現場の課題にどう応えられるか」を中心に据えたコミュニケーション設計が不可欠です。

加えて、学会聴講後の来場者は頭が整理された状態でブースに来てくれます。最新の研究成果や学会での議論を踏まえた上で、製品への興味を持って近づいてきてくれるのです。これは出展企業にとって、これ以上ない商談チャンスと言えます。

「情報収集意欲の高い来場者が集まる展示会」に出展するからこそ、準備にこそ力を注いでください。当日のブース対応だけを頑張っても、成果には限界があります。事前の設計が、展示会の命運を決めます。

ITEMはその意味でも、準備を丁寧に積み重ねてきた企業が報われる展示会です。来年の出展を検討されている方は、ぜひ今から動き始めてほしいと思います。

※この記事はAIを活用して作成しました。

展示会で成果を出すコツを知りたい方へ

このセミナーに参加すると、
成果を出すノウハウを習得できます。

 

オンライン展示会営業®セミナーの詳細はこちらをクリック

展示会営業セミナー