展示会場の様子がわかる動画です。
会場を歩いてまず感じたこと
会場に足を踏み入れた瞬間、いつものスタートアップ系展示会とは少し違う空気を感じました。
大型のブース装飾や大掛かりな映像演出が少なく、代わりに人と人とが向き合って話をしている場面が随所に見られました。
これは偶然ではありません。この展示会が意図的に設計した「出会いの場」としての哲学が、会場の雰囲気に自然と反映されているように感じました。
名刺交換が目的の展示会は数多くありますが、ここには「その先の関係性」を作ることへの意識が漂っていました。
展示会基本情報
開催日時
2026年開催。詳細な日程は公式サイトをご確認ください。
会場
詳細は公式サイトにてご確認ください。
主催者
Eight(Sansan株式会社)。日本最大級のビジネス名刺アプリ「Eight」を運営する会社が主催しています。
公式サイト
来場者層
スタートアップ企業の経営者や事業開発担当者が中心です。
加えて、スタートアップへの投資に関心を持つ投資家や、連携先を探している大企業の事業部門担当者なども多く来場しています。
ビジネスの現場で意思決定に携わる方が集まる場であり、来場者の質が高いという点が大きな特徴です。
主な出展分野
SaaS、フィンテック、HR Tech、AIソリューション、ヘルスケア、グリーンテックなど、幅広いスタートアップ領域の企業が出展しています。
業種を問わずスタートアップ全般を対象としているため、会場内には多様なテーマが混在しており、思わぬ出会いが生まれやすい環境です。
展示会の特徴
この展示会の最も際立った特徴は、「出展のハードルを意識的に下げている」点です。
ブースをバックパネルだけにするなど小規模化・簡略化し、その分出展料をリーズナブルに抑えている点は、中小スタートアップにとって大変好感が持てます。
大手企業が巨大ブースで圧倒する展示会とは異なり、アイデアとプロダクトの力で勝負できる場として設計されている印象です。
出展費用が高いために展示会を諦めてきた企業にとって、この展示会は一つの現実的な選択肢になり得ます。
今回の見どころ
今回の展示会で特に注目したいのは、主催者であるEightが自社サービスをそのまま展示会に活かしている点です。
名刺アプリEIGHTの運営会社が主催しているだけに、デジタル名刺を活用した交流会やくじ引きなど、さまざまなアトラクションが会場内に用意されています。
これは単なる余興ではありません。交流することへの「きっかけ」を意図的に設計することで、来場者が自然と動き、出展者と話す機会が生まれる仕掛けになっています。
展示会の場で人と人をつなぐ工夫に、主催者の本気度を感じました。
注目ポイント
今回の展示会で僕が最も注目したのは、AIによるマッチング機能です。
来場者が出会うべき出展者をAIが提案するなど、新たなマッチングの機会を生み出している点はすばらしいと感じました。
展示会に来ても「どのブースを回ればいいかわからない」という来場者の悩みは、実は非常に多いものです。
AIが事前に最適な出展者を提案することで、来場者は会場を迷いなく歩けます。出展者側も、自社に関心を持つ来場者と出会える可能性が高まります。
双方にとってメリットがある設計であり、展示会の新しいスタンダードになる可能性を感じました。
会場の様子
会場内は、大型ブースが並ぶ従来型の展示会とは一線を画す雰囲気でした。
バックパネルを背に、テーブルと椅子だけで来場者と向き合うブースが多く、その分スタッフと来場者の距離が近い印象です。
商談に近い対話が各所で生まれており、「展示する場」というより「話す場」としての機能が色濃く出ていました。
くじ引きや交流会のエリアでは、自然と人が集まり、初対面同士が名刺交換をしながら笑顔で話している場面が随所に見られました。こうした柔らかい雰囲気が、会場全体の空気を和らげていたように思います。


業界への意味
今回の展示会でも感じたのは、成果が出ている企業ほど「その場の対応」ではなく、事前・当日・事後までを一貫した設計で動いているという点です。この全体像を理解せずに出展してしまうと、どうしても場当たり的な営業になりがちです。展示会で成果を出すための考え方と具体的な進め方は、展示会営業の成功ガイドで体系的に解説しています。
スタートアップ界隈の展示会が、こうした「参加しやすさ」と「出会いの質」を両立する方向に進化しているのは、業界全体にとって明るい兆しだと感じます。
大企業だけが展示会を使える時代から、アイデアのある企業すべてが展示会を活用できる時代へ。そのシフトを、この展示会は一歩先に体現しています。
今年の展示会トレンド
2026年の展示会を取り巻く最大のトレンドは「AIとリアルの融合」です。
デジタルで完結できる情報収集が当たり前になったからこそ、リアルな場でしか得られない「一次情報」の価値は高まっています。
AIが二次情報を瞬時に集約できる時代だからこそ、現場で感じる空気感、担当者の表情、会話の熱量といった情報が、企業の意思決定に欠かせないものになっています。
そしてその「リアルの場」を、AIがより効率的に活用できる環境へと整えているのが、今回のような展示会です。テクノロジーとリアルを対立させるのではなく、組み合わせる発想が、展示会の価値を新しい次元へと引き上げています。
過去のレポート
展示会営業コンサルタント清永健一による、過去の展示会現地観察レポートもあわせてご覧ください。さまざまな業種・規模の展示会を通じて見えてきた、成果につながる展示会営業の共通点をお伝えしています。
展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス
Startup JAPAN EXPO 2026を見て、改めて感じたことがあります。
展示会で成果を出すかどうかは、ブースの大きさでも予算でもありません。「誰に、何を伝えるか」という設計の明確さで決まります。
今回の展示会は、出展のハードルを下げながら、出会いの質を高める仕組みを丁寧に作っています。その姿勢は、出展者にとっても大いに参考になるはずです。
小さなブースだからこそ、準備と対話の設計が問われます。来場者の課題をしっかり聞き、会期後のフォローまでを見据えた出展ができれば、小規模な出展でも必ず成果につながります。
展示会は規模ではなく、設計です。この展示会に出展される企業の方には、ぜひその視点を持って会場に臨んでいただきたいと思います。
※この記事はAIを活用して作成しました。
展示会で成果を出すコツを知りたい方へ
このセミナーに参加すると、
成果を出すノウハウを習得できます。

展示会営業(R)コンサルタント。経済産業大臣登録中小企業診断士。詳細はウィキペディアご参照。
展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。

