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展示会マーケティング専門家が厳選「2026年8月開催 注目の展示会5選」食・介護・建築・DIYから読む、“暮らしを支える産業”の再設計

株式会社展示会営業マーケティングは、2026年8月に開催される注目の展示会5選を発表しました。2021年4月から配信を開始したこのリスト、今回はその62回目として、2026年8月に開催される5つの展示会をリスト化しています。

今月選んだのは、カフェ・ベーカリー・スイーツ、水産、介護、建築・不動産、DIY・ホームセンターという、分野の異なる5つの展示会です。

一見すると共通点が少ないように見えます。しかし、それぞれの展示内容を詳しく見ていくと、「人々の暮らしを支える産業が、従来の仕組みを組み直そうとしている」という共通した動きが見えてきます。

食を提供する店舗では、おいしさだけでなく、健康、持続可能性、店舗運営まで含めた価値が求められています。水産業では、魚を獲って販売するだけでなく、養殖、鮮度保持、流通、資源管理までを一体で考える必要が生じています。

介護の現場では、介護用品だけでなく、施設運営、職員の働き方、利用者の生活の質まで含めた見直しが進んでいます。建築・不動産分野でも、新築することだけでなく、既存建物を長く使い、維持し、管理する視点が重要になっています。

DIY・ホームセンターの世界では、暮らしに必要なものを「買って終わり」にするのではなく、自分で直し、つくり、手入れするという生活者の参加が広がっています。

展示会場には、まだ統計やニュースとして十分に言語化されていない変化が、展示商品、ブースのキャッチコピー、実演、来場者の反応として現れます。

2026年8月は、「新しいものを大量につくる産業」から、「限られた人材や資源を生かしながら、暮らしを持続させる産業」への変化を、展示会場で確認できる月になりそうです。

専門家コメント:展示会営業マーケティング代表 清永健一 コメント

今月の5つの展示会から見えてくるのは、私たちの暮らしを支える産業が、商品単体ではなく「暮らしが続く仕組み」そのものを提供し始めているという変化です。

カフェの展示会には、食材やコーヒーマシンだけでなく、包装、店舗サービス、テイクアウト、デリバリーなどが並びます。水産の展示会には、魚介類だけでなく、養殖、鮮度保持、流通、衛生管理、AIやロボット技術まで集まります。

介護では、介護用品だけでなく、施設経営や業務支援、職員の負担軽減が重要なテーマになります。建築分野でも、新しい建物を建てる技術と同時に、建物を管理し、修繕し、脱炭素化する技術への関心が高まっています。

DIYの展示会は、これらの変化を生活者側から映す存在です。専門業者にすべてを委ねるだけでなく、自分で手を動かし、住まいや暮らしに関わる人が増えていることを確認できます。

今月、会場で見てほしいのは、華やかな新商品だけではありません。

「長く使う」「負担を減らす」「捨てずに生かす」「地域で循環させる」といった言葉を掲げるブースが、どの分野で増えているかを見てください。異なる展示会で似た言葉が使われていれば、それは個別業界の流行ではなく、社会全体の変化である可能性があります。

展示会は、今この瞬間の世の中を映す鏡です。メディアの方にとっては、ニュースになる前の変化を見つけられる一次情報の場でもあります。

商品を見るだけでなく、その商品が「誰の、どのような負担を減らそうとしているのか」という視点で会場を歩くと、少し先の社会が見えてくるのではないでしょうか。

展示会トレンド

1.商品ではなく「暮らしが続く仕組み」が提案されています

今月の展示会では、単独の商品や設備だけではなく、その商品を使って、店舗、施設、産業、住まいをどのように持続させるかという提案に注目です。

カフェでは、食材から店舗運営、テイクアウト、デリバリーまでが扱われます。水産では、生産、加工、鮮度保持、流通、販売がつながっています。介護や建築でも、設備の導入だけでなく、その後の運営や維持管理が重要なテーマです。

展示会場では、「何を売る会社なのか」だけではなく、「どのような仕組みを支える会社なのか」を打ち出すブースが増えているかを確認してみてください。

2 「新しくつくる」から「長く使い続ける」へ視点が広がっています

資源や人材が限られるなか、産業の関心は、新しい商品や建物を次々につくることだけではなくなっています。

水産資源を持続的に利用する技術、介護施設を安定して運営するサービス、既存建物の修繕やリニューアル、住まいを自分で補修するDIY用品など、「今あるものを生かす」ための提案が複数の展示会に登場します。

新商品だけを探すのではなく、寿命を延ばす技術、廃棄を減らす仕組み、維持管理をしやすくする工夫に注目すると、社会の変化を読み取りやすくなります。

3 産業の境界を越えた企業が増えています

今月の展示会では、従来の業界区分だけでは説明しにくい企業にも注目です。

水産と農業を組み合わせるアクアポニックス、建築と介護を結び付ける在宅介護設備、食品と健康を組み合わせる商品、ホームセンターと防災・地域インフラを結び付けるサービスなど、異なる産業をまたぐ提案が見られそうです。

異業種の企業がどの展示会に出展しているかを見ると、新しい市場がどこで生まれようとしているのかが分かります。

2026年8月開催 注目の展示会5選

(1)CAFERES JAPAN 2026。8月4日~6日<東京ビッグサイト>

主催:TSO International株式会社 https://caferes.jp/

CAFERES JAPANは、カフェ、ベーカリー、スイーツ業界に関わる食材、調理機器、包装資材、店舗向けサービスなどが集まる専門展示会です。「Tokyo Cafe Show」「Japan Bakery & Sweets Show」「Take-out & Delivery Show」の3展で構成され、同時開催展を含め600社、4万5,000人の参加が予定されています。

【展示会マーケティング専門家 清永健一のおすすめポイント】

この展示会に行くなら、「何が新しく、おいしいか」だけでなく、「これからの飲食店は、何によって選ばれるのか」を見てほしいと思います。

カフェやベーカリーは、商品を提供する場所であると同時に、人が集まり、休み、交流する生活拠点です。一方で、食材価格の変動、スタッフ確保、持ち帰り需要への対応、健康志向など、店舗側が考えるべき範囲は広がっています。

会場では、食材や厨房機器に加え、包装、店舗DX、テイクアウト、デリバリー、環境対応といった提案が、どのように一つの店舗像として結び付けられているかに注目です。

また、「健康」「サステナブル」「省スペース」「簡単調理」といったキーワードを掲げるブースがどの程度増えているかを比較すると、飲食業界が直面している課題を読み取ることができます。

なかでも注目したいのが、電気式高速熱風焙煎機によって省力化と高付加価値化を提案するアイ・シー電子工業株式会社のブースです。会場では焙煎体験も予定されており、機器の性能だけでなく、焙煎工程や仕上がりを実際に確かめられる点でも要注目です。

メディアの方にとっては、流行する食材やスイーツだけでなく、店舗の裏側を変える機器やサービスが取材テーマになります。特に、新しい業態を成立させる小型機器、冷凍・保存技術、持ち帰り対応、未利用原料を活用した商品などは、食文化と社会課題の両方から追えるテーマです。

(2)シーフードショー。8月19日~21日<東京ビッグサイト>

主催:一般社団法人大日本水産会 https://seafoodshow-japan.com/tokyo/

国内最大級の水産物展示商談会です。すしEXPO、水産エコラベルコーナー、国際水産養殖技術展、アクアポニックスEXPOコーナー、鮮度流通技術展、フィッシュネクスト技術展などが同時開催されます。

【展示会マーケティング専門家 清永健一のおすすめポイント】

この展示会に行くなら、「珍しい魚や、おいしい水産加工品を探す」だけではもったいないです。

水産業は現在、漁場環境の変化、資源管理、漁業者の高齢化、担い手不足、鮮度維持、物流、輸出など、複数の課題が連動する産業になっています。

会場では、魚介類という最終商品と、その商品が食卓に届くまでを支える技術を、分けずに見てほしいと思います。

特に注目したいのは、養殖、陸上養殖、アクアポニックス、鮮度保持、冷凍・解凍、物流、水産エコラベル、AI・IoT・ロボットなどの展示です。フィッシュネクスト技術展では、漁業や養殖現場の省人・省力化、データ活用、資源管理、流通改善に関わる技術が紹介されます。

また、アクアポニックスは、魚の養殖と水耕栽培を組み合わせる仕組みです。水産業と農業、さらに施設建設や不動産など、これまで別々に見えていた産業が交わる場所として注目できます。

メディアの方には、魚価や漁獲量だけでなく、「魚をどう安定的につくり、保存し、運び、消費者に届けるか」という水産インフラ全体を取材していただきたい展示会です。

似たような鮮度保持技術や養殖設備を扱うブースが複数見つかれば、それは現場の課題が広がっているサインです。商品ではなく、ブースの並び方から水産業の未来を読んでみてください。

(3)CareTEX東京’26【夏】。8月19日~21日<東京ビッグサイト>

主催:ブティックス株式会社 https://summer.caretex.jp/

CareTEX東京’26【夏】は、介護用品、介護施設向け設備・サービス、介護テクノロジー、ケアフードなどが集まる、介護業界向けの商談型展示会です。

【展示会マーケティング専門家 清永健一のおすすめポイント】

この展示会に行くなら、「高齢者向けの商品」だけを見るのではなく、「介護を受ける人と支える人の双方が、無理なく暮らし続けるための仕組み」に注目してください。

介護分野では、利用者の安全性や快適性はもちろん、職員が継続して働ける環境をどうつくるかが大きな課題になっています。

会場では、介護用品や福祉機器の機能だけでなく、それによって誰の、どのような負担が軽くなるのかを確認することが重要です。

移乗、入浴、排泄、見守り、食事、記録、施設管理など、介護現場には多くの業務があります。似た課題を訴求するブースが複数並んでいれば、その業務が現在の介護現場における大きな負担になっている可能性があります。

また、介護テクノロジーを見る際には、「高機能かどうか」だけでなく、現場の職員が実際に使い続けられるかという視点が欠かせません。導入や操作が複雑なものではなく、既存の業務に自然に組み込める工夫があるかを見てください。

メディアの方にとっては、ロボットやAIなどの目を引く技術だけでなく、食事、睡眠、移動、コミュニケーションといった日常生活を支える小さな改善も重要な取材テーマです。

介護現場の未来は、大きな技術革新だけでなく、日々の負担を一つずつ減らす工夫の積み重ねによってつくられていきます。

(4)JAPAN BUILD OSAKA-建築・土木・不動産の先端技術展-。8月26日~28日<インテックス大阪>

主催:RX Japan合同会社 https://www.japan-build.jp/osaka/ja-jp/about.html

建築・土木・不動産業界の製品・技術が集まる、関西最大級の専門展示会です。建材・設備、スマートホーム、住宅DX、建物の脱炭素化、建物リニューアル、スマートビルディング、ビルメンテナンス、建設DX、不動産テックなどの展示会で構成されています。特別展示として「次世代 建機パビリオン」も設けられます。

【展示会マーケティング専門家 清永健一のおすすめポイント】
この展示会に行くなら、完成した建物の姿だけでなく、「建物の一生」を見るつもりで会場を歩いてください。

建物は、建てて終わりではありません。設計、施工、利用、管理、清掃、修繕、省エネ化、用途変更、解体まで、長い時間をかけて使われます。

JAPAN BUILD OSAKAには、新築に使う建材や設備だけでなく、建物のリニューアル、ビルメンテナンス、脱炭素、建設DX、不動産管理など、建てた後を支える製品やサービスも幅広く集まります。

特に注目したいのは、ロボットやシステムが、現場のどの仕事を代替し、どの仕事を人に残そうとしているのかという点です。

建設DX展では、BIM、CIM、CAD、工程管理、測量機器、建設ロボットなどが扱われます。ビルメンテナンス分野では、清掃ロボットや管理業務向けのDXソリューションなどが紹介されます。

単に「AIを搭載している」「自動化できる」という説明を見るのではなく、現場に導入した際、作業手順、人員配置、安全性がどう変わるのかを質問してみてください。

また、建物の脱炭素化に関する展示では、環境性能だけでなく、導入費用、既存建物への設置可能性、維持管理まで含めて見る必要があります。

メディアの方には、未来的な建築デザインだけでなく、「今ある建物をどう長く、安全に使うか」という現実的なテーマにも注目していただきたい展示会です。

(5)DIY ホームセンターショー2026。8月27日~29日<幕張メッセ>

主催:一般社団法人日本DIY・ホームセンター協会 https://diy-show.com/

DIY・ホームセンター関連の商材とトレンドが集まる、住生活関連の総合展示会です。27日と28日はバイヤーズ・デー、28日と29日は一般PR・デーとして開催されます。

【展示会マーケティング専門家 清永健一のおすすめポイント】

この展示会に行くなら、工具や園芸用品を単体で見るのではなく、「生活者は、何を自分で解決しようとしているのか」という視点で見てください。

DIYは、趣味として何かをつくることだけを意味しません。住まいの補修、収納、防災、防犯、節電、暑さ対策、庭の手入れなど、日常生活の課題を自分で改善する行動も含まれます。

会場に並ぶ商品を見ることで、生活者が現在どのような不便や不安を抱えているのかを読み取ることができます。

例えば、防災関連商品が増えていれば、災害への備えに対する関心の高まりが分かります。補修用品やリフォーム関連商品が多ければ、住まいを建て替えるのではなく、手入れしながら長く使いたいという需要が見えてきます。

高齢者や初心者でも扱いやすい工具、短時間で施工できる商品、専門知識がなくても使える補修材など、「プロ向け技術の生活者向け再設計」にも注目です。

この展示会の特徴は、業界関係者向けの商談日と一般公開日が重なっていることです。企業が売りたい商品と、一般来場者が実際に足を止める商品の違いを観察できる貴重な場でもあります。

メディアの方は、新商品コンテストの受賞候補だけでなく、来場者が実際に触り、試し、質問しているブースを見てください。人だかりは、生活者の関心が目に見える形になったものです。

また、会期中にはホームセンターバイヤーとのビジネスマッチングや、業界の就職合同説明会も企画されています。商品販売の場であるホームセンターが、地域の生活インフラや雇用の場として、どのように役割を広げているのかも取材テーマになります。

【ご注意】開催の日程、会場、内容などは変更される場合があります。取材、来場の際は各展示会の主催者宛にご確認のほか、取材依頼などの手続きをお願いいたします。

 

取材サポート:展示会でのメディア関係者の取材サポートします

展示会マーケティングの専門家である清永健一が、展示会取材をするメディアの方に同行して、各展示会のおすすめブースをご案内し「展示会の見方」を解説します。
このプレスリリースには書ききれなかった、各展示会での個別のおすすめブースについても詳しくお伝えすることが可能です。
例えば下記のようなポイントで「展示会の見方」をお伝えできます。
・「こんな看板では人は来ない」。一目でわかるダメな展示ブースデザイン
・説明員の立ち位置でわかる、覗いてみたくなる展示ブース

この「取材サポート」については、お問い合わせの上ご相談ください。

本件、「注目の展示会リスト」を配信する理由

コロナウィルス感染症による縮小期を経て、五感を使ったリアルな体験を提供する企業イベントとしての展示会が再注目されています。
そもそも、展示会は企業にとっての重要なマーケティング手段です。特に経営資源の限られた中小企業にとっては自社の価値を全国に、世界に発信するために重要な場であり、新型コロナウイルスによって顧客とのリアルな接点を持ちづらくなった今、その重要性はさらに高まっています。
国内外の多数の企業の最新技術や製品が一堂に会する展示会。その場に足を運べば、業界の最新動向や未来が見える夢の空間。ビジネスの場にいる人たちのための「大人のテーマパーク」なのです。
全国各地で開催される展示会や見本市は月間約60件ほどもあります。現在の状況も加味すると、「行くべき展示会」は選択する必要があります。
また、展示会を取材するメディアの方々にも、「取材すべき展示会」の選択は必要だと考えます。展示会の取材は、来場を促すためにも、来場できない方への情報提供としても非常に重要な役割を担っていただいておりますので。
そこで、株式会社展示会営業マーケティングの代表取締役社長であり、展示会マーケティングの専門家でもある清永健一が、2021年4月から「注目すべき」・「取材すべき」展示会を厳選してリスト化しています。取材先選定の一助としていただければ幸いです。

◆◆◆
【会社概要】

株式会社展示会営業マーケティング
代表者代表取締役社長 清永健一  TEL:03-4500-8539  
創業:2015年8月 設立:2016年5月17日
所在地:〒140-0002 東京都品川区東品川5-9-15-904  ホームページ https://tenjikaieigyo.com/

展示会営業コンサルタント 清永健一
株式会社展示会営業マーケティング代表取締役。中小企業診断士。奈良生まれ、東京在住。

展示会を活用した売上アップの技術を伝える専門家。中小企業への売上サポート実績は1300社を超える。NHKラジオ総合で展示会の未来について言及するなど、展示会業界活性化にも尽力。展示会活用に関して、テレビ等出演のほか、行政、公益法人、金融機関などで講演多数。 著書は『展示会のプロが発見!儲かっている会社は1年に1回しか営業しない』他7作。

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