展示会場の様子がわかる動画です。
会場を歩いてまず感じたこと
展示会が終わったあと、多くの方から「今年のSea Japanはどうでしたか」と聞かれました。清永が言ったのは、中日の4月23日。大盛況でした。それがこの展示会をひとことで表すとするなら、これ以外の言葉が見当たりません。
東京ビッグサイトへ向かう段階から、すでにその予感はありました。会場に近づくにつれて人の波が増し、エントランスをくぐると、目の前に広がる活況はひと目でわかる規模のものでした。
海事産業は、一般のビジネスパーソンにはなじみが薄い分野かもしれません。しかしその現場には、世界規模の課題と最先端の技術がひしめいています。僕はこの日、「産業の底力」というものをあらためて体感した気がしました。
展示会基本情報
開催日時
2026年4月22日(水)〜24日(金) 10:00〜17:00(開幕式は4月22日 9:30より)
会場
東京ビッグサイト
主催者
インフォーマ マーケッツ ジャパン株式会社
公式サイト
公式サイトはこちら
来場者層
国内外の造船メーカー、舶用機器メーカー、海運会社、港湾関係者、海洋エンジニアリング企業の関係者が中心です。バイヤー、設計・開発エンジニア、研究者、経営者層まで、業界のプロフェッショナルが一堂に集まります。
主な出展分野
造船・船舶設計、舶用機器・部品、海運・港湾ソリューション、海洋エネルギー、デジタルシッピング技術、脱炭素・環境対応技術など、海事産業の多岐にわたる分野が集結します。
展示会の特徴
Sea Japanは1994年に第1回が開催されて以来、隔年開催を続けてきた国際的な海事専門展示会です。2026年は第16回を迎えます。
この展示会の大きな特徴のひとつは、その国際性にあります。通路では日本語と英語が入り混じり、アジア各国の言語も聞こえてきます。来場者の中に海外からのバイヤーや技術者が多く、文字どおりグローバルな商談の場として機能しています。
1994年の初回から現在まで続いているということは、業界からの信頼と需要が一貫してあり続けてきた証です。主催するインフォーマ マーケッツ ジャパン株式会社が積み上げてきた実績と、出展者・来場者が共に作り上げてきた場の空気を、改めて尊重したいと感じます。
今回の見どころ
Sea Japan 2026で最も印象的だったのは、脱炭素・環境技術に関する出展の厚みです。
アンモニア燃料、LNG(液化天然ガス)推進、水素エネルギーなど、重油に代わる代替燃料の技術展示がいたるところで見られました。国際海事機関(IMO)の規制強化を背景に、業界全体が本気でグリーン化に動いている様子が伝わってきます。
もうひとつの柱はデジタルトランスフォーメーション(DX)です。船舶の自律航行、IoTによる遠隔モニタリング、AIを活用した設備予知保全など、かつては「未来の技術」とされていたものが「いま実装できる技術」として紹介されていました。産業の進化の速さを実感できる展示が多く、見応えのある会でした。
注目ポイント
今回、来場者の足を止めていたブースには共通点がありました。それは「誰に、何を伝えるのか」が明確に設計されているということです。こうした成果の出る展示会営業は、決して偶然ではなく再現可能です。その具体的な考え方と手順は、展示会成功のための全体像で体系的にまとめています。
一方で、来場者が立ち止まらないブースにも共通したパターンがありました。製品や技術が優れているにもかかわらず、「何が強みなのか」「誰の役に立つのか」が伝わってきません。
来場者は情報過多の環境の中で、瞬時に「自分に関係があるかどうか」を判断しています。その判断の一瞬をつかめるかどうかが、ブースの成否を分ける根本的な問いです。
会場の様子
今回の会場は、終日にわたってにぎわいが途切れませんでした。通路が人で詰まるほどの時間帯もあり、国内の産業展としての存在感を十分に示す盛況ぶりでした。
特に印象に残ったのは、ブースでの商談の質です。展示物の説明を聞くだけで終わるやり取りではなく、「うちの現場ではこんな課題があって」「それならこの技術で対応できます」という、実務に踏み込んだ対話があちこちで交わされていました。
出展者の方々が来場者との対話に真剣に向き合っている姿勢は、見ていて気持ちのよいものです。海事産業の現場で日々奮闘している方々の熱量が、会場全体に満ちていました。

業界への意味
海事産業は、国際貿易量の約90%を支える、世界経済の基盤そのものです。しかしその実態は、一般のビジネスパーソンにはなかなか見えにくい。
Sea Japanのような展示会は、業界内の技術情報の共有と商取引を加速させるだけでなく、この産業の存在意義を可視化する役割も担っています。特に今回は、脱炭素と自律化という二大テーマが共通言語となり、業界全体が同じ方向を向いて議論している様子がはっきりと見えました。
海事産業の変化は、物流コスト、環境負荷、エネルギー安全保障など、わたしたちの日常生活にも直結します。この展示会で議論されていることが、5年後・10年後の社会インフラを左右する可能性があります。そういう意味でも、Sea Japanは単なる商談の場を超えた意義を持つ展示会です。
今年の展示会トレンド
Sea Japan 2026を通じて見えてきた最大のトレンドは、「グリーン化」と「デジタル化」の二本柱が完全に業界標準の議題になったことです。
数年前まで、これらのテーマはどこか「将来に備える」という感覚で語られていました。しかし今回の展示会では、「すでに実装している」「今期中に導入する」という企業が多く、技術の実用段階への移行を実感します。
また、国際色の豊かさも際立っていました。韓国、中国、欧州の企業が数多く出展しており、Sea Japanがアジア・太平洋の海事産業におけるハブ展示会としての位置づけを高めていることが伝わってきます。日本が世界の海事産業の中心的な情報発信地であり続けるために、この展示会の果たす役割はますます大きくなっていくでしょう。
過去のレポート
Sea Japanは2年に一度の開催です。過去回のレポートとあわせてお読みいただくことで、海事産業の変化の流れをより深く捉えていただけます。
SEA JAPAN2024|現地観察レポート
SEA JAPAN2022
展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス
Sea Japanのような専門性の高い展示会では、来場者の目的意識が非常に明確です。課題を持って情報収集に来ており、「自社の問題が解決できるかどうか」を瞬時に見極めようとしています。
だからこそ、出展者側に求められるのは「売り込み」ではありません。「御社の課題を一緒に考えたい」というスタンスで来場者の言葉に耳を傾けること。それが展示会営業の本質です。
僕が展示会の現場を歩いていつも感じるのは、名刺を多く集めたブースよりも、深い対話をしたブースのほうが会期後の成果につながるということです。展示会の成否は名刺の枚数ではなく、関係性の深さで決まります。
来年以降のSea Japanへの出展を考えている方は、ぜひ早い段階から設計に取り組んでください。準備の差がそのまま結果の差になります。業界の展示会だからこそ、真剣に取り組む価値があります。
※この記事はAIを活用して作成しました。
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展示会営業(R)コンサルタント。経済産業大臣登録中小企業診断士。詳細はウィキペディアご参照。
展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。
ノジマが日立の白物家電事業を1,101億円で買収する・・・
2026年4月21日、このニュースが飛び込んできたとき、ぼくがまず思ったのは、「なるほど。そう来たか!」です。そして次の瞬間、「これ、展示会と同じ話だな」と感じました。
大企業のM&Aニュースを「展示会と同じ話だ」と読む人間はそういないかもしれません。でも読んでいくと、ぼくにはどうしてもそう見えてしまいます。今回はそれをきちんと言語化しておきたいと思います。
「製販一体」という強さ。展示会も本来そういう場です
今回の買収のキモは、「製販一体」にあります。
ノジマはメーカー機能を取り込み、製販一体で商品開発力を高めた新しいビジネスモデル構築に挑みます。つまり、開発→製造→販売→アフターサービスまでを、一社でぐるりと一気通貫で回せる体制を目指しているわけです。
これは非常に強い。なぜでしょうか?
顧客の声が、ダイレクトに開発に届くからです。
従来の家電メーカーと量販店の関係は、常に「間」がありました。メーカーが製品を作り、量販店が売る。顧客の反応は量販店に集まるが、その声がメーカーに届くまでには時間がかかり、ノイズも乗ります。「売れてる」「売れてない」という結果は届いても、「なぜ」が届きにくい。
そして・・・展示会という場には本来、この「間」がありません。
メーカー(出展社)が直接、顧客(来場者)の前に立ちます。
「うちの現場ではこういう課題があって」「これ、いいですね」「ここが使いにくそうで……」という生の声が、その場でダイレクトに入ってきます。開発担当者がブースに立てば、通常のアンケートでは絶対に拾えないリアクションが取れます。表情が変わる瞬間、手が止まる場所、思わず口をついて出る「でもこれって……」という本音。
展示会は、本質的に製販一体の場なのです。そこを理解せず、「営業が売ってくればいい」という意識でブースを設計しているうちは、展示会の本当の価値を活かしきれていないということです。
ノジマは「メーカーの販売員を置かない」。その意味を深く考えてみてください
今回のニュースを読んで、もうひとつぼくが注目したのはノジマの販売モデルです。
ノジマはメーカーからの派遣販売員を置かず、すべて自社スタッフが中立な立場で顧客に最適な製品を提案しているとのこと。
これはヤマダ電機やビックカメラと大きく異なる点です。他の大手量販では、各メーカーから「販売応援」として自社製品を売り込む担当者が店頭に立ちます。メーカーに売ってもらうビジネスモデルです。
ノジマはそれをやりません。なぜか。
それをやると、顧客の声がメーカーごとのフィルターを通ってしまうからです。メーカー派遣の販売員は、当然自社製品を売ろうとします。顧客のニーズではなく、自社製品の特長を語る方向に自然と引っ張られます。その結果、量販店としての「顧客の声を吸い上げる機能」が弱まります。
ノジマが自社スタッフにこだわるのは、純粋に「顧客が何を求めているか」を正確に把握したいからでしょうね。
これを展示会に置き換えると、どうなるでしょうか?
展示ブースに「外注の説明員」や「コンパニオン」だけを派遣している企業は、ノジマとは真逆のことをやっています。説明員の仕事は商品を説明することです。顧客の声を深く引き出すことではありません。「どういう課題があって今日来たんですか」「現場では今、何に困ってますか」を掘り下げる訓練を受けていない人をブースに立てると、展示会が「説明会」で終わります。
展示会ブースに立つべき人間は、顧客の声を正確に受け取れる人間です。理想は、開発担当者や上流工程にいる人もブースに立つことです。「そのニーズ、うちで解決できます」だけでなく、「それ、まだ製品化できてないんですが……実は社内で議論になってて」というリアルな会話が生まれる展示ブースは強いです。
日立にとって白物家電は「売上の2%」だった。絞り込みの論理
日立は近年、鉄道やエネルギー関連といった安定的に収益を得られる事業に注力する戦略を進め、デジタル技術の活用も重視しています。事業再編の一環で、売りきりのビジネスが中心の白物家電事業は売却を検討していました。
具体的な数字でいうと、日立の全売上高に占める白物家電の比率は約2%。1兆円を超える売上を誇るグループの中で、2%の事業に経営資源を割き続けることに、日立は限界を感じていたわけです。
「捨てる」という決断は、経営の本質です。何でもやろうとする企業は、何も強くなれません。
ぼくは展示会でも全く同じことを言い続けています。
出展企業の多くは、展示会のブースに「あれも、これも」と詰め込みすぎます。製品ラインナップを全部並べ、少しでも多くの来場者に全方位的に対応しようとします。その結果、誰にも刺さらないブースになります。
展示会の成果を最大化するには、「誰に」「何を」「どのように」届けるブースなのかを「一つだけ」決めることです。
ぼくが提唱している「1ブース=1アイテム=1ターゲット」の原則はここから来ています。日立が「白物家電は2%だ、手放そう」と決断したように、出展企業も「今回の展示会でいちばん伝えたいことは何か」を一つに絞る覚悟が要ります。
全部を見せたい気持ちはわかります。でも、全部を見せると何も残りません。
※ワンブース=ワンアイテム=ワンターゲット」についてさらに理解を深めたい方は、コラム:新規開拓営業の切り札もご覧ください。
「売りきり」ビジネスの限界。展示会も同じ罠があります
今回の売却の背景として、もう一つ見落とせない論点があります。
「売りきりのビジネスが中心の白物家電事業は売却を検討していた」という部分です。
日立が目指しているのは、ITやエネルギー、デジタルなど、継続的に収益が入るサブスクリプション型・サービス型のビジネスです。一方の白物家電は、モノを売ったら終わり。次の購買まで数年〜十数年かかります。顧客との関係が「点」で終わってしまいます。
これ、展示会にも全く同じ罠があります。
特に、マーケティぬg部門が主体で展示会に取り組んでいる企業は、展示会に出て名刺をもらって、「あとは営業に渡した」で終わらせている企業がとても多いです。展示会で接触した見込み客との関係を、その後どう育てていくか——いわゆる「ナーチャリング」の設計がない。
展示会は「点」の接触でしかありません。その点を「線」につなげる仕組みを持っているかどうかで、展示会投資の回収率は大きく変わります。
具体的には、展示会後のお役立ち情報メール、お役立ち資料のダウンロード、セミナーや工場見学への誘導、定期的な情報提供……この一連の関係継続の設計が、展示会営業®では決定的に重要です。
日立が「売りきり」から「継続収益」へ転換しようとしたように、展示会も「一回の名刺交換」から「継続的な関係構築」へと発想を転換しなければなりません。
ノジマはなぜVAIOに続いて日立GLSなのか。「川上統合」の必然
ノジマは2025年1月にVAIOの買収を完了させ、今回の日立GLS買収により、家電を「売るだけ」の立場から「作って・売る」垂直統合型のビジネスモデルへの転換を図っています。
この流れを見ると、ノジマの戦略は非常に明確です。川下(販売)から川上(開発・製造)へと遡っています。
なぜ川上に行くのか。
川下だけにいると、差別化できないからです。同じメーカーの同じ製品を複数の量販店が売っていれば、結局は価格競争になります。「どこで買っても同じ」なら、安い店が勝ちます。その消耗戦から抜け出すには、「他では買えないもの」を持つしかありません。
展示会に出る企業も、同じ問いに直面しています。
「うちの製品は他社と何が違うのか」が明確でない企業は、展示会でも埋没します。他社と似たような製品を、似たようなブースで展示していれば、来場者の記憶に残りません。展示会という場は、差別化できているのか、できていないのかが可視化される場です。「なぜうちなのか」を一瞬で伝えられないブースは、来場者が素通りしていきます。
ノジマが「開発・製造まで一体化する」ことで差別化を図ったように、展示会に出る企業も「なぜ私たちでなければならないのか」という大本の部分の設計の起点に置かなければなりません。
「日立ブランドは5年間維持」。展示会にも”看板の力”があります
今回の買収では、日立GLSが「日立ブランドの5年間維持」を求めていたとされています。日立ブランドの家電は長年にわたって日本の消費者から高い信頼を得てきました。
日立というブランドには、積み重ねられた信頼があります。それは一朝一夕では作れないものです。
展示会にも同じことがいえます。
毎年出展し続けている企業は、来場者の記憶に「いつもいる」として刻まれます。「あそこは毎年出てるな」「業界の中でちゃんと存在感がある」という認知は、一回の出展では作れません。継続的な出展が「業界における信頼感」を育てます。
逆に、景気が悪くなると真っ先に展示会予算を削る企業があります。でも、展示会を止めた年に競合が出ていれば、比較の中でその企業は「消えた」と認識されることがあります。「ブランドの維持」という観点から見ると、展示会への継続出展は広告費ではなく、ブランド投資として考えるべきです。
大企業のM&Aが教えてくれる、展示会の本質
今回のノジマ×日立のM&Aを整理すると、展示会営業と重なる論点がこれだけ出てきます。
- 製販一体の強さ:顧客の声を開発に届ける最短経路。展示会はその最短経路そのものです。
- 中立な顧客接点:自社商品優先の売り込みではなく、顧客の声を素直に受け取れる人をブースに立てること。
- 絞り込みの論理:2%の事業を手放した日立のように、展示会でも「一つに絞る」覚悟が成果を生みます。
- 売りきりからの脱却:展示会後の関係継続が、投資対効果を決めます。
- 差別化の必然:「なぜうちなのか」が展示会設計の起点です。
- ブランドの継続投資:毎年出展することが、業界における信頼感を育てます。
1,101億円のM&Aと、数百万円の展示会出展は、スケールは全く違います。でも、そこに流れている経営の論理は同じです。
展示会に出るなら、単に「売りに行く場所」だと思って欲しくありません。顧客の声を聞き、自分たちの差別的優位性を検証し、業界内でのポジションを育てる「戦略的な接点」として位置づけてほしいと思います。
ノジマが1,101億円かけてやろうとしていることを、展示会という場でより小さなコストで試せる——そのことを、今日のニュースはぼくに改めて気づかせてくれました。あなたの展示会出展の成功を心から応援しています!
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展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。
展示会場の様子がわかる動画です。
会場を歩いてまず感じたこと
4月15日、東京ビッグサイト南展示棟に足を踏み入れた瞬間、会場の空気が少し違うことに気づきました。
スーツ姿のビジネスパーソンもいれば、チームウェアを着た現場スタッフや、アスリート本人らしい体格の方の姿も目に入ります。スポーツの現場と、そのビジネスを支える人々が一堂に集まる、この展示会ならではの光景です。
「スポーツビジネス」という言葉が日本でも広がりつつある中、それを象徴するような熱気がありました。
展示会基本情報
開催日時
2026年4月15日(水)〜17日(金) 10:00〜17:00
会場
東京ビッグサイト 南展示棟
主催者
RX Japan合同会社
公式サイト
公式サイトはこちら
来場者層
プロスポーツチームや実業団、大学・高校のスポーツ関係者、アスリート本人など、スポーツの現場に直接携わる方々が全国から来場します。
一般消費者向けの展示会とは異なり、「現場で使えるサービスや製品を探しに来ている」という明確な目的を持った来場者が中心です。課題意識を持った来場者がそろうという点が、この展示会の最大の特徴といえます。
主な出展分野
本展は5つの専門展で構成されています。ファンエンゲージメント・集客支援EXPO(第9回)、チーム運営支援EXPO(第5回)、スタジアム・アリーナEXPO(第5回)、アスリートパフォーマンスEXPO(第5回)、そして今回初開催となった熱中症・暑さ対策ワールドの5つです。
Jリーグ、Bリーグ、Vリーグ、ラグビーリーグワンといった主要スポーツリーグが後援しており、スポーツビジネス全体をカバーする幅広いラインアップとなっています。
展示会の特徴
Japan Sports Weekは、日本で唯一「プロ・トップリーグチーム」と「アスリート」に特化した展示会です。
出展企業にとっては、製品やサービスを実際に使う側の担当者と直接対話できる場というのは、他の展示会にはなかなかない条件です。チームの強化担当者、施設管理者、スポンサー営業担当者——意思決定に近い立場の方が来場していることが多く、商談の質が高くなりやすい環境が整っています。
出展者にとっても、来場者にとっても、この展示会が特別な場所である理由はここにあります。
今回の見どころ
今回、特に注目を集めていたのが「Athlete Innovation Lab」と「Sports Team Sponsorship Hub」という2つの特設エリアです。
Athlete Innovation Labは、アスリートのパフォーマンス向上やリカバリーに関わるテクノロジーが集まるゾーンです。選手本人やコーチングスタッフが直接試せる体験型の展示が多く、「実際に使う人間」が来場しているこの展示会ならではの活気がありました。
Sports Team Sponsorship Hubは、スポンサー協賛を中心としたマネタイズのヒントが凝縮されたエリアです。チームの経営に携わる担当者が立ち止まって熱心に情報を集めている姿が、至るところで見られました。
注目ポイント
今回初開催となった「熱中症・暑さ対策ワールド」は、会場内で最も活気のあるエリアのひとつでした。
夏場の練習や試合における熱中症対策は、スポーツの現場では喫緊の課題です。その課題に直接答えるソリューションが集まっていたため、チームトレーナーや施設管理者が次々と足を止めていました。
課題が明確な来場者と、解決策を持つ出展者が出会う——これが展示会の本来の姿です。初開催でありながら、その構造が見事に実現されていたことは印象的でした。
会場の様子
初日の午前中から、会場は多くの来場者で賑わっていました。
僕が注目したのは、各ブースでの対話の密度です。展示会では「人が集まっているブース」と「素通りされるブース」がはっきりと分かれます。その差はいったいどこから来るのでしょうか。
今回、来場者の足を止めていたブースには共通点がありました。それは「誰に、何を伝えるのか」が明確に設計されていることです。こうした成果の出る展示会営業は、決して偶然ではなく再現可能です。その具体的な考え方と手順は、展示会成功のための全体像で体系的にまとめています。

業界への意味
スポーツビジネスという分野は、ここ数年で大きく変化しています。
かつては「競技力」が中心だったスポーツの世界が、「ファン獲得」「収益化」「データ活用」といったビジネス視点から再設計されようとしています。Japan Sports Weekは、その変化を象徴する場です。
選手のパフォーマンスを支える製品と、チーム経営を支えるサービスが同じフロアに並ぶ光景は、スポーツが「産業」として成熟しつつあることを物語っています。この展示会が毎年規模を拡大させている事実は、その変化の速さを如実に示しています。
今年の展示会トレンド
2026年の本展で感じた最大のトレンドは、「体験重視」の展示です。
カタログやパネルで製品を説明するのではなく、来場者が実際に試せる・感じられる展示が増えていました。特にアスリートパフォーマンスEXPOのエリアでは、実際にデバイスを装着したり、計測を体験したりできるブースが目立ちました。
来場者は「比べるために来ている」という視点を持っています。体験できる展示は、その比較検討を強力にサポートします。体験後の会話は「売り込み」ではなく「確認」になるため、その後の商談へとつながりやすくなるというメリットもあります。
また、スポンサーシップやデータ分析など、これまでは専門家だけが知る領域だったテーマが、わかりやすく展示されるようになってきたことも、本年の変化として挙げられます。スポーツビジネスの裾野が広がっている証拠といえるでしょう。
過去のレポート
Japan Sports Weekの過去回についても、当ブログで順次レポートを掲載しています。本展は毎年着実に規模を拡大させており、各回の変化を追うことでスポーツビジネスの動向を読み取ることができます。ぜひ合わせてご覧ください。
Japan Sports Week(スポーツチーム・アスリート向け総合展)2025|現地観察レポート
Japan Sports Week(ジャパンスポーツウィーク)2022
展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス
今回の会場を歩いて感じたことをひとつお伝えします。
この展示会の来場者は、非常に目的意識が明確です。「使えるものを探しに来ている」という方々に対して、最も効果的なアプローチは「売り込む」ことではなく「課題を一緒に整理する」ことです。
ブースで来場者と話すとき、「うちの製品はこれができます」より「今、どんな課題がありますか」のひと言のほうが、会話は深まります。展示会は情報収集の場でもありますが、信頼関係を築く最初の接点でもあります。
この展示会に出展されている方、あるいは次回の出展を検討されている方は、ぜひ「来場者が何を解決しに来ているか」を軸にブース設計を考えてみてください。それが成果につながる出展の第一歩です。
※この記事はAIを活用して作成しました。
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展示会営業(R)コンサルタント。経済産業大臣登録中小企業診断士。詳細はウィキペディアご参照。
展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。
展示会場の様子がわかる動画です。
会場を歩いてまず感じたこと
パシフィコ横浜に足を踏み入れた瞬間、会場全体が静かな緊張感に包まれていました。
医療系の展示会ならではの空気感です。来場者の多くが白衣の専門家やスーツ姿の医療機器メーカー担当者で、賑やかさよりも「真剣に情報を取りにきた」という雰囲気が漂っています。
ITEM2026はJRC(日本放射線科学会)との学会併設展示会です。学会に参加する放射線科医や診療放射線技師が同時に展示会にも足を運ぶため、学会併設なので情報収集意欲の高いビジネスマンが多い印象です。
単に「製品を見に来た」という層ではなく、「課題を持って、解決策を探しにきた」方が中心です。これは出展企業にとって、非常に恵まれた環境だと言えます。
展示会基本情報
開催日時
2026年4月(JRC学術集会と同時開催)
会場
パシフィコ横浜(神奈川県横浜市みなとみらい)
主催者
一般社団法人 日本ラジオロジー協会(JRC)/一般社団法人 日本画像医療システム工業会(JIRA)
公式サイト
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来場者層
放射線科医、診療放射線技師、臨床工学技士をはじめとする医療専門職が中心です。同時開催のJRC学術集会に参加する研究者や大学病院スタッフも多く来場します。医療機器メーカーや商社の営業担当者も数多く会場を訪れており、専門知識を持つ「質の高い来場者層」が揃う展示会です。
主な出展分野
CT・MRI・核医学機器などの放射線診断機器が主軸を占めています。近年は医療AI・画像診断支援ソフトウェアの出展が急増しており、今回も多くのブースでAI技術を活用した製品・サービスが展示されていました。そのほか、放射線治療機器、医療IT、ファントム・研究装置、放射線防護製品など、医用画像に関わる幅広い分野が一堂に会しています。
展示会の特徴
ITEM2026のテーマは「Radiology Connectome」です。
コネクトーム(Connectome)とは、神経回路のつながりを意味する神経科学の概念です。このテーマには「放射線診療に関わるすべての人・技術・情報をつなぐ」という主催者の強い意志が込められています。
単なる機器展示にとどまらず、学会発表や教育セッションと展示会が一体的に運営されることで、知識とビジネスが交差する唯一無二の場が生まれています。これがITEMの最大の特徴であり、他の展示会にはない価値です。
参加企業は40社以上にのぼり、医用画像分野では日本を代表する規模の展示会として、長年にわたり業界を牽引してきました。
今回の見どころ
今回の最大の見どころは、医療AIが「実証実験」から「実装・運用」の段階へと移行していることを、会場全体で実感できた点です。
数年前まで「開発中」「試験導入」と紹介されることが多かった医療AI製品が、今回は「導入事例〇〇件」「稼働中」という言葉とともに展示されていました。これはひとつの転換点を示しています。
各ブースで来場者と担当者が真剣に議論している場面を何度も目にしました。「どう使うか」から「どう運用するか」へ——会話のレベルが確実に上がっていると感じます。
注目ポイント
医療AIの台頭とともに、画像データの連携・標準化に関する展示が増えてきた点が印象的でした。
電子カルテや検査機器との連携、クラウドを活用したデータ共有など、院内の縦割り構造を横断する動きが各社の展示に色濃く反映されています。「Radiology Connectome」というテーマが単なるキャッチコピーではなく、業界全体の方向性を表していることを実感できます。
また、海外メーカーの存在感も際立っていました。グローバルスタンダードの技術が日本市場に本格参入してきており、国内メーカーとの競争は今後さらに激化していくでしょう。このダイナミクスを肌で感じられるのも、ITEMならではの体験です。
会場の様子
会場は終日、専門家同士の真剣な対話で満ちていました。
ブースの担当者が製品を「売る」というより「説明し、議論する」姿勢で来場者と向き合っているのが印象的です。医療の現場で使われる機器を扱う以上、慎重で丁寧なコミュニケーションが自然と求められるのでしょう。
学会会場と展示会会場を行き来する来場者も多く、ランチタイムには医師と企業担当者が名刺交換をしながら歓談する光景が随所で見られました。こうした場から生まれる関係性こそが、医療機器ビジネスの核心だと僕は感じます。


業界への意味
医用画像の世界は今、大きな転換期にあります。
AIの導入、クラウド化、データ標準化——この三つの波が同時に押し寄せており、ITEM2026はその最前線を可視化する場になっていました。
医療機器業界は規制が厳しく、変化に慎重な業界です。それでもITEMの会場を歩いていると、確実に時代の空気が変わってきていることを肌で感じます。こうした変化の現場に立ち会えることに、毎回、喜びを覚えます。
今回、来場者の足を止めていたブースには共通点がありました。それは「誰に、何を伝えるのか」が明確に設計されていることです。こうした成果の出る展示会営業は、決して偶然ではなく再現可能です。その具体的な考え方と手順は、展示会成功のための全体像で体系的にまとめています。
今年の展示会トレンド
2026年の医療系展示会全体を通じて感じるのは、「DX後の実装フェーズ」という空気です。
「デジタル化しよう」という掛け声から、「どう現場で動かすか」という議論へ。ITEM2026はその変化を象徴する展示会になっていました。
また、来場者の年齢層が若くなっている印象も受けます。若い放射線技師や若手医師が積極的にブースを回り、担当者に質問している姿が多く見られました。業界の未来を担う世代が展示会に関心を持ってくれている——そのことが、とても頼もしく感じられます。
過去のレポート
ITEM(国際医用画像総合展)の過去の観察レポートも合わせてご覧ください。展示会ごとのトレンドの変化を比較いただけます。
ITEM:国際医用画像総合展2025|現地観察レポート
展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス
ITEM2026のような学会併設型の展示会に出展する場合、通常の展示会とは異なる準備が必要です。
来場者の多くは、すでに高い専門知識を持っています。「製品の基本スペックを説明する」ことに多くの時間を割いてしまうと、来場者は物足りなさを感じて去ってしまいます。専門家を相手にするブースでは、「あなたの現場の課題にどう応えられるか」を中心に据えたコミュニケーション設計が不可欠です。
加えて、学会聴講後の来場者は頭が整理された状態でブースに来てくれます。最新の研究成果や学会での議論を踏まえた上で、製品への興味を持って近づいてきてくれるのです。これは出展企業にとって、これ以上ない商談チャンスと言えます。
「情報収集意欲の高い来場者が集まる展示会」に出展するからこそ、準備にこそ力を注いでください。当日のブース対応だけを頑張っても、成果には限界があります。事前の設計が、展示会の命運を決めます。
ITEMはその意味でも、準備を丁寧に積み重ねてきた企業が報われる展示会です。来年の出展を検討されている方は、ぜひ今から動き始めてほしいと思います。
※この記事はAIを活用して作成しました。
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展示会営業(R)コンサルタント。経済産業大臣登録中小企業診断士。詳細はウィキペディアご参照。
展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。
2026年4月17日、展示会業界にとって見逃せないニュースが飛び込んできました。
経済ニュース番組:WBSの人気コーナー「トレンドたまご」でも取り上げられていました。
そのニュースとは、博展、we+、セメダインの3社が共同開発した海藻由来のバイオマス接着剤、「LOOPGLUE(ループグルー)」の発表です。
一見すると、「なんだ・・・接着剤の話か」と思う方もいるかもしれません。
でも、ぼくはこのニュースを読んで、すぐにこう感じました。
これはただの接着剤の話ではない。展示会のビジネスモデルそのものを変える可能性を持った技術だ。
今回はその理由を、展示会の専門家として詳しくお伝えしたいと思います。
そもそも、展示会における「廃棄問題」とは何か
展示会に出展したことがある方なら、よくわかると思います。
ブースを作り込んで、来場者と熱い会話をして、商談の手応えを感じて、さあ撤収だ──という瞬間に、一気に現実に引き戻される感覚。
木材パネル、グラフィックボード、装飾材。あれだけ一生懸命作ったものが、イベント終了後には大量の廃棄物として積み上がっていく。
なぜ再利用できないのか?
その答えのひとつが「接着剤」です。
従来の石油系接着剤は、接着力が強い反面、剥がす際に素地を傷めてしまいます。きれいに剥がせない。だから資材を再利用できる状態で回収できない。だから廃棄するしかない。
このシンプルな構造が、展示会業界に長年積み重なってきた「使い捨て問題」の根本原因でした。
コスト的にも、環境的にも、この構造は持続可能ではありません。
LOOPGLUEは、まさにこの「根本原因」に直接メスを入れた技術です。
LOOPGLUEとは何か
LOOPGLUEの最大の特徴は、「しっかり接着できるのに、水で簡単に剥がせる」という、一見矛盾する2つの機能を両立している点です。
素材は、海藻に含まれる粘着成分。特に「アルギン酸ナトリウム」という海藻由来の成分が、優れた粘着性を示すことが研究で判明しました。
とはいえ、最初からうまくいったわけではありません。
開発のきっかけは、ちょっとした雑談でした。2023年9月の国際海洋環境デザイン会議で、海苔を使ったテーブル天板を制作した展示の打ち上げの席で、「海藻のネバネバを接着剤に使えないか」という議論が生まれたのです。
着目したのは、日本の「とろろ昆布」の製法です。何枚もの昆布を重ねて圧縮し、薄く削り出して作るとろろ昆布。その製造過程で昆布同士を密着させているのは、昆布が持つ天然の粘着成分だけです。この粘性を抽出し、新たな接着剤に応用できないか。ここから開発がスタートしました。
しかし、アルギン酸ナトリウム単体では接着強度が足りない。
そこで合流したのが、100年以上の歴史を持つ接着剤メーカー・セメダインです。セメダインの組成設計技術により、アルギン酸ナトリウムに他の自然由来材料を複合化。自然由来材料100%を維持したまま、実用レベルの接着強度を実現しました。
セメダイン製品部の西村香菜氏は、「解体されることまでを設計の前提とした接着剤は画期的なアイデアだった」と振り返っています。
この言葉に、ぼくは強くうなずきました。
「解体を設計の前提とする」。これがこの技術の本質です。
技術の信頼性は担保されているか
新しい素材の話を聞くと、「本当に使えるのか」という疑問が当然出てきます。
ぼくも同じです。展示会の現場で実際に使えなければ、どれだけ理念が正しくても意味がない。
物性検証の結果を見ると、LOOPGLUEは通常状態だけでなく、高温多湿(温度50℃・湿度85%)という過酷な環境下でも、一般的な接着剤と同等レベルの接着強度を発揮しているとのことです。
さらに半屋外環境での半年間にわたる耐久試験では、湿気によるしわや剥がれなどのトラブルは一切発生しませんでした。
使い方もシンプルです。
接着時は、接着面に薄く均一に塗布して数分から数十分静置するだけ。紙や表具の場合は水で3倍に希釈して使います。剥離時は、接着部分に水を含ませて数分放置すれば、素地を傷めることなくスムーズに剥がれます。残った接着剤も水で軽く拭き取るだけで除去できます。
ただし、適用素材に制限があることは知っておく必要があります。LOOPGLUEは紙や木材といった多孔質材料同士の接着に適しています。金属や樹脂などの非多孔質素材への適用は現状では難しい。
とはいえ、展示会ブースの主要素材は木製パネルや紙素材が中心ですから、実用上の問題は限定的です。
展示会出展者にとっての「本当のメリット」
博展の試算によれば、LOOPGLUEの活用により、木材の資材調達費と製作人件費がそれぞれ約15%削減できる見通しです。
これは単なる接着剤のコストダウンではありません。「資材の再利用」によって実現される削減です。
でも、ぼくが注目したいのは、コスト削減そのものより、その先にある構造変化です。
展示会において、最も疲弊する瞬間はいつか。
ぼくは断言します。それは「撤収」です。
短時間での撤収、廃材処理、人手不足、コスト負担。展示会の「撤収」というフェーズは、これまでずっと「仕方ないもの」として扱われてきました。
出展が終わったあとの疲労感と廃棄物の山。あの光景を見るたびに、「なんとかならないか」と思ってきた展示会関係者は多いはずです。
LOOPGLUEは、この「仕方なかったもの」を変えます。
工具不要で解体でき、廃棄物が減り、人手も減る。そうなれば、展示会のコスト構造そのものが変わります。
これは単なる効率化ではありません。「出展することへの心理的ハードル」が下がるのです。
中小企業にとっての意味
展示会において、中小企業が出展を躊躇する理由は大きく3つあります。
コスト・人手・準備と撤収の負担。
今回の技術は、このうち少なくとも2つに直接効きます。コスト削減と、撤収負担の軽減です。
つまり、「出展しない理由」が一つずつ消えていく。
これは、ぼくにとって非常に重要なポイントです。
展示会は、本来「強い企業のための場」ではありません。むしろ、「想いがある、技術がある、でも営業力が弱い」という企業が世の中に出るための舞台です。
ぼくはこれまで1,300社以上の展示会出展を支援してきましたが、その中には「コストがかかりすぎる」「撤収が大変すぎる」という理由で出展を諦めた中小企業が何社もありました。
その舞台に立つハードルが下がる。
これは業界全体にとって、大きな意味を持ちます。
「サステナブル」は、見せる価値になる
環境価値についても触れておきたいと思います。
LOOPGLUEは自然由来材料100%のバイオマス接着剤です。廃棄性にも優れています。ESG(環境・社会・ガバナンス)が重視される現代、企業の環境への取り組みはブランド価値に直結します。
ただ、ここで重要なのは「環境に良い」という事実そのものではありません。
展示会においては、それが来場者に伝わるかどうかがすべてです。
考えてみてください。
「このブース、全部水で分解できる素材を使っています」
「廃棄物ゼロ設計のブースです」
こういうストーリーが来場者に伝わったとき、何が起きるか。強い共感が生まれます。
「使い捨て」から「循環型」への転換を、ブースそのものが体現している。それは単なる装飾以上の訴求力を持ちます。
つまりこの技術は、「ブースの裏側の効率化」だけでなく、「表側の訴求力」にも転換できるのです。
展示会という「見せる場」だからこそ、環境配慮の取り組みが可視化され、企業価値の向上につながります。
展示会は「構造で勝つ」時代へ
ここで、ぼくが感じている大きな気づきをお伝えしたいと思います。
展示会で成果を出す企業は、派手な装飾をしている企業でも、予算をかけている企業でもありません。「構造を設計している企業」です。
LOOPGLUEの話は、まさにそれを示しています。
組み立てやすい、壊しやすい、環境に優しい、コストが下がる。
これはすべて「構造の設計」です。
ぼくは長年、「展示会は引き算の美学だ」とお伝えしてきました。
装飾を足すより、何を削ぎ落とすかを考える。来場者に届けるメッセージを一つに絞る。
1ブース=1アイテム=1ターゲット
ぼくのセミナーを聞いたことがある方なら必ず聞いたことがあるはずです。
LOOPGLUEが示す設計思想も同じです。「壊すこと」を前提に作る。これは、展示会の評価軸そのものの転換です。
従来の評価軸は明確でした。「どれだけ目立つか」「どれだけ強固に作れるか」「どれだけ来場者を引きつけられるか」。
つまり、「作る技術」にフォーカスされてきました。
しかし、LOOPGLUEが示しているのは逆です。「水で簡単に剥がせる」「解体が容易」「コストが削減される」。
これは「壊すことを前提とした設計思想」です。
これからの展示会は、「どう見せるか」の競争から「どう設計するか」の競争へ移行していく可能性が高い。ぼくはそう感じています。
業界全体への波及を期待したい
博展は、自社管理下で行う全ての表具工事においてLOOPGLUEを標準採用する方針を発表しました。全体の約3割に相当します。
3社は現在特許を出願中であり、LOOPGLUEの活用を希望する他社への製品展開も積極的に進めていく構えです。
博展サステナビリティ推進部の鈴木亮介氏は、「LOOPGLUEをわれわれのみで独占するのではなく、より多くの方々に活用されることで、循環型経済の実現に向けた実践的な一歩となり、業界内外に新たな動きを生み出していくことを強く期待している」と語っています。
この姿勢は重要です。
技術は、使われてはじめて価値になります。一社が独占しても、業界は変わりません。
日本国内だけでも、年間に開催される展示会は大規模なものだけでも900件以上もあります。それぞれで大量の資材が使われ、多くが廃棄されている現状を考えると、LOOPGLUEが業界標準になった場合の環境負荷削減効果は計り知れません。
ぼくは、この技術が業界全体に広がることを強く期待しています。
出展者が今すぐできること
では、実際に展示会に出展する企業として、今何ができるか。
まず、次回の出展計画を立てる際に、施工会社や装飾会社に「循環型素材」や「LOOPGLUE」について相談してみてください。すでに一部の施工会社では導入が始まっており、今後さらに広がることが予想されます。
「うちには木工ブースなんて関係ない。安価なシステムブースだ」と思った方がおられるかもしれません。でもちょっと待ってください。そう思った方に、ぼくはお聞きしたい。
「システムブースの壁面に掲示するパネルやポスターを毎回使い捨てにしているのではないですか?」
もしそうなら、そこは改善ポイントです。防炎トロマットのタペストリを壁面に境目なく吊るしましょう。そうすれば、パネルやポスターとちがって、壁面全体をつかってメッセージを伝えることができます。しかもそのタペストリは再利用可能です。
「循環型素材」や「LOOPGLUE」だけの話ではないのです。展示会業界に蔓延る使い捨て発想から脱却して、再利用可能な状態にできないかをゼロベースで考えることこそが重要なのです。
次に、自社のサステナビリティ方針を明確にし、資材の再利用や環境配慮を重視する姿勢を社内外に示すことです。展示会での環境配慮の取り組みは、CSRレポートや会社案内にも記載できる具体的な事例になります。
そして、もう一歩踏み込んで考えるなら、
「この技術をどうブースのストーリーに変換するか」
ここに勝負どころがあります。
技術は、それ単体では伝わりにくい。しかし「意味」を与えた瞬間に、強力な訴求ツールになります。
「剥がせる」という機能ではなく、「未来の社会のあり方を示すメッセージ」として使えるかどうか。そこに、出展成果の差が生まれてくるのです。
「作っては壊す」から「作って、使って、また使う」へ
海藻由来接着剤「LOOPGLUE」の登場は、展示会業界における資源循環の新たな可能性を示しています。
ぼくがこの技術に注目する理由を、最後にまとめます。
コスト削減(資材費・人件費で約15%削減)、環境配慮によるブランドイメージ向上、施工・撤収作業の効率化。この3つの価値は、数字としてわかりやすい。
でも、その先にある本質的な意味は、もっと大きい。
展示会の構造そのものが変わる可能性があります。「作っては壊す」という使い捨て型から、「作って、使って、また使う」という循環型への転換。これは単なる素材の変更ではなく、展示会業界のビジネスモデル自体の変革を意味しています。
展示会は、製造・物流・人材・環境のすべてが交差する「総合現場」です。だからこそ、このような素材技術は「材料の進化」にとどまらず、「展示会というビジネスモデルの進化」につながっていきます。
ぼくは1,300社以上の展示会出展を支援してきました。その経験から言えるのは、展示会で本当に成果を出す企業は、常に「構造から考える企業」だということです。
LOOPGLUEは、その「構造から考える」ための新しい選択肢をぼくたちに与えてくれています。
次回の出展からぜひ、循環型素材の活用を検討してみてください。
持続可能な展示会の未来は、一つ一つの出展の選択から始まります。
あなたの展示会の成功を心から応援しています!
【参考記事】 https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2604/17/news049.html
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展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。
展示会場の様子がわかる動画です。
会場を歩いてまず感じたこと
会場に足を踏み入れた瞬間、いつものスタートアップ系展示会とは少し違う空気を感じました。
大型のブース装飾や大掛かりな映像演出が少なく、代わりに人と人とが向き合って話をしている場面が随所に見られました。
これは偶然ではありません。この展示会が意図的に設計した「出会いの場」としての哲学が、会場の雰囲気に自然と反映されているように感じました。
名刺交換が目的の展示会は数多くありますが、ここには「その先の関係性」を作ることへの意識が漂っていました。
展示会基本情報
開催日時
2026年開催。詳細な日程は公式サイトをご確認ください。
会場
詳細は公式サイトにてご確認ください。
主催者
Eight(Sansan株式会社)。日本最大級のビジネス名刺アプリ「Eight」を運営する会社が主催しています。
公式サイト
公式サイトはこちら
来場者層
スタートアップ企業の経営者や事業開発担当者が中心です。
加えて、スタートアップへの投資に関心を持つ投資家や、連携先を探している大企業の事業部門担当者なども多く来場しています。
ビジネスの現場で意思決定に携わる方が集まる場であり、来場者の質が高いという点が大きな特徴です。
主な出展分野
SaaS、フィンテック、HR Tech、AIソリューション、ヘルスケア、グリーンテックなど、幅広いスタートアップ領域の企業が出展しています。
業種を問わずスタートアップ全般を対象としているため、会場内には多様なテーマが混在しており、思わぬ出会いが生まれやすい環境です。
展示会の特徴
この展示会の最も際立った特徴は、「出展のハードルを意識的に下げている」点です。
ブースをバックパネルだけにするなど小規模化・簡略化し、その分出展料をリーズナブルに抑えている点は、中小スタートアップにとって大変好感が持てます。
大手企業が巨大ブースで圧倒する展示会とは異なり、アイデアとプロダクトの力で勝負できる場として設計されている印象です。
出展費用が高いために展示会を諦めてきた企業にとって、この展示会は一つの現実的な選択肢になり得ます。
今回の見どころ
今回の展示会で特に注目したいのは、主催者であるEightが自社サービスをそのまま展示会に活かしている点です。
名刺アプリEIGHTの運営会社が主催しているだけに、デジタル名刺を活用した交流会やくじ引きなど、さまざまなアトラクションが会場内に用意されています。
これは単なる余興ではありません。交流することへの「きっかけ」を意図的に設計することで、来場者が自然と動き、出展者と話す機会が生まれる仕掛けになっています。
展示会の場で人と人をつなぐ工夫に、主催者の本気度を感じました。
注目ポイント
今回の展示会で僕が最も注目したのは、AIによるマッチング機能です。
来場者が出会うべき出展者をAIが提案するなど、新たなマッチングの機会を生み出している点はすばらしいと感じました。
展示会に来ても「どのブースを回ればいいかわからない」という来場者の悩みは、実は非常に多いものです。
AIが事前に最適な出展者を提案することで、来場者は会場を迷いなく歩けます。出展者側も、自社に関心を持つ来場者と出会える可能性が高まります。
双方にとってメリットがある設計であり、展示会の新しいスタンダードになる可能性を感じました。
会場の様子
会場内は、大型ブースが並ぶ従来型の展示会とは一線を画す雰囲気でした。
バックパネルを背に、テーブルと椅子だけで来場者と向き合うブースが多く、その分スタッフと来場者の距離が近い印象です。
商談に近い対話が各所で生まれており、「展示する場」というより「話す場」としての機能が色濃く出ていました。
くじ引きや交流会のエリアでは、自然と人が集まり、初対面同士が名刺交換をしながら笑顔で話している場面が随所に見られました。こうした柔らかい雰囲気が、会場全体の空気を和らげていたように思います。


業界への意味
今回の展示会でも感じたのは、成果が出ている企業ほど「その場の対応」ではなく、事前・当日・事後までを一貫した設計で動いているという点です。この全体像を理解せずに出展してしまうと、どうしても場当たり的な営業になりがちです。展示会で成果を出すための考え方と具体的な進め方は、展示会営業の成功ガイドで体系的に解説しています。
スタートアップ界隈の展示会が、こうした「参加しやすさ」と「出会いの質」を両立する方向に進化しているのは、業界全体にとって明るい兆しだと感じます。
大企業だけが展示会を使える時代から、アイデアのある企業すべてが展示会を活用できる時代へ。そのシフトを、この展示会は一歩先に体現しています。
今年の展示会トレンド
2026年の展示会を取り巻く最大のトレンドは「AIとリアルの融合」です。
デジタルで完結できる情報収集が当たり前になったからこそ、リアルな場でしか得られない「一次情報」の価値は高まっています。
AIが二次情報を瞬時に集約できる時代だからこそ、現場で感じる空気感、担当者の表情、会話の熱量といった情報が、企業の意思決定に欠かせないものになっています。
そしてその「リアルの場」を、AIがより効率的に活用できる環境へと整えているのが、今回のような展示会です。テクノロジーとリアルを対立させるのではなく、組み合わせる発想が、展示会の価値を新しい次元へと引き上げています。
過去のレポート
展示会営業コンサルタント清永健一による、過去の展示会現地観察レポートもあわせてご覧ください。さまざまな業種・規模の展示会を通じて見えてきた、成果につながる展示会営業の共通点をお伝えしています。
Startup JAPAN スタートアップ ジャパンEXPO2025|現地観察レポート
Startup JAPAN スタートアップ ジャパンEXPO秋2024|現地観察レポート
Climbers Startup JAPAN EXPO 2024|現地観察レポート
展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス
Startup JAPAN EXPO 2026を見て、改めて感じたことがあります。
展示会で成果を出すかどうかは、ブースの大きさでも予算でもありません。「誰に、何を伝えるか」という設計の明確さで決まります。
今回の展示会は、出展のハードルを下げながら、出会いの質を高める仕組みを丁寧に作っています。その姿勢は、出展者にとっても大いに参考になるはずです。
小さなブースだからこそ、準備と対話の設計が問われます。来場者の課題をしっかり聞き、会期後のフォローまでを見据えた出展ができれば、小規模な出展でも必ず成果につながります。
展示会は規模ではなく、設計です。この展示会に出展される企業の方には、ぜひその視点を持って会場に臨んでいただきたいと思います。
※この記事はAIを活用して作成しました。
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展示会場の様子がわかる動画です。
会場を歩いてまず感じたこと
東京国際フォーラムの地下2階、ホールE1に足を踏み入れた瞬間から、会場の空気が違うと感じました。
通路を歩けば専門用語が飛び交い、あちこちで名刺交換や商談が自然に発生しています。
「来ている人が全員、健康食品のプロだ」という実感は、この展示会特有の空気感でした。一言で表すなら、会場全体が商談の場として機能している展示会です。
展示会基本情報
開催日時
2026年4月16日(木)・17日(金) 10:00〜17:00
※2日目は主催者セミナーが9:50より開始
会場
東京国際フォーラム ホールE1(ガラス棟地下2F)
〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-5-1
主催者
株式会社ヘルスビジネスメディア
公式サイト
公式サイトはこちら
来場者層
健康食品業界の関係者のみに来場を限定した、完全BtoBの専門展示会です。
健康食品メーカーの商品開発担当者、ドラッグストアのバイヤー、通販企業の調達担当者など、健康食品ビジネスに直接関わるプロフェッショナルが集まります。
予想来場者数は1万4,000人。業界専門家だけでこれだけの規模になることは、健康食品市場の活況を示しています。
主な出展分野
健康食品の原料供給企業、受託加工(OEM)企業、容器・包装資材メーカーが主な出展分野です。
原料・製造・パッケージという健康食品製造のサプライチェーン全体を、一度の来場で俯瞰できる構成になっています。
展示会の特徴
健食原料・OEM展の最大の特徴は、「業界関係者のみ」という来場制限にあります。
一般公開型の展示会と異なり、会場に集まるのは健康食品ビジネスに関わるプロフェッショナルのみです。そのため、ブースでの会話は最初から実務的なレベルで始まります。
もうひとつ注目したいのが、ブースに基礎フレームが提供されている点です。出展企業は装飾費用を大幅に抑えることができるため、予算規模にかかわらず同じ土俵に立てる仕組みになっています。
質の高い見込み客と出会えて、出展コストも抑えられる。この展示会がコストパフォーマンスに優れていると感じる理由は、まさにここにあります。
今回の見どころ
今年の見どころは、機能性表示食品に関連した原料・処方提案の充実度です。
規制環境が変化し続ける中でも、各社が新たな素材開発や製法改善に積極的に取り組む姿勢が印象的でした。
OEM受託の商談がその場で成立する場面も多く、展示会が単なる情報収集の場を超えて、実際のビジネスが動く場として機能していることが伝わってきました。
注目ポイント
今回特に注目したのは、商談密度の高さです。
健康食品に強い関心と知識を持つ来場者が集まるため、会話がすぐに核心に入ります。「うちはこういう課題があって」「それならこの原料で対応できます」という流れが、ブースのあちこちで展開されていました。
展示会というよりも、業界全体が一堂に会した商談会の雰囲気が強く感じられます。
今回の展示会でも感じたのは、成果が出ている企業ほど「その場の対応」ではなく、事前・当日・事後までを一貫した設計で動いているという点です。この全体像を理解せずに出展してしまうと、どうしても場当たり的な営業になりがちです。展示会で成果を出すための考え方と具体的な進め方は、展示会営業の成功ガイドで体系的に解説しています。
会場の様子
東京国際フォーラムの地下2階という立地は、都心からのアクセスが抜群です。
会場内は通路幅も適切に確保されており、ブースとブースの間でも立ち話による商談が自然に生まれていました。各ブースでは基礎フレームを活用したシンプルな展示が多く、かえって商品・サービスの内容がダイレクトに伝わる設計になっていました。
派手な装飾よりも、素材サンプルや試飲・試食の提案が来場者の関心を引き寄せていた点は、この展示会ならではの光景です。


業界への意味
健康食品市場は近年、規制強化と市場拡大が同時に進む複雑な局面にあります。
そうした環境の中で、サプライチェーン全体が一堂に集まるこの展示会の意義は、年々高まっています。原料・製造・パッケージのソリューションを一度の来場で得られることは、業界全体の時間的コストを下げる機能を果たしています。
また、専門知識を持つ来場者しかいないこの場は、出展企業にとって市場のリアルを知る貴重な機会でもあります。AI時代においても、こうした現場でしか得られない一次情報の価値は、むしろ高まっていると感じます。
今年の展示会トレンド
今年の展示会全般に共通するトレンドとして、「実需型」の商談スタイルが強まっています。
来場者が情報収集だけを目的にするのではなく、具体的な課題解決を求めてブースを訪れるケースが増えています。
健食原料・OEM展でもこの傾向は顕著で、セミナーや企業プレゼンテーションへの参加意欲も高く、学びをその場ですぐに商談へ転換するスピードが速くなっていました。展示会そのものが、業界のビジネスサイクルを加速させる場になりつつあります。
展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス
健食原料・OEM展のような専門性の高い展示会は、展示会営業の本来の価値が最もよく発揮される場です。
来場者が全員、健康食品ビジネスの当事者である以上、ブースでの会話はすぐに実務レベルに入ります。この環境を活かすには、「誰に、何を、どのように伝えるか」を事前にしっかり設計しておくことが欠かせません。
また、基礎フレームによって出展コストが抑えられるこの展示会では、中小企業でも大企業と同じ土俵に立てます。装飾にコストをかけるより、商談設計と事後フォローに時間と労力を集中させることが、成果を出す最短ルートです。
展示会の本質は、名刺を集めることではありません。関係性を育て、次の商談につなげることです。専門用語が飛び交い、名刺交換がそこかしこで起きているこの会場は、まさに展示会営業の理想的な舞台と言えます。
※この記事はAIを活用して作成しました。
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展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。
展示会場の様子がわかる動画です。
会場を歩いてまず感じたこと
東京ビッグサイトに足を踏み入れた瞬間、今年の雰囲気が例年とは少し違うと感じました。
空気の密度が違うのです。
いつもなら来場者の流れはある程度均一に広がるものですが、今回は明らかに人の流れに「偏り」がありました。その偏りをたどっていくと、ある一角に大きな人だかりができていました。
それが今回新設された「ヒューマノイドロボット EXPO」のエリアです。
展示会の現場には、数字やレポートでは掴みきれない「空気感」というものがあります。その空気が何を語っているのか——僕がこの会場で読み取ったことを、展示会営業の視点からお伝えします。
展示会基本情報
開催日時
2026年4月(春季開催)
会場
東京ビッグサイト(東展示棟)
主催者
RX Japan株式会社
公式サイト
公式サイトはこちら
来場者層
来場者層は非常に幅広く、製造業・IT・商社・スタートアップなど多業種にわたっていました。
特に今回はヒューマノイドロボットEXPOの新設効果もあって、普段の回より明らかに若い来場者が増えていました。エンジニアと思われる層、投資家や事業開発担当らしき層、そして純粋に興味本位で来たと思われる一般的なビジネスパーソンまで、幅広い顔ぶれが印象的でした。
主な出展分野
NEXTECH WEEKは複数の専門展で構成される複合イベントです。今回の主な出展分野は以下のとおりです。
AI・人工知能 EXPO、IoT/M2M EXPO、量子コンピューティング EXPO、サイバーセキュリティ EXPO、ブロックチェーン EXPO、そして今回新設のヒューマノイドロボット EXPO。
テクノロジーの最前線を網羅する構成となっており、一度の来場で多様な最先端技術に触れることができるのがこの展示会の大きな特徴です。
展示会の特徴
NEXTECH WEEKは、IT・デジタル・製造テクノロジー分野における日本最大級の複合専門展です。
複数のテーマ別専門展が同一会場・同一会期で開催されるため、来場者は自分の関心分野を軸にしながら、隣接する技術領域にも自然と触れることができます。このクロスオーバーな設計が、異業種間の新しい出会いを生みやすい環境をつくっています。
出展者にとっても、単一業界の展示会と比べて来場者の多様性が高く、思わぬ商談のきっかけが生まれやすいのが特長です。主催のRX Japan株式会社がこれだけの規模感を継続的に運営されていることには、改めて敬意を感じます。
今回の見どころ
今回最大の見どころは、やはりヒューマノイドロボット EXPOの新設でした。
これまでロボットといえば「産業用ロボット」の文脈が中心でしたが、ヒューマノイド——つまり人型ロボットという括りで展示会として独立させるのは、業界全体がこのテーマを「次のステージ」と位置づけたことの表れです。
その判断は正しかったと思います。実際、このエリアが今回の会場でもっとも人を集めていました。来場者が足を止め、スマートフォンで動画を撮り、隣の人と話し合う——そんな光景がそこかしこに広がっていました。
注目ポイント
ヒューマノイドロボットのエリアで強く印象に残ったのは、完成品を展示している企業の顔ぶれでした。
滑らかな動きを披露する二足歩行ロボット、自律的にタスクをこなすデモを行うロボット——そうした完成品としての「存在感」を放っていたのは、中国をはじめとした海外企業が多数を占めていました。
日本企業の姿を探すと、部品・素材・センサー・アクチュエーターといった要素技術での出展が目立ちます。その技術水準の高さは確かなもので、海外完成品メーカーも日本の部品を採用しているケースが多いと聞きます。しかしながら、完成品としての存在感という点では、正直やや影が薄く感じました。
鉄腕アトム、ドラえもん、ガンダム——日本はロボットへの夢を世界に先駆けて描いてきた国です。その想像力を育ててきた国だからこそ、完成品の世界でも改めて存在感を発揮してほしいと、僕は強く思います。部品・素材で世界を支える力があるのなら、完成品という舞台でもその底力を見せてくれるはずです。
会場の様子
開場直後から来場者の流れは絶えることなく続いていました。
今回、来場者の足を止めていたブースには共通点がありました。それは「誰に、何を伝えるのか」が明確に設計されていることです。こうした成果の出る展示会営業は、決して偶然ではなく再現可能です。その具体的な考え方と手順は、展示会成功のための全体像で体系的にまとめています。
一方で、立派なブース装飾をしながらも来場者の足が止まっていないブースも見受けられました。力を入れているのに届いていない——そのギャップは、準備の段階で解決できるものです。
ヒューマノイドロボットEXPOのエリアは特に熱気があり、デモ展示の前には常に人だかりができている状態でした。動くものには人が集まる——この原理は展示会においても変わりません。


業界への意味
ヒューマノイドロボットが展示会として独立した専門展になったことは、単なるトレンドの反映ではないと思います。
これは産業構造の転換点を示すサインです。
これまでロボットは「特定の工程を自動化するもの」でした。しかしヒューマノイドが普及すれば、「人が行うあらゆる作業を代替できる可能性」が生まれます。製造・物流・介護・建設——あらゆる労働集約型の現場に影響が出うる話です。
日本が誇る部品・素材・精密加工の技術は、こうした完成品の品質を左右する根幹です。サプライチェーンの上流にいる日本企業にとって、この市場の拡大は大きなビジネスチャンスでもあります。来場者の目がその完成品に集まっているとき、実はその中に日本の技術が息づいていることを、僕たちは誇りを持って伝えていく必要があると感じました。
今年の展示会トレンド
今年のNEXTECH WEEKから読み取れる展示会トレンドをいくつか整理します。
まず「体験型デモ」の重要性がさらに高まっています。来場者はもはや「説明を聞く」だけでは満足しません。実際に動いているものを見て、触れて、感じることを求めています。デモ展示に力を入れているブースは、それが一目でわかる人の集まり方をしていました。
次に「テーマの細分化・専門化」の流れがあります。今回のヒューマノイドロボットEXPOの新設はその典型です。AI・IoTのような広い括りから、より具体的な技術テーマへと展示会の切り口が進化しています。これは来場者のニーズが高度化・専門化していることの表れでもあります。
そして「海外企業の存在感の増大」も今年の特徴として挙げられます。特にヒューマノイドロボット分野では、アジアを中心とした海外企業が完成品で積極的に市場に打って出ていました。この潮流は今後さらに加速するでしょう。
過去のレポート
過去のNEXTECH WEEKや関連展示会の観察レポートはこちらからご覧いただけます。展示会ごとの変化や業界トレンドの流れを時系列で確認したい方にもお役立ていただけます。
NexTech Week2025【春】(AI・人工知能EXPO、ブロックチェーンEXPO、量子コンピューティング EXPO、デジタル人材育成支援 EXPO)|現地観察レポート
NexTech Week2024【春】(AI・人工知能EXPO、ブロックチェーンEXPO、量子コンピューティング EXPO、デジタル人材育成支援 EXPO)
NexTech Week2023【春】(AI・人工知能EXPO、ブロックチェーンEXPO、量子コンピューティング EXPO、デジタル人材育成支援 EXPO)
NexTech Week 2022春
展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス
今回の会場を歩いて改めて感じたのは、「展示会は一次情報の宝庫だ」ということです。
ヒューマノイドロボットの前に集まった来場者の顔を見てください。彼らの反応、彼らの質問、彼らが足を止めた瞬間——これはどんなマーケットレポートにも載っていない生きた情報です。
AI時代においても、この一次情報の価値は落ちるどころか高まっています。AIが処理できるのは既存のデータです。しかし展示会の現場にあるのは、まだデータになっていないリアルな市場の反応です。
出展企業の皆さんに伝えたいのは一つです。展示会に出て「売ろう」とするのをいったんやめてください。会場の来場者が何に反応しているか、何を課題と感じているか——その観察こそが、次のビジネスの種になります。
ヒューマノイドロボットに集まった人たちの期待と不安を、あなたのビジネスにどう活かすか。それを考え、設計し、次の展示会につなげていく——それが展示会営業の本質です。
※この記事はAIを活用して作成しました。
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展示会営業(R)コンサルタント。経済産業大臣登録中小企業診断士。詳細はウィキペディアご参照。
展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。
展示会場の様子がわかる動画です。
会場を歩いてまず感じたこと
会場に入ってまず感じたのは、とにかく熱気がすごい、ということでした。
東京ビッグサイトの広い会場が、開場直後から多くの来場者で埋まっています。
通路をすれ違う人たちは、みなメモを片手に目的を持って動いていました。何かを探している。その目の真剣さに、この展示会の密度を感じました。
ファベックスは、フーデックスのような国際的なスケールとも異なり、アグリフードエキスポや地方銀行フードセレクションのような地域特化型の展示会とも違います。
中食・外食業界に絞り込みながらも、全国から出展企業が集まる。その絶妙なバランスが、この展示会の個性です。
「ちょうどいい規模感」とでも言うのでしょうか。会場全体を1日で歩き切れる密度と広さが、来場者にとっても出展企業にとっても使い勝手のよい環境を生み出しています。
展示会基本情報
開催日時
2026年4月15日(水)〜17日(金)、10:00〜17:00(3日間開催)
会場
東京ビッグサイト(東京国際展示場)
主催者
日本食糧新聞社(共催:一般社団法人 日本惣菜協会)
公式サイト
公式サイトはこちら
来場者層
スーパーマーケット、コンビニエンスストア、外食チェーン、学校・病院給食など、食品の仕入れや商品開発に携わるプロフェッショナルが中心です。
業界関係者のみが入場できる展示会のため、商談目的の来場者が非常に多いのが特徴です。
出展側から見ると、「課題を持って情報を探しに来ている」来場者と出会える場であることが、この展示会の価値のひとつと言えます。
主な出展分野
惣菜・弁当、デザート・スイーツ、ベーカリー、お米・米飯製品、食品素材・調味料など、業務用食品の広い分野にわたります。
同時開催として「デザート・スイーツ&ベーカリー展」「お米未来展」「食品&飲料OEM Expo」のほか、プレミアム・フードショー2026、ProWine Tokyo2026なども並行して開催されています。
一度の来場で、食品業界の多角的な情報収集ができる構成になっているのは大きな魅力です。
展示会の特徴
ファベックスの最大の特徴は、業務用に絞り込んだ「実務直結型」の展示会である点です。
一般消費者向けの食品イベントとは明確に異なり、バイヤーと出展企業の商談が成立しやすい環境が整っています。
大きすぎず、小さすぎない規模感も特徴のひとつです。フーデックスは国際展示会として圧倒的なスケールを誇りますが、来場者数が多すぎるゆえに「目当てのブースに辿り着けない」という声も聞かれます。
その点、ファベックスは会場全体が把握しやすく、出展企業と来場者の間に丁寧な対話が生まれやすい環境があります。
業種を絞り込むことで、来場者の質と目的意識が高まる。その循環がこの展示会の強みです。
今回の見どころ
今回のファベックス2026で目を引いたのは、健康志向と利便性を両立させた惣菜・弁当の提案でした。
コロナ禍以降に定着した中食需要の高まりを受け、栄養バランスへの配慮や機能性素材を活用した製品提案が多く見られました。
人手不足への対応としては、製造工程の効率化を支援する加工技術や省力化設備の出展が目立っていました。業界共通の悩みに向き合う出展企業の姿勢が伝わってきます。
デザート・スイーツ分野では、高付加価値路線の提案が増えており、外食業界が「体験価値」で差別化を図ろうとする動きが読み取れました。
お米未来展では、米粉を活用した製品や業務用の新品種米の提案が並び、日本の食文化を支えるお米の可能性を感じさせる展示が続いていました。
注目ポイント
今回、来場者の足を止めていたブースには共通点がありました。それは「誰に、何を伝えるのか」が明確に設計されていることです。こうした成果の出る展示会営業は、決して偶然ではなく再現可能です。その具体的な考え方と手順は、展示会成功のための全体像で体系的にまとめています。
逆に、どんなに商品が優れていても、ブース前に立った来場者が「これは自分向けではない」と感じてしまえば、立ち止まってもらえません。
業務用の展示会では特にこの傾向が顕著です。来場者は課題を持って会場に来ているため、自分の課題と関係のない情報には反応しにくい。だからこそ「誰向けのブースか」が問われます。
会場の様子
東京ビッグサイトの各ホールには、惣菜・弁当関連のブースが立ち並び、試食を提供するコーナーには人だかりができていました。
担当者と来場者が立ったまま名刺交換し、その場でサンプルを渡しながら会話を続ける光景があちこちで見られました。
展示会の会場でしか生まれない「一次情報の交換」が、そこかしこで起きていました。
AI時代に情報収集の手段は増えましたが、担当者の話し方、表情、商品の質感や香りは、会場に来なければ得られません。それがこの場の本質的な価値だと思っています。
会場全体に漂う真剣さとエネルギーは、展示会という場が今も業界の重要な接点であることを証明していました。


業界への意味
中食・外食業界は今、大きな転換期の中にあります。
人手不足、原材料費の高騰、消費者の健康志向の高まり、そしてデジタル化への対応。これだけの課題が重なる時代に、業界のプレイヤーが一堂に集まるファベックスの役割は、以前にも増して重要になっています。
新しい技術や商品を実際に見て触れ、担当者と直接話すことで得られる情報は、ネット上のどんなデータよりもリアルです。
展示会は「情報収集の場」という側面だけでなく、「業界の体温を感じる場」でもあります。
その意味で、ファベックスは毎年、業界の現在地を確認できる貴重な機会を提供してくれています。
今年の展示会トレンド
今年のファベックスを通じて感じた展示会全体のトレンドを、僕なりの視点で整理してみます。
まず目立ったのは「絞り込みと特化」の傾向です。何でも扱う総合型の展示ではなく、特定の課題や顧客層に絞り込んだブース設計が増えています。
次に、「体験・実感」を重視した展示が際立っていました。試食や実演など、来場者が直接体感できる仕掛けを持つブースは、通路を歩く人の足を確実に止めていました。
また、「展示会後のフォロー設計」を意識したブース構成も増えてきました。QRコードで動画や資料に誘導したり、来場者の情報を効率よく収集できる仕組みを準備している企業が目立ちました。
展示会は今、単に商品を並べる場から「来場者との関係構築の起点」へと進化しています。この変化に気づいている企業は、着実に成果を出し始めています。
過去のレポート
ファベックスの過去のレポートは順次公開予定です。今後の更新をお待ちください。
ファベックス・デザート・スーツ&ベーカリー展2025|現地観察レポート
ファベックス・デザート・スーツ&ベーカリー展2024
ファベックス・デザート・スーツ&ベーカリー展2023
ファベックス(惣菜デリカ、中食、外食、給食、配食業務用専門展)とデザート・スイーツ&ベーカリー展2022
ファベックス2021(惣菜デリカ、中食、外食、給食、配食業務用専門展)とデザート・スイーツ&ベーカリー展
展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス
ファベックスのような業種特化型の展示会で成果を出すためには、「この展示会に来る人は何を求めているのか」を事前に徹底して考えることが大切です。
業務用食品の展示会では、来場者の大半が明確な課題を持って会場に来ています。「何かいいものがあれば」ではなく、「この問題を解決できる商品・パートナーに出会いたい」という目的意識があります。
だからこそ出展企業に求められるのは、幅広い商品を並べるPRではなく、「この課題を抱えている方に伝えたいことがあります」という絞り込まれたメッセージです。
会場を歩いていて感じたのは、うまくいっているブースとそうでないブースの差は、ほぼこの一点に集約されているということでした。
展示会の成果は準備で8割が決まります。次の出展に向けて、ぜひ今から設計を始めてみてください。
※この記事はAIを活用して作成しました。
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展示会営業(R)コンサルタント。経済産業大臣登録中小企業診断士。詳細はウィキペディアご参照。
展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。
展示会場の様子がわかる動画です。
会場を歩いてまず感じたこと
4月の池袋、サンシャインシティ。コンベンションセンターのフロアに足を踏み入れた瞬間、活気の密度に圧倒されました。
第73回という節目を迎えたインターナショナル プレミアム・インセンティブショー春2026。3日間の会期を通じて、国内外の販促・ノベルティ関連企業が一堂に集まるこのイベントは、業界の今を映す鏡のような場でした。
テーマは「革新が販促市場を飛躍させる PartⅡ」。前回に続く「革新」の問いかけが、今年のフロアにどんな答えを生んでいるのか。そんな視点を持ちながら、僕はゆっくりと会場を歩きました。
展示会基本情報
開催日時
2026年4月8日(水)・9日(木)・10日(金)の3日間にわたって開催されました。
会場
東京・池袋のサンシャインシティ 文化会館ビル コンベンションセンターで開催されました。
主催者
株式会社ビジネスガイド社が主催しました。長年にわたり販促業界の専門見本市を牽引してきた実績のある主催者です。
公式サイト
公式サイトはこちら
来場者層
販促企画担当者、マーケティング関係者、企業ギフトの購買担当者が中心です。メーカー、流通、広告代理店など、業種を横断した専門家が全国から足を運んでいました。
主な出展分野
販促ツール、企業ギフト、ノベルティグッズ、デジタル販促、エコ・サステナブル素材を活用した製品など、販促・マーケティングに関わる幅広い分野が揃っていました。
展示会の特徴
この展示会の最大の特徴は、「販促」という切り口で業界横断的に出展者が集まる点です。食品メーカー、アパレル、ITサービス、印刷会社——業種を問わず、「人に何かを届けたい」という思いを持つ企業が集結しています。
それだけに、来場者も多様です。同じ展示会でありながら、それぞれが持ち込む課題はまったく異なります。会場全体が、まるで大きな商談広場のような雰囲気でした。
今回の見どころ
今回特に注目を集めていたのは、第35回を迎えた日本プロモーション企画コンテストの表彰式です。受賞企業のブースには自然と人が集まり、成功事例を直接聞ける場として機能していました。
また、サステナブル・ノベルティの集約展示エリアも見応えがあります。環境配慮を前面に出した製品が一か所にまとまっており、来場者が比較検討しやすい設計になっていた点が印象的でした。特別講演のステージでは、キャンペーン成功事例の共有が行われ、多くの来場者が熱心にメモを取っている姿が見られました。
注目ポイント
今回、僕が特に目を引かれたのは「推し活」関連の販促グッズの存在感です。キャラクターグッズ、アクリルスタンド、缶バッジ、フォトカード——個人の趣味と企業プロモーションの境界線が、急速に溶け合ってきていることを実感しました。
推し活の勢いが市場全体を底上げしていると言えるほど、そのジャンルに関わる製品やサービスの展示が目立っていました。消費者が「好き」という感情で動く力を、企業がどう販促に活かすか。この問いが、フロア全体に漂っていたように感じます。
「ファンダム」という言葉が業界の共通言語になりつつある今、この変化をいち早くつかんでいる企業とそうでない企業の差は、ブースの雰囲気にもはっきりと表れていました。
会場の様子
会場は3日間を通じて高い集客を維持していました。平日にもかかわらず、午前中から来場者が途切れず、多くのブースで活発な商談が進んでいました。
今回、来場者の足を止めていたブースには共通点がありました。それは「誰に、何を伝えるのか」が明確に設計されているということです。こうした成果の出る展示会営業は、決して偶然ではなく再現可能です。その具体的な考え方と手順は、展示会成功のための全体像で体系的にまとめています。
逆に、魅力的な商品を持ちながらもブース前を素通りされてしまっている企業も見受けられました。展示物の見栄えと、来場者への語りかけのバランスは、今も変わらない大きな課題です。


業界への意味
販促業界において、この展示会が果たしている役割は非常に大きいと感じています。デジタルマーケティングが隆盛を極める中、「モノを渡す」という行為の価値が改めて見直されているからです。
画面の外にある実物のノベルティや、手に取れるギフトが持つ記憶への刻み込み方は、デジタル広告とは本質的に異なります。そこに「販促」の強みがあり、このプレミアム・インセンティブショーはその価値を体現する場になっています。
今年の展示会トレンド
今年のトレンドとして僕が感じたのは、大きく3つです。
ひとつ目は「サステナビリティの主流化」です。エコ素材やリサイクル品を扱う企業が増えただけでなく、それを前面に打ち出すことがもはや差別化ではなく「当たり前」になりつつあります。
ふたつ目は「体験型プロモーションの強化」です。単なる商品展示ではなく、使い方や世界観を体感させるブース設計が増えていました。展示会ならではのリアルな接触を活かした演出が、各社の工夫どころになっています。
3つ目が「推し活・ファンダム文化との融合」です。個人の熱量を企業プロモーションに取り込む動きは、今後さらに加速するでしょう。この3つのトレンドは互いに絡み合いながら、販促市場の新しいスタンダードを形成しつつあります。
過去のレポート
プレミアム・インセンティブショー春2025|現地観察レポート
プレミアム・インセンティブショー春2024
プレミアム・インセンティブショー春2023
プレミアムインセンティブショー春2022
インターナショナル・プレミアムインセンティブショー春2021
過去のインターナショナル プレミアム・インセンティブショーの観察レポートも公開しています。展示会の変遷を振り返りたい方は、ぜひあわせてご覧ください。
展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス
今回の会場を歩いて改めて感じたのは、展示会とは「出会いの場」であると同時に、「設計の差が如実に出る場」だということです。
どれだけ良い製品を持っていても、ブースに呼び込む設計と、来場者との会話の質がなければ成果は生まれません。逆に、ニッチな分野であっても、しっかりと設計されたブースは確実に人を引き寄せていました。
販促業界の企業にとって、この展示会は「お客さまに見られる側」と「お客さまを集める側」の両方を一度に経験できる貴重な機会です。ぜひ出展と来場の両面から、この場を最大限に活用してほしいと思います。
※この記事はAIを活用して作成しました。
展示会で成果を出すコツを知りたい方へ
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展示会営業(R)コンサルタント。経済産業大臣登録中小企業診断士。詳細はウィキペディアご参照。
展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。
東京ビッグサイト30周年。
これまで何度も「展示会は終わった」と言われてきました。
でも、終わらなかった。
むしろ今、展示会はもう一度、BtoBビジネスの主役に戻ろうとしています。
東京ビッグサイトが、今年で開業30周年を迎えました。
ぼくはこの節目を、とても感慨深い気持ちで迎えています。
展示会営業(R)コンサルタントとして1,300社以上の企業を支援してきたぼくにとって、
東京ビッグサイトは単なる会場ではありません。
商談が生まれる場所であり、
企業の未来が動き出す場所であり、
そして、ぼく自身の人生を変えてくれた場所です。
思い返せば、ぼくのキャリアは
決して順風満帆ではありませんでした。
※興味を持っていただける方、展示会営業(R)ノウハウ誕生秘話をご覧ください。
東京ビッグサイト開業の翌年、
新卒で入った会社を、わずか4か月で辞めました。
いきなりの挫折でした。
自信もない。実績もない。
これからどう生きていけばいいのかも分からない。
そんな状態の中でたまたま出会ったのが、「展示会」でした。
展示会で初めて接客した時のことを今でも鮮明に覚えています。
衝撃を受けました。
営業なのに、追いかけなくていい。
お客様の方から来てくれる。
しかもその場には、課題を持った人しかいない。
だから会話が深くなる。
その場で、信頼が生まれる。
その瞬間、気づいたのです。
営業とは、売り込むことではなく、
「教えること」、「価値を伝えること」なのだと。
そして展示会は、それを最も自然に実現できる場なのだと。
展示会とは、単なる「販売の場」ではありません。
出展を決断した時点ではプッシュ、でも当日の場ではプルになる。
プッシュ型営業とプル型営業が融合した唯一の営業の仕組みです。
それにしても東京ビッグサイト。
数字で見ても、その存在の大きさは圧倒的です。
総展示面積11万㎡超。
年間約300の展示会。
来場者数は年間1,400万人。
これは、東京都の人口とほぼ同じです。
これだけの人と企業が、同じ場所に集まり、
出会い、対話し、新しいビジネスを生み出している。
東京ビッグサイトは、ただの施設ではありません。
日本のビジネスを動かすエンジンなのです。
東京ビッグサイトのこの30年は決して平坦ではありませんでした。
東京都市博の中止。
リーマンショック。
東日本大震災。
そしてコロナ禍。
そのたびに、展示会は「終わった」と言われてきました。
ぼくも、何度もその声を聞いてきました。
でも、終わらなかった。
むしろコロナが明けたとき、多くの企業が気づいたのです。
「リアルで会う」ということの価値に。
これから、ますますAIが進化し、
情報がコモディティ化します。
WEB上の情報だけでなく、学術論文に書かれた最新の研究結果まで
AIのおかげで、誰でも簡単に手に入れられるようになります。
Deep Research(ディープリサーチ)機能は本当にすごいれす。
でも、だからこそ、その先にある
「人」「空気」「温度」が価値になる。
展示会は、それを一瞬で伝えられる場です。
ぼくは、この場所で何度も奇跡のような瞬間を見てきました。
たった1件の商談をきっかけに売上を2倍にした工具卸。
万策尽きた状態から、展示会で業界トップ顧客と取引が始まり起死回生を果たしたスタートアップ
展示会で出会ったバイヤーをきっかけに海外進出し、今では海外売上比率の方が高くなった食品製造業。
自信のなかった営業担当者が、お客様との対話で変わっていく瞬間。
展示ブースでの顧客との生の対話によって、顧客志向の本当の意味に気づいた開発者。
展示会は、モノを売るだけの場ではありません。
会社の「本気」を見せる場です。
そして今、また新たな試練の気配が見え始めています。
ホルムズ海峡の封鎖リスクによる物流の混乱、原材料費の高騰。
展示会に必要な資材やブース装飾のコストは上昇し、
中小企業にとっての出展負担がさらに大きくなる可能性があります。
出展を見送る企業も出てくるでしょう。
しかし、ぼくはあえて言いたいのです。
それでも、展示会に出てください。
中小企業は、量では勝てません。
資金量も人数も大企業には敵いません。
だからこそ、展示会という『知恵と工夫で勝てる場』を使うべきなのです。
競合が出ないときこそ、目立てる。
不安な時代ほど、人は「直接会える企業」を選ぶ。
これは理屈ではなく、
ぼくが現場で何度も見てきた現実です。
たとえば、紙ぶくろ製造販売業エス・ユニットさんは、
2020年、コロナ禍真っただ中にマーケティングWeek2020に出展し
むしろコロナ前の展示会以上の売上を掴みました
(エス・ユニットさんの事例はこちらをご覧ください。)
東京ビッグサイトは、この30年間で何度も危機を乗り越えてきました。
危機を乗り越えるたびに、
出展社は戻り、
来場者は集まり、
商談は生まれ続けてきました。
ぼくは確信しています。
これからの時代、
AIが進めば進むほど、
展示会の価値は上がる。
東京ビッグサイトは、これからも
日本のビジネスの最前線であり続けるでしょう。
出展企業にとっての「商談の聖地」として。
そしてぼくにとっての「原点」として。
東京ビッグサイト、30周年おめでとうございます。
これからも、この場所から
たくさんの挑戦と、たくさんの商談が生まれていくことを、心から願っています。
展示会営業®コンサルタント 清永 健一
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展示会営業(R)コンサルタント。経済産業大臣登録中小企業診断士。詳細はウィキペディアご参照。
展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。
展示会場の様子がわかる動画です。
会場を歩いてまず感じたこと
ポートメッセなごやに足を踏み入れた瞬間、会場の熱量がすぐに伝わってきました。
ものづくり ワールド [名古屋] 2026。中部エリア最大規模の製造業向け専門展示会です。
9つの専門展示会が同時開催されるこのイベントは、製造業の「今」と「これから」が一堂に集まる場になっています。
会場内には630社を超える出展企業が集まり、3万5000人を超える来場者が情報収集に訪れています。僕がこれほどの規模の展示会を歩くたびに感じるのは、ここに来なければ出会えなかった情報がいかに多いか、ということです。
展示会基本情報
開催日時
2026年4月8日(水)〜10日(金) 10:00〜17:00
会場
ポートメッセなごや(愛知県名古屋市)
主催者
RX Japan 合同会社(日本最大規模の展示会主催者)
公式サイト
公式サイトはこちら
来場者層
中部エリアを中心に、設計・開発・製造・生産技術・調達・ITシステムに携わる技術者・担当者が多数来場しています。
自社の課題を解決するために、複数のサプライヤーを一度に比較・検討できるという点が、この展示会の大きな魅力です。来場者の多くは明確な目的を持って会場に訪れており、展示会営業の観点から見ても非常に質の高い来場者層といえます。
主な出展分野
今回の展示会は、以下の9つの専門展示会で構成されています。
・設計・製造ソリューション展
・機械要素技術展
・工場設備・備品展
・次世代3Dプリンタ展
・計測・検査・センサ展
・製造DXソリューション展
・製造業ODM/EMS展
・ものづくりサイバーセキュリティ展
・スマートメンテナンス展
製造業に関わるほぼすべての課題を、一つの会場でカバーできるラインアップになっています。
展示会の特徴
この展示会の最大の特徴は、「製造業の課題を網羅する」という圧倒的な専門性の深さです。
設計段階から製造現場、そして保全・セキュリティまで。製造業のバリューチェーン全体をカバーする出展内容は、来場者にとって一度に多くの情報を得られる場となっています。
また、中部エリアという立地もこの展示会の強みです。トヨタをはじめとする自動車産業が集積するこの地域では、製造業の密度が全国でも群を抜いています。地域の産業構造が、展示会の内容に直接反映されているのがよくわかります。
今回の見どころ
今回、特に注目が集まっていたのは「製造DXソリューション展」と「スマートメンテナンス展」のエリアでした。
工場のデジタル化・スマートファクトリー化は、今や製造業全体の大きなテーマになっています。どのブースでも「どうすればDXを現場に根付かせられるか」という実践的な相談が活発に行われていました。
「次世代3Dプリンタ展」も多くの来場者を集めていました。技術の進化と低コスト化が進み、大企業だけでなく中小製造業でも導入が現実的な選択肢になりつつあることを、会場の空気から感じました。
また、特別講演では鈴木・デンソー・アイシン・ヤマハといった大手企業の経営幹部が登壇し、生成AI・ロボット・DX推進の最前線を語るプログラムが組まれていました。セミナー会場は開始前から多くの来場者が集まっており、関心の高さが伝わってきました。
注目ポイント
今回、来場者の足を止めていたブースには共通点がありました。それは「誰に、何を伝えるのか」が明確に設計されていることです。こうした成果の出る展示会営業は、決して偶然ではなく再現可能です。その具体的な考え方と手順は、展示会成功のための全体像で体系的にまとめています。
一方で、スペースを広く使いながらも来場者がなかなか立ち止まらないブースも見受けられました。どれだけ立派なブースでも、誰に向けたメッセージなのかが伝わらなければ、来場者は素通りしてしまいます。
会場の様子
会場は開場直後から活気にあふれていました。
来場者の多くは、あらかじめ目的のブースを絞り込んできたような歩き方をしています。情報収集の目的意識が非常に明確で、ブースの担当者との会話もすぐに本題に入っていくケースが目立ちました。
こうした来場者の姿勢は、展示会営業の大きな可能性を改めて示しています。展示会に来る人は、何かを解決しようとしています。その意欲と出会えること自体が、通常の飛び込み営業やテレアポでは得られない展示会特有の価値です。
午後になるにつれ、商談スペースが埋まっていくブースもありました。その場でカタログを渡すだけでなく、「次のアポイント」につなげていた担当者の動きは、まさに展示会営業の理想的な姿だと感じました。


業界への意味
ものづくり ワールド [名古屋]は、製造業界にとって単なる情報収集の場ではありません。
中部の製造業が直面している課題——人手不足、DX推進、カーボンニュートラル対応——これらの答えを求めて、多くの現場担当者・経営者が足を運んでいます。
業界全体が変革を迫られているいま、こうした場で「何を見て、何を感じるか」が、企業の次の一手を左右します。展示会は情報過多の時代に、一次情報を届ける数少ない場として、ますます重要性を高めています。
今年の展示会トレンド
今年の展示会全体を通じて感じたトレンドは、「リアルとデジタルの融合」です。
生成AI・IoT・デジタルツインといったキーワードが、製造現場の文脈で語られるようになっています。かつてはIT展示会の言葉だったものが、製造業の専門展示会の中核テーマになってきました。
また、「サイバーセキュリティ」という分野が独立した専門展示会として成立していることも、時代の変化を象徴しています。工場のネットワーク化が進む中、セキュリティは製造現場の避けて通れない課題になってきました。
来場者の質問の内容を聞いていると、「導入できるか」ではなく「どう定着させるか」という段階に来場者の意識が移ってきていることがわかります。技術の普及が着実に進んでいる証拠だと感じます。
過去のレポート
ものづくり ワールド [名古屋]の過去の開催レポートは、随時更新しています。業界の変化を年次で追いたい方は、ぜひ過去のレポートもあわせてご覧ください。
ものづくりワールド名古屋2025|現地観察レポート
展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス
今回の会場を歩いていて改めて感じたのは、来場者は「売り込まれたくない」という気持ちが非常に強いということです。
製造業の展示会には、現場の悩みを真剣に解決しようとしている担当者が来ています。その人たちに対して、最初から製品の説明を畳み掛けてしまうブースは、どうしても来場者を遠ざけてしまいます。
逆に「どんな課題を抱えていますか?」という問いかけからスタートできているブースには、来場者が自然と足を止め、気づけば長い会話になっているケースがありました。
展示会の価値は、「会場で売ること」ではありません。「会期後の商談につながる関係を築くこと」です。ここを正しく理解できているかどうかが、展示会の成果を大きく左右します。
来年の出展を検討している方も、すでに出展が決まっている方も、「何のために展示会に出るのか」という問いをいま一度整理してみることをおすすめします。その問いへの答えが、準備の質を決め、当日の動きを変え、フォローの精度を高めます。
※この記事はAIを活用して作成しました。
展示会で成果を出すコツを知りたい方へ
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展示会営業(R)コンサルタント。経済産業大臣登録中小企業診断士。詳細はウィキペディアご参照。
展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。