展示会場の様子がわかる動画です。
会場を歩いてまず感じたこと
幕張メッセの広いホールに足を踏み入れた瞬間、独特の空気が漂っていました。
医薬品・化粧品の製造に携わる人々が集う展示会だからでしょうか。来場者の表情に、品質や安全性への高い意識が滲み出ています。
この業界に関わる展示会は、単なる製品紹介の場ではありません。製造プロセス全体を支える技術と知識の集積地です。
今回会場を歩きながら、「これだけの規模の展示会が毎年成立し続けている」という事実の重みを改めて感じました。
展示会基本情報
開催日時
2026年5月20日(水)~22日(金) 10:00~17:00
会場
幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)
主催者
RX Japan 合同会社
公式サイト
公式サイトはこちら
来場者層
製薬会社・化粧品メーカーの製造・品質管理・研究開発・購買部門の担当者が中心です。
課長職以上を対象とした登録制度(VIPパス)も設けられており、意思決定層の来場が多いのがこの展示会の特徴です。
つまり「情報収集に来ている担当者」だけでなく、「具体的な導入判断ができる立場の人」が会場にいるということです。出展企業にとっては、非常に価値の高い環境です。
主な出展分野
原料加工、プラントエンジニアリング、滅菌・クリーン化技術、設備保全・メンテナンス、包装・充填機器、プロセス測定・検査装置、物流・流通システムなど、製造プロセス全体をカバーする分野が出展しています。
また、原料展・バイオ医薬展・研究開発展など6つの関連展示会が同時開催されており、製薬・化粧品の川上から川下までを一覧できる構成になっています。
展示会の特徴
インターフェックス ジャパンは、「日本最大級の医薬品・化粧品製造・包装に関する国際展示会」です。今年は約950社が出展し、3日間で35,000名の来場が見込まれています。
この規模が意味するのは、業界全体が「製造技術の最前線」を一か所で確認しに来るということです。競合他社の動向を探る企業も多く、出展側も来場側も真剣勝負の場です。
もうひとつの特徴は「専門性の高さ」です。一般消費者向けの展示会とは異なり、来場者はすでに相応の専門知識を持っています。ブース前でのやりとりも、必然的に深い内容になります。
今回の見どころ
今回特に注目したのは、DX・デジタル化関連の出展が増えていた点です。製造ラインのデータ管理やIoT活用を訴求するブースが目立ちました。
品質管理の自動化・効率化というテーマは、規制の厳しい医薬品業界では特に需要が高く、来場者がじっくり立ち止まる場面が多く見られました。
また、バイオ医薬品製造に関連した出展も増加傾向にあります。国内のバイオ医薬品需要の高まりを、展示会の出展構成からも読み取ることができます。
注目ポイント
今回会場で足を止めたのは、来場者との対話を丁寧に設計しているブースでした。
製品の説明パネルを並べるだけでなく、「課題解決のストーリー」を見せる構成のブースは、来場者が自然に足を止め、スタッフとの会話が生まれていました。
一方で、技術的に優れた製品を持ちながら、来場者へのアプローチが「待ち」になっているブースも散見されました。製品の良さと、それを伝える設計は別物です。
展示会の現場に立つと、「頑張っているのに成果が出ない」企業が少なくありません。その原因は、努力不足ではなく「設計」の問題であることがほとんどです。展示会営業は、正しい順番と考え方で取り組めば結果が大きく変わります。その本質については、展示会営業の成功ガイドで詳しく解説しています。
会場の様子
開場直後から来場者の流れは途切れませんでした。幕張メッセのホールが、専門家たちの熱気で満たされていく様子は圧巻です。
業界特有の来場者層のせいか、ブース前での会話は短く終わることが少なく、担当者と来場者が資料を広げながら話し込む姿があちこちで見られました。
同時開催展も含めると、会場内の移動距離はかなりのものです。来場者は目的意識を持って動いており、目当てのブースを効率よく回るプロの動線が感じられます。


業界への意味
医薬品・化粧品製造の業界は、規制・安全性・品質への要求水準が他業界と比べても格段に高い世界です。
だからこそ、この業界の展示会には特別な意義があります。信頼できるメーカーや技術を、自分の目と耳で確認できる場所が展示会なのです。
AI時代に情報は溢れています。しかし「実際に見て、触れて、話を聞く」という体験は、インターネットでは代替できません。この展示会が毎年高い動員数を維持しているのは、その一次情報としての価値があるからだと感じます。
今年の展示会トレンド
2026年の展示会全体に見られるトレンドとして、「体験型・対話型のブース設計」が浸透してきています。
製品を並べるだけでなく、実機デモや映像・シミュレーションを使って「使った後の世界」を見せるブースが増えました。製品スペックよりも「課題解決の場面」を演出する方向に、出展の考え方が変わりつつあります。
また、出展規模の大小に関わらず「誰に何を伝えたいか」を絞り込んでいるブースが成果を出しています。選択と集中という言葉は展示会のブース設計にも当てはまります。
過去のレポート
過去のインターフェックス ジャパン 観察レポートや、他の展示会現地レポートも合わせてご覧ください。展示会ごとの業界動向や出展傾向の変化を読み解くヒントがあります。
インターフェックスWeek(医薬品・化粧品製造開発展)、再生医療EXPO東京2025|現地観察レポート
インターフェックスWeek(医薬品研究・製造展)2023
インターフェックスWeek(医薬品・化粧品研究製造展)2022
インターフェックスWeek東京2021(医薬品研究・製造の展示会)
展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス
インターフェックス ジャパンのような専門性の高い展示会では、来場者はすでに「何かを解決したい」という明確な課題を持って会場に来ています。
このような来場者に対して最も有効なアプローチは、製品の機能を説明することではありません。「あなたの課題に、具体的にどう役立つか」を伝えることです。
展示会で関係構築ができる企業とそうでない企業の差は、ブースの広さでも装飾でもありません。来場者との会話の質と、その後のフォローの設計にあります。
今回会場を歩いて感じたのは、「出展して終わり」ではなく、展示会後のフォロー活動まで見据えてブースを設計している企業が着実に増えているということです。この流れは、展示会営業が着実に進化している証でもあります。
来年の出展をご検討の企業には、ぜひ早い段階から準備に取りかかることをおすすめします。展示会の成果は、準備の質で8割が決まります。
※この記事はAIを活用して作成しました。
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展示会営業(R)コンサルタント。経済産業大臣登録中小企業診断士。詳細はウィキペディアご参照。
展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。
2026NEW環境展・地球温暖化防止展|現地観察レポート
展示会場の様子がわかる動画です。
会場を歩いてまず感じたこと
初日、僕は会場に足を運びましたが、大盛況でした。
来場者も出展者も特定の業界に偏らず、雑多で勢いがある印象です。
環境・廃棄物処理の専門家はもちろん、製造業や建設業、自治体の担当者、さらには学生まで、さまざまな立場の人が会場を行き交っていました。
「環境展」というとどこか専門的でアカデミックなイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、実際の会場はもっと生活に根ざした活気にあふれています。
特に人だかりができていたのは、猛暑対策関連の商材を展示しているブースです。
熱中症対策グッズや冷却技術、屋外作業向けの保護具を展示するブースには、立ち止まる来場者が絶えませんでした。
展示会基本情報
開催日時
2026年5月20日(水)〜5月22日(金)の3日間。開場時間は午前10時〜午後5時(最終日は午後4時まで)です。
会場
東京ビッグサイト(有明)東1・2・3・7・8ホール および 東1・2・3ホール屋外実演会場。
主催者
日報ビジネス株式会社。後援には環境省・経済産業省・国土交通省など複数の政府機関が名を連ねています。
公式サイト
公式サイトはこちら
来場者層
環境・廃棄物処理・エネルギー関連企業の担当者を中心に、製造業・建設業・自治体の環境部門、研究機関など幅広い層が訪れています。
特定の業界に閉じた展示会ではなく、環境課題に関心を持つあらゆる業種が集まる場といえます。
主な出展分野
資源循環・リサイクル、廃棄物処理・収集運搬技術、再生可能エネルギー、省エネルギー機器・システム、脱炭素・CO2削減ソリューション、気候変動適応製品など多岐にわたります。
展示会の特徴
NEW環境展と地球温暖化防止展が同時開催されているのが、この展示会の大きな特徴です。
廃棄物処理・リサイクルから再エネ・省エネ、脱炭素まで、環境課題全体を網羅するワンストップの場として機能しています。
屋内1,800小間・屋外80小間という規模は、国内の環境専門展示会としても最大クラスです。
企業展示にとどまらず、脱炭素フォーラムやSDGs関連セミナーも充実しており、学びの場としての設計も行き届いていました。
今回の見どころ
今回の展示会で注目したいのは、出展ジャンルの広がりです。
従来の廃棄物・リサイクル中心の印象から、エネルギー転換・カーボンニュートラルを核に据えた展示が明らかに増えています。
加えて、猛暑対策関連の出展が目を引きました。
熱中症予防用品や冷却ウェア、屋外作業向けのシェルターなど、「暑熱環境」をひとつのビジネステーマとして打ち出す企業が、複数ブースにわたって並んでいます。
環境展でこの分野がこれほどの存在感を示したのは、近年の猛暑の深刻化が背景にあるといえます。
注目ポイント
特に人が集まっていたのは、「今すぐ使える」解決策を提示しているブースです。
来場者は製品カタログを眺めに来ているのではなく、現場で抱える課題の答えを探しに来ています。
そのニーズに応えているブースほど、足が止まる時間が長くなっていました。
今回、来場者の足を止めていたブースには共通点がありました。それは「誰に、何を伝えるのか」が明確に設計されていることです。こうした成果の出る展示会営業は、決して偶然ではなく再現可能です。その具体的な考え方と手順は、展示会成功のための全体像で体系的にまとめています。
会場の様子
会場内は通路が広く取られているにもかかわらず、人が途切れない時間帯が続いていました。
出展者のブース設計も多様で、デモ重視のつくり、相談ブース型のレイアウト、パンフレットを前面に出した情報提供型など、各社の工夫が随所に感じられます。
屋外会場では大型機材の実演展示も行われており、屋内では見せにくい迫力ある展示に来場者が足を止めていました。
会場全体に漂う「勢い」は、業界がいま確実に動いていることを教えてくれているようでした。

業界への意味
環境産業はいま、大きな変化の局面にあります。
「廃棄物処理」「省エネ」という従来の文脈から、「カーボンニュートラル」「サーキュラーエコノミー」「気候変動への適応」へと、ビジネスの軸が急速に移行しています。
今回の展示会は、その変化を会場全体で体感できる場でした。
出展者が環境専門企業にとどまらず、製造・建設・IT・素材メーカーまで参加していることが、この産業の裾野の広がりを示しています。
「環境対応は規制に合わせるもの」という時代から、「環境がビジネスの中心になる」という時代への移行を、この会場で実感しました。
今年の展示会トレンド
今年の最大のトレンドは、「リアルな課題への接近」です。
気候変動は抽象的な将来像から、猛暑・洪水・熱中症といった今まさに体験されている問題へと変わりつつあります。
それに呼応するように、今年の展示では「すぐに現場で使える」ソリューションを前面に出す出展者が目立っていました。
脱炭素フォーラムなどのカンファレンス企画も充実しており、経営者層や管理職の来場も増えている印象です。
「環境展に来るのは専門家だけ」という時代は、終わりを迎えつつあるといえるでしょう。
過去のレポート
過去のNEW環境展・地球温暖化防止展の現地観察レポートは、以下です。定点観測にお役立てください。
NEW環境展・地球温暖化防止展2025|現地観察レポート
NEW環境展・地球温暖化防止展2024
NEW環境展・地球温暖化防止展2023
NEW環境展・地球温暖化防止展2022
展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス
今回の会場を歩きながら、僕が改めて感じたことがあります。
来場者は「情報収集」に来ているのではなく、「課題の解決策」を探しに来ているということです。
猛暑対策のブースに人が集まったのは、そこに「今すぐ必要なもの」があったからにほかなりません。
展示会に出展する企業にとって大切なのは、自社の製品スペックを並べることではありません。
「来場者がどんな課題を抱えているか」を起点に、ブースのメッセージと展示を設計することが重要です。
準備の段階でそれができているブースほど、当日の来場者の反応が明らかに違います。
次の出展に向けて、ぜひ一度立ち止まって、ブースの設計を見直してみてください。
※この記事はAIを活用して作成しました。
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展示会営業(R)コンサルタント。経済産業大臣登録中小企業診断士。詳細はウィキペディアご参照。
展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。
資産運用EXPO 2026(東京)|現地観察レポート
展示会場の様子がわかる動画です。
会場を歩いてまず感じたこと
2026年5月17日(日)、資産運用EXPOの最終日に会場を訪れました。
東京ビッグサイト 東7ホールに足を踏み入れた瞬間、その熱気に圧倒されました。最終日の日曜日ということもあり、週末の時間を使って訪れた一般来場者の方が多く、会場全体に活気がみなぎっていました。
展示会に長年関わってきた僕でも、これだけの熱量を感じる瞬間はなかなかありません。資産運用への社会的な関心が、いかに高まっているかを肌で感じた一日でした。
展示会基本情報
開催日時
2026年5月15日(金)〜17日(日)、10:00〜18:00(最終日のみ17:00まで)
会場
東京ビッグサイト 東7ホール
主催者
RX Japan 合同会社
公式サイト
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来場者層
NISAや投資信託を活用する個人投資家をはじめ、資産運用に関心の高い会社員、会社経営者、退職を控えたシニア層まで、幅広い年齢層が来場していました。とりわけ30〜50代の現役世代の姿が目立ち、資産形成への関心が若い世代にも着実に広がっていることを感じます。
主な出展分野
投資信託・株式・FX・不動産投資・暗号資産・保険・相続対策・NISA関連サービスなど、個人の資産運用にまつわるほぼすべての分野が網羅されていました。金融商品だけでなく、FP(ファイナンシャルプランナー)相談や税理士相談のブースも設置されており、展示会全体がひとつの「資産運用の総合相談窓口」として機能していました。
展示会の特徴
資産運用EXPOは、個人向け資産運用に特化した専門展示会です。RX Japan合同会社が主催し、年3回(春・夏・関西)のペースで開催されています。
通常のBtoB展示会とは異なり、来場者の多くが個人投資家や資産形成に関心を持つ一般生活者です。そのため展示会全体のトーンが非常に親しみやすく、出展者側も専門用語を避け、わかりやすさを最優先にした説明を心がけているブースが目立っていました。
「自分でも始められる」という感覚を来場者に届けることが、この展示会の大きな役割になっていると感じます。
今回の見どころ
今回の見どころは、NISA関連ブースの充実ぶりでした。2024年からの新NISA制度開始以降、投資への入口として定着しつつあるNISAは、多くのブースのメインテーマとして取り上げられていました。
また、相続対策と資産承継をテーマにした出展も目立っており、団塊世代の退職・高齢化を背景にした市場ニーズが展示会にも色濃く反映されています。暗号資産関連の出展も複数あり、資産の分散投資への関心がより幅広い層に広がっていることを感じさせました。
注目ポイント
展示会全体を歩いて特に印象に残ったのが、オープンセミナーの盛況ぶりです。
会場内のステージでは、投資初心者向けのNISA入門セミナーから、相続・節税対策のための上級者向けセミナーまで、多彩なテーマのプログラムが終日開催されていました。椅子席はほぼ満席で、立ち見の来場者も多く見られました。
また、会場内のスタンプラリー企画も来場者の回遊を促す工夫として機能しており、出展者と来場者が自然に会話するきっかけをうまく生み出していました。こうした体験設計の丁寧さに、展示会としての完成度の高さを感じます。
会場の様子
最終日の日曜日ということで、「少し落ち着いているかもしれない」と思いながら訪れたのですが、予想は大きく外れました。
僕が行ったのは2026年5月17日(日)最終日でしたが、すごい熱気でした。東京ビッグサイト 東7ホール全体が来場者でにぎわい、各ブースでは担当者と来場者が真剣に向き合う場面が随所で見られました。
資産運用という、人生における重要な意思決定に深く関わるテーマだけに、来場者の一人ひとりが真剣に情報を吸収しようとする姿勢が伝わってきました。「お祭り的な展示会」ではなく、「人生の節目を考える展示会」という重みが会場全体に漂っていました。


業界への意味
今回の展示会を歩いて感じたのは、資産運用という分野がいよいよ「一部の富裕層のもの」から「すべての人のもの」へと変わりつつあるという実感です。
新NISA制度の普及、インフレへの危機感、老後不安の広がり——こうした社会的背景が、来場者層の多様化として展示会の場にも鮮明に現れていました。金融サービスを提供する出展各社にとっても、これだけの見込み顧客が一堂に集まる機会は、他の営業手法では代替しにくい価値を持っています。
今回、来場者の足を止めていたブースには共通点がありました。それは「誰に、何を伝えるのか」が明確に設計されていることです。こうした成果の出る展示会営業は、決して偶然ではなく再現可能です。その具体的な考え方と手順は、展示会成功のための全体像で体系的にまとめています。
今年の展示会トレンド
2026年の展示会全体のトレンドとして、僕が強く感じているのは「参加型設計」の重視です。
見せるだけでなく、来場者が実際に体験・相談・体感できる場として展示会を設計している出展者が増えています。資産運用EXPOでも、ブース内でのFP無料相談や、その場での投資シミュレーションなど、来場者が能動的に動ける仕掛けを設けているブースが目立っていました。
また、展示会後のフォロー導線を意識したブース設計も着実に増えています。名刺交換や資料請求の仕組みを丁寧に設計し、会期後の商談につなげる準備を当日から整えているブースは、来場者への寄り添い方が洗練されていました。
過去のレポート
資産運用EXPOは年3回開催されています。過去の開催レポートも順次公開予定ですので、ぜひ合わせてご覧ください。
資産運用EXPO夏2025|現地観察レポート
資産運用EXPO夏2024
資産運用EXPO夏2023
展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス
今回の資産運用EXPOで改めて感じたのは、来場者の「情報収集の本気度」の高さです。人生に直結するお金の問題に向き合う来場者が集まるこの展示会では、売り込みは絶対に逆効果になります。
出展者として成果を出すためには、「何を売るか」ではなく「来場者のどんな不安や疑問を解消できるか」を起点にブースを設計することが大切です。会場でも、来場者の話をしっかり聞いているブースには、自然と人が集まっていました。
展示会は売り込みの場ではなく、信頼をつくる場です。そのことを改めて実感した一日でした。
※この記事はAIを活用して作成しました。
展示会で成果を出すコツを知りたい方へ
このセミナーに参加すると、
成果を出すノウハウを習得できます。
オンライン展示会営業®セミナーの詳細はこちらをクリック

展示会営業(R)コンサルタント。経済産業大臣登録中小企業診断士。詳細はウィキペディアご参照。
展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。
BREX・ODEX・PEREX 2026 東京|現地観察レポート
展示会場の様子がわかる動画です。
会場を歩いてまず感じたこと
2026年5月13日から15日にかけて、東京ビッグサイトで開催されたBREX・ODEX・PEREXに足を運びました。
南1〜4ホールと西3・4ホールを合わせた大規模なスペースに、住宅・建築・不動産、DX推進、人材不足対策という3つのテーマが同時に展開されていました。
入場直後に感じたのは、「これは単なる業界展示会ではない」という空気感です。
3展が一体として運営されており、それぞれの来場者が自然に隣接する展のブースへと流れていく設計になっていました。
住宅・建築業界の実務者がDXのブースに立ち寄り、さらに人材確保の課題を解決するソリューションを探している——そんな光景が随所で見られました。
テーマが重なる必然性に、今の日本の産業課題が凝縮されているように感じました。
展示会基本情報
開催日時
2026年5月13日(水)〜15日(金)10:00〜17:00
会場
東京ビッグサイト 南1〜4ホール・西3・4ホール
主催者
住まい・建築・不動産の総合展 実行委員会(BREX)、デジタル化・DX推進展 実行委員会(ODEX)、人材不足・人手不足 対策EXPO 実行委員会(PEREX)
公式サイト
BREX 公式サイトはこちら
ODEX 公式サイトはこちら
PEREX 公式サイトはこちら
来場者層
住宅・建築・不動産業界の実務者・担当者を中心に、DX推進を検討する企業の経営者や部門責任者、人材課題を抱える人事・総務担当者など、幅広い職種・業界から来場者が集まりました。
ODEX単体で1万人以上の来場者を見込む規模であり、3展合計では相当数の専門家が一堂に会した場となりました。
主な出展分野
BREXでは住宅ビジネス、非住宅木造建築、ビル建築・管理、マンション総合、マンション管理、賃貸住宅管理・仲介、建物防災関連の各分野が出展。
ODEXでは行政DX支援、営業効率化・推進、業務プロセス最適化、新しい働き方ソリューションを中心に220社が参加しました。
PEREXでは人材採用・定着支援、人材育成・研修、ウェルビーイング、業務アウトソーシング、IT・DX活用による業務効率化が主要テーマです。
展示会の特徴
この展示会群の最大の特徴は、「業界横断」という視点にあります。
BREXが対象とする住宅・建築・不動産業界は、慢性的な人手不足に悩んでいます。その解決策としてDX推進が急務とされており、ODEXとPEREXとの接続は必然といえるものです。
「住まいをつくる産業」が直面している構造的課題——人がいない、デジタルに移行できない——その両方に同時にアクセスできる場として設計されているところに、この展示会群の本質的な意義があります。
BREXは350社、ODEXは220社が出展し、参加型展示会として「見て、体感して、つながる」ことを前面に打ち出していました。建築ライブや相談ブース、交流会など多彩なコンテンツが用意されており、通り過ぎるだけでは終わらない設計になっていました。
今回の見どころ
今回特に印象的だったのは、BREXにおける「建築ライブ」と呼ばれる体験型コンテンツです。
実際の建築技術や素材を目の前で見せるこの企画は、来場者の足を自然に止め、ブースへの引き込みにも大きく機能していました。
ODEXでは、行政のDX担当者と民間のIT企業が同じフロアで向き合う光景が目立ちました。「うちはどこから手をつければいいか」という、現場の生の声が飛び交う対話の密度は、展示会ならではのものだったと感じます。
PEREXは第2回の開催ということもあり、前回に比べてブースの構成が洗練されている印象でした。
採用支援ツールだけでなく、定着率向上やウェルビーイング施策の提案が増えており、「採って終わり」ではない継続的な人材活用への関心の高まりが感じられました。
注目ポイント
会場全体を通じて、来場者の足を止めていたブースにはある共通点がありました。それは「誰に、何を伝えるのか」が明確に設計されていることです。
「営業支援システムです」ではなく、「人手が減っても商談数を落とさない仕組みです」——こうした語り口のブースは、通路から眺めただけで立ち寄りたくなる引力を持っていました。
こうした成果の出る展示会営業は、決して偶然ではなく再現可能です。その具体的な考え方と手順は、展示会成功のための全体像で体系的にまとめています。
一方で、丁寧につくられたパネルや豪華な装飾があっても、来場者との対話が生まれていないブースも多く見受けられました。
展示会の成否は、見せ方の派手さではなく来場者との対話の質で決まるということを、改めて実感しました。
会場の様子
東京ビッグサイトの南・西ホールをまたぐ広大な会場は、会期を通じて活気のある雰囲気に包まれていました。
3展が一体で開催されているため、1枚の入場証で全フロアを回れる設計になっており、来場者の回遊性が高い印象です。
セミナー会場には常に聴衆が集まっており、基調講演では登壇者の話に頷く来場者の姿が目立ちました。専門家による実践的な講演が多く、聴いてすぐ使える内容が支持されている様子でした。
展示フロアの外には交流会スペースも設けられており、名刺交換を終えた出展者と来場者が立ち話を続けているシーンが随所に見られました。
「会場の外でつながる」場が充実しているのは、展示会全体の質を高める重要な要素だと感じています。


業界への意味
この3展が同一会場で開催されることは、単なる集客効率の話ではないと思います。
住宅・建築業界が「人の問題」と「デジタルの問題」を同時に解決しなければ生き残れない時代に入ったことを、この展示会の設計が示しています。
現場で顔を合わせ、課題を共有し、解決策を探る——そのプロセスが一つの会場に凝縮されている意義は大きいです。
AI時代においても、こうした「場の力」は本物です。インターネット上の情報だけでは得られない、現場のリアルな温度感と判断の根拠が、ここには存在しています。
展示会は一次情報の宝庫です。この場で得られた気づきや出会いは、どんなデータベースでも代替できないものだと、会場を歩きながら改めて感じました。
今年の展示会トレンド
2026年の展示会で感じる大きなトレンドのひとつは、「業界の垣根を越えた複合開催」の増加です。
住宅・DX・人材というテーマは一見バラバラに見えますが、今の日本の中小企業が抱える課題は、この3つが実は連動しています。それを一つの場で解決できる展示会は、来場者の「ついでに見てみよう」という行動を促し、予期せぬ出会いを生みます。
もうひとつのトレンドは、「体験・対話型コンテンツの充実」です。
製品のパンフレットを配るだけのブースは存在感を失いつつあります。実演・体験・相談という設計のブースが来場者の評価を集めており、出展者にとっては準備の思想を根本から見直す転換点に差しかかっていると感じました。
来場者の課題意識がより具体的になっているのも今年の特徴です。「情報収集」ではなく「今期中に導入を検討したい」という明確な目的を持った来場者が増えている印象で、出展者にとっては商談化への距離が縮まっているといえるかもしれません。
過去のレポート
過去の展示会現地観察レポートもあわせてご覧ください。最新の展示会動向や会場レポートを定期的に更新しています。
デジタル化・DX推進展ODEX、人材不足・人手不足対策EXPO、住まい・建築・不動産の総合展2025|現地観察レポート
デジタル化・DX推進展(ODEX)2024|現地観察レポート
住まい・建築・不動産の総合展(BREX)2023
デジタル化・DX推進展2023
デジタル化・DX推進展(ODEX)&住宅ビジネスフェア2022
展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス
今回の会場を歩いて強く感じたのは、3展同時開催が生む「偶然の出会い」の価値です。
BREXに来た建築会社の担当者が、ODEXで自社の業務改善に使えるツールと出会う。そしてPEREXで採用課題の解決策を見つける——こうした連鎖は、単独の展示会では起きにくいことです。
出展者の皆さんにとっては、「自分たちの展示会に来た来場者だけを対象にしている」と、この機会の半分を活かしきれていないことになります。
隣接する展示会の来場者も、実は自社の見込み顧客である可能性があります。複合開催の展示会では、異なるテーマで来場した方にも伝わるキャッチコピーやブース設計が、成果を左右する重要なポイントになります。
展示会の成果は準備の段階でほぼ決まります。今回感じた会場の熱量を、次の出展準備に活かしていただければ幸いです。
※この記事はAIを活用して作成しました。
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展示会営業(R)コンサルタント。経済産業大臣登録中小企業診断士。詳細はウィキペディアご参照。
展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。
展示会は「脱下請け」の突破口になる
先週のカンブリア宮殿、ご覧になりましたか?
展示会の専門家であるぼくにとって、とても示唆に富む内容でした。
OEM中心だった木村石鹸さんが、自社ブランドを立ち上げ、価格競争から抜け出していく。
その転換点のひとつに、展示会があったのです。
そして、これは単なる「展示会で商品が売れた」という話ではありません。
下請け型の事業構造から、価値で選ばれる会社へ変わっていく。
そのために展示会をどう使うべきかを教えてくれる、非常に重要な事例です。
木村石鹸さんは、もともとOEM商品の製造が中心だったといいます。
売上はある。しかし利益が出にくい。これは、多くの中小製造業が抱える共通の悩みです。
OEMは安定した仕事につながる一方で、価格決定権を持ちにくいという側面があります。
相手先ブランドの商品をつくる以上、自社の名前は前面に出ません。
技術や品質があっても、それが市場から直接評価されにくいのです。
つまり、がんばっているのに利益が残らない。。。
この状態から抜け出すには、自社の名前で、自社の価値を伝える商品やサービスを持つ必要があります。
いわゆる「脱下請け」です。
ここで多くの会社がつまずきます。
「うちにブランドなんて無理だ」
「うちの商品は普通だ」
「大手と比べたら価格で勝てない」
「営業先が見つからない」
こう考えてしまうのです。
実は、この壁を突破するコツがあります。それは展示会を活用することです。
展示会はこの壁を突破する強力な場になります。
なぜなら、展示会はまだ市場に十分知られていない商品や会社が、
自社の価値を来場者に直接ぶつけることができる場だからです。
まずは自社の強みを「仮」で決める
木村石鹸さんの自社ブランド「SOMALI」は、台所用洗剤でありながら、価格は強気の設定だったと紹介されていました。
一般的な洗剤が100円、200円で売られている中で、1000円を超える価格帯です。
社員さんが反対したのも無理はありません。
「誰が買うのか」
「高すぎる」
「知名度もないのに売れるはずがない」
現場の感覚としては自然です。
しかし、ここで重要なのは、社長が「自社の強み」を仮にでも決めたことです。
木村石鹸の強みは、単に「洗浄力」だけではなかったはずです。
もちろん、長年石鹸をつくってきた技術や品質は大きな土台です。
しかし、それだけで勝負すれば、大手メーカーの大量生産品と比較され苦しくなる。
そこで打ち出したのが、「暮らしを少し豊かにする、デザイン性のある洗剤」という価値だったのではないでしょうか。
これは非常に大事なポイントです。
中小企業が展示会に出る前に、まずやるべきことは、自社の強みを決めることです。
ただし、完璧に決める必要はありません。仮定でよいのです。
「うちの強みは、品質かもしれない」
「小ロット対応かもしれない」
「設計力かもしれない」
「現場対応力かもしれない」
「デザイン性かもしれない」
「会社の志そのものかもしれない」
まずは仮で決める。そして、その仮説を展示会で市場にぶつけるのです。
展示会は、強みを発表する場であると同時に、強みを検証する場でもあるのです。
強みがもっとも生きる展示会に出る
木村石鹸さんがすばらしかったのは、洗剤の展示会ではなく、デザインの展示会:デザイン製品展に出たことです。
普通なら、日用品や雑貨、洗剤関連の展示会に出ようと考えます。
しかし、そこに出ると、必ず既存の洗剤と比較されてしまいます。
「大手の商品はいくらか」
「ドラッグストアでいくらで売れるか」
「この価格で棚に置けるか」
そういう見方になります。
つまり、土俵が価格競争になってしまうのです。
しかし、デザインの展示会に出ると見られ方が変わります。
家具、照明、アパレル、インテリア雑貨など、デザイン性の高い商品が並ぶ中に、洗剤が置かれる。
すると、来場者は洗剤を「安く買うべき日用品」としてではなく、「暮らしを豊かにするデザイン商品」として見ます。
これは、ぼくがよく言う「ズラし戦法」です。
自社の商品カテゴリーにそのまま合わせて出展するのではなく、自社の強みがもっとも評価される展示会に出る。
これが非常に重要です。
たとえば、金属加工会社だからといって、必ず製造業向け展示会だけに出る必要はありません。
微細な加工が得意でその技術で3D金属フィギュアをつくれるなら、押し活EXPOが合うかもしれません。
衛生管理に強い素材メーカーなら、食品工場向けの展示会だけでなく、医療・介護系の展示会がマッチする可能性もあります。
「どの業界に属しているか」ではなく、
「自社の強み」が「誰に価値が伝わるか」で展示会を選ぶのです。
この発想があるかどうかで、展示会の成果は大きく変わります。
※「ズラし戦法」と「コバンザメ作戦」については、成果が出る展示会の選び方をご覧ください。
展示会は社員の目の色を変える
木村石鹸さんの事例で、ぼくが特に印象的だったのは、展示会が社員さんの意識を変えた点です。
番組では、当初、社員の方は前向きではなかったと紹介されていました。
高い洗剤なんて売れない。商品説明しても無駄だ。そんな空気があったのでしょう。
しかし、展示会でバイヤーから高く評価された。
「洗剤らしくない素敵なデザインですね」
「ぜひ販売したいです」
番組では、こうした反応を目の当たりにした瞬間、社員さんの目の色が変わったという話がありました。
これは、展示会の大きな力です。
社長がいくら社内で「この商品は売れる」「これからは自社ブランドだ」と言っても、社員はなかなか信じきれません。
特に、過去の成功体験がOEMにある会社ほど、新しい取り組みに対して慎重になります。
しかし、展示会で見込み客やバイヤーが実際に反応する姿を見ると、社員さんの中に納得感が生まれます。
「あれ、本当に評価されている」
「これは売れるかもしれない」
「自分たちの会社には価値があるのではないか」
こうした実感は、会議室では生まれません。
展示会場で、来場者の表情を見て、質問を受けて、名刺交換をして、商談が生まれるからこそ、社員の意識が変わるのです。
「売れそう!」
「売れるぞ!」
「売れた!!」
社員さんのやる気を高める特攻薬は、売れることです!!
展示会は、外に向けた営業の場であると同時に、内側に向けた意識改革の場でもあるのです!
社員の一体感を高める場として展示会を使う
脱下請けを目指す企業にとって、展示会は社員さんの意識を変えるきっかけにもなります。
脱下請けは、社長ひとりの決意だけでは進みません。
開発、製造、営業、管理部門が一体となって、
「自社の価値を自社の名前で届ける」という方向に向かわなければなりません。
展示会は、その一体感をつくる絶好の機会です。
展示会準備の学園祭効果を上手く活用しましょう。
出展前には、誰に何を伝えるのかを全員で考える。
ブースでは、社員が来場者の反応を直接見る。
会期後には、どんな相手が反応したのかを共有する。
この一連のプロセスを通じて、会社の中に「自分たちの強みはこれだ」という共通認識が生まれていきます。
展示会に出ると、来場者は遠慮なく反応します。
興味があれば足を止める。
興味がなければ通り過ぎる。
わかりにくければ質問する。
刺されば、前のめりになる。
この反応を社員全員で見ることには、大きな意味があります。
社内でどれだけ議論しても見えなかった答えが、展示会場では一瞬で見えることがあります。
「この見せ方だと反応がいい」
「意外にもこの機能が受けがいい」
「この言い方だと伝わらない」
「この業界の人が意外と興味を持つ」
「この価格でも納得してくれる人がいる」
こうした発見が、社員さんの共通体験になります。
だから展示会は、営業活動であると同時に、社員教育であり、組織活性化策でもあるのです。
儲かるターゲットにリーチする
もうひとつ重要なのが、「儲かるターゲットにリーチする」という視点です。
展示会というと、とにかくたくさんの名刺を集めることが成果だと思われがちです。しかし、それは違います。
大切なのは、出会いたい相手を明確にすることです。
木村石鹸さんの場合、ドラッグストアやホームセンターに大量に安く売るのではなく、
セレクトショップやおしゃれな雑貨店に販売先を変えていきました。
これは、非常に戦略的です。
同じ洗剤でも、売る相手が変われば、価値の伝わり方が変わります。
価格を重視する売り場では「高くて売りにくい洗剤」になります。
しかし、暮らしの質やデザイン性を大切にする売り場では、「ちょっと高いけど他の店にない選びたい商品」になります。
つまり、商品そのものを変えなくても、ターゲットを変えることで利益構造が変わるのです。
中小企業の展示会出展でも、ここを曖昧にしてはいけません。
「誰でもいいから来てほしい」
「とにかく名刺がほしい」
「大企業とつながりたい」
これでは成果につながりにくいのです。
本当に考えるべきなのは、
「どの業界の」
「どんな課題を持つ」
「どの立場の人に」
「どの価値を感じてもらえれば」
「適正価格で買ってもらえるのか」
ということです。
これが決まると、出るべき展示会も、ブースの見せ方も、キャッチコピーも、営業トークも変わります。
※これらを決めるためにはまず、出展コンセプト検討4つの質問に答えてみることです。ご参考になさってください。
展示会は会社の未来を変える投資になる
展示会は、単なる販促イベントではありません。
自社の強みを定義し、評価される市場を探し、社員の意識を変え、利益の出る顧客と出会うための戦略の場です。
木村石鹸の事例は、そのことをとてもわかりやすく示しています。
下請けから抜け出したい。
価格競争から抜け出したい。
自社ブランドを育てたい。
社員にもっと前向きに新しい挑戦に関わってほしい。
そう考える中小企業こそ、展示会を使うべきです。
ただし、何となく出るだけではいけません。
まず、自社の強みを仮に決める。
次に、その強みがもっとも高く評価される展示会を選ぶ。
そして、出会いたい相手を明確にする。
さらに、展示会を社員全員で市場の反応を感じる場にする。
この順番で取り組めば、展示会は単なる出展費用ではなく、会社の未来を変える投資になります。
脱下請けは、決して簡単ではありません。
でも、自社の価値を必要としてくれる相手は、必ずどこかにいます。
その相手と出会う場所を間違えないこと。
そして、自分たちの価値が伝わる見せ方をすること。
展示会には、そのきっかけをつくる力があります。
木村石鹸さんの挑戦は、展示会が中小企業の可能性を開く場であることを、改めて教えてくれているのです。
あなたの会社の成長発展を心から応援しています!!
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展示会営業(R)コンサルタント。経済産業大臣登録中小企業診断士。詳細はウィキペディアご参照。
展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。
展示会場の様子がわかる動画です。
会場を歩いてまず感じたこと
パシフィコ横浜の展示ホールに足を踏み入れた瞬間、僕はそのスケールに改めて圧倒されました。
ジャパントラックショー2026は過去最大規模での開催となり、170社598小間という数字がそれを物語っています。展示面積は約25,000㎡に及び、物流業界の熱気が会場全体から伝わってきます。
3日間の会期を通じて約65,000人の来場者が見込まれるこの展示会は、もはや単なるトラックの見本市ではありません。業界全体の未来を語り合う場として、確実に進化を続けています。
展示会基本情報
開催日時
2026年5月14日(木)〜16日(土) 10:00〜18:00(最終日は17:00終了)
会場
パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)
主催者
一般社団法人 国際物流総合研究所
公式サイト
公式サイトはこちら
来場者層
物流事業者、トラックオーナー・ドライバー、荷主企業の担当者、架装・部品メーカー関係者など、物流・運輸業界のキーパーソンが多数来場します。
最終日の土曜日は一般のファミリー層も多く訪れ、子どもから業界の専門家まで幅広い層が集う展示会です。
主な出展分野
新型トラック・トレーラー、特装車・作業車、架装製品、部品・用品、整備・アフターサービス、IT・ソフトウェア、物流機器、通信機器など、物流業界を支えるあらゆる分野の企業が集結しています。
展示会の特徴
ジャパントラックショーの最大の特徴は、日本最大級のトラック関連総合展示会としての位置づけにあります。
国内4大トラックメーカーが一堂に会するのはこの展示会だけです。いすゞ自動車・UDトラックスの共同ブース、日野自動車、三菱ふそうトラック・バスが最新モデルを展示し、各社の技術開発の方向性を直接比較できる貴重な機会となっています。
今回は46社が新規出展し、業界全体の盛り上がりがデータとして裏付けられています。国土交通省や全日本トラック協会をはじめ、全47都道府県のトラック協会が後援に名を連ねる点も、この展示会の公共性と信頼性の高さを示しています。入場料が無料であることも、来場者の裾野を広げる大きな要因となっています。
今回の見どころ
今回の展示会で特に注目を集めたのは、電動化・脱炭素化に向けた各社の取り組みです。
日野自動車が展示した「日野プロフィア Z FCV」は、国内初の燃料電池大型トラック量産モデルです。単なるコンセプトモデルではなく、実際に市場に投入される量産車として登場した意義は大きく、会場内でも特に多くの人が足を止めていました。
また、日本トレクスのスワップボデー(冷凍機能付き)や日本フルハーフの次世代冷凍車など、物流現場の課題に直接応える製品も目を引きます。展示会場には約150台もの車両が並び、圧倒的な臨場感を生み出していました。
注目ポイント
展示会を歩いていると、来場者の足を止めているブースには共通した特徴があることに気づきます。
それは「誰に、何を伝えるのか」が明確に設計されているという点です。単に製品を並べるのではなく、課題解決のストーリーとして展示を構成しているブースには、自然と人が集まっていました。こうした成果の出る展示会営業は、決して偶然ではなく再現可能です。その具体的な考え方と手順は、展示会成功のための全体像で体系的にまとめています。
今回の展示会ではIT・ソフトウェア系の出展社も増えており、物流DXへの関心の高まりが出展企業の構成にも反映されていました。
会場の様子
会場内は常に多くの来場者で活況を呈していました。
業界のプロフェッショナルたちが真剣なまなざしで車両を見て回る一方、最終日には子どもたちの笑顔も会場に広がっています。大型トラックの運転席への試乗体験やスタンプラリーは、次世代を担う子どもたちにトラックの仕事への関心を育てる機会にもなっていました。
屋外エリアにはキッチンカーも出店し、崎陽軒の人気シウマイ弁当や展示会限定の炒飯弁当なども販売されるなど、来場者へのもてなしにも力が入っています。展示会全体が、業界と社会をつなぐ場として丁寧に設計されていることが伝わってきます。


業界への意味
物流業界は今、かつてない変革の時期を迎えています。
「2024年問題」への対応、脱炭素化、デジタル化、人材不足——こうした課題が重なり合う中で開催された今回の展示会は、業界が一体となって答えを探す場となっていました。
170社もの企業が集結した事実そのものが、「業界として前進しようとしている」という強いメッセージです。展示会とは、個々の企業の展示の集積ではなく、業界全体の意志の表れでもあります。その熱量を、会場のあちこちで感じることができました。
今年の展示会トレンド
今回のジャパントラックショー2026を通じて見えてきたトレンドは、大きく3つです。
まず「電動化・水素化の加速」です。FCVやEVトラックの展示が増え、各社の脱炭素への取り組みが具体的なかたちで示されていました。
次に「物流DXの浸透」です。IT・ソフトウェア系の出展が充実しており、デジタル技術による物流効率化が業界全体の共通課題として認識されていることが伝わります。
そして「安全・省力化技術の深化」です。運転支援技術や自動化への関心は年々高まっており、ドライバー不足という構造的課題に対するテクノロジーによる解答が、各社のブースに凝縮されていました。
過去のレポート
ジャパントラックショーの過去の開催レポートは、公式サイトでもご確認いただけます。展示会ごとの業界動向の変化を追うことで、物流業界の歩みをより深く理解できます。今回の2026年開催を起点に、今後の変化を追い続けることをお勧めします。
ジャパントラックショー2024|現地観察レポート
ジャパントラックショー2022
展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス
展示会場を歩いていると、僕はいつも同じことを思います。
「せっかくここまで準備してきたのに、もったいないな」と感じるブースが、少なからずあります。製品は素晴らしい、スタッフも熱心に動いている——それなのに来場者が素通りしてしまう。
その原因のほとんどは、展示の「設計」にあります。何を伝えたいのか、誰に来てほしいのか、来場者はどういう課題を持っているのかを整理した上でブースを構成するだけで、来場者の反応は大きく変わります。
ジャパントラックショーのような大規模展示会では、来場者の多くが明確な課題を持って会場に訪れています。その来場者に「これは自分ごとだ」と感じてもらえるブース設計こそが、展示会営業の核心です。
展示会は年に一度の大舞台です。その舞台を最大限に活かすために、ぜひ「設計」という視点で自社の出展を見直してみてください。
※この記事はAIを活用して作成しました。
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展示会営業(R)コンサルタント。経済産業大臣登録中小企業診断士。詳細はウィキペディアご参照。
展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。
展示会場の様子がわかる動画です。
会場を歩いてまず感じたこと
2026年5月、東京ビッグサイトで開催されたEDIX東京2026に、僕も足を運んできました。
会場に足を踏み入れた瞬間から、その熱気に驚かされます。教育という分野がこれほど多くの企業と人を集める展示会に育ったことを、毎年訪れるたびに改めて感じます。
「教育の今を学べる、未来に気づける3日間」というコンセプトのとおり、会場全体から学びへの真摯な姿勢が伝わってきました。
展示会基本情報
開催日時
2026年5月13日(水)〜15日(金)。開場時間は10:00〜18:00(最終日のみ17:00終了)です。
会場
東京ビッグサイト(展示会場:東1・2・3ホール、セミナー会場:東8ホール・会議棟)です。
主催者
EDIX実行委員会(企画運営:RX Japan 合同会社)が主催しています。文部科学省、経済産業省をはじめとした複数の官公庁・機関から後援を受けている点も、この展示会の信頼性を示しています。
公式サイト
公式サイトはこちら
来場者層
学校・教育機関の関係者を中心に、企業の人事・研修担当者など、教育に携わる幅広い方々が来場しています。
現場の先生方から教育委員会の担当者、ICT推進担当者、さらには学習塾や企業研修の関係者まで、立場の異なる方々が情報収集に訪れているのが印象的でした。
主な出展分野
教育DX関連の機器・ソフトウェア、AI・生成AIを活用した学習支援ツール、インクルーシブ教育支援ソリューション、探究学習支援教材、授業管理・学習管理システム(LMS)、教員業務効率化ツールなど、多岐にわたる製品・サービスが一堂に展示されています。
展示会の特徴
EDIXは「教育分野 日本最大」を標榜する展示会です。
その規模の大きさは単なる数字ではなく、教育現場が抱えるさまざまな課題に対して、幅広い選択肢を一度に比較・検討できる場として業界に根付いています。
学校教育から企業研修まで、「教育」というテーマの広さがそのまま出展ラインナップの多様さに表れている点が、他の展示会にはない大きな特徴です。
今回の見どころ
今回の展示会で特に注目を集めていたのは、AI・生成AIと教育現場の融合に関するゾーンでした。
数年前には「これからの話」として語られていたテーマが、今回は実際の授業事例や導入校の声とともに紹介されています。「実証から実装へ」という転換が明確に感じられました。
探究学習に関するセクションも充実しており、単なる教材の展示にとどまらず、学び方そのものを問い直すような提案が並んでいました。
もう一つの注目点は、インクルーシブ教育です。特別支援教育と通常学級をつなぐテクノロジーへの関心が、年々高まっているのを会場全体で感じます。
注目ポイント
会場を歩いて気づいたのは、来場者の足を止めているブースとそうでないブースの差がはっきりしていることです。
展示会の現場に立つと、「頑張っているのに成果が出ない」企業が少なくありません。その原因は、努力不足ではなく「設計」の問題であることがほとんどです。展示会営業は、正しい順番と考え方で取り組めば結果が大きく変わります。その本質については、展示会営業の成功ガイドで詳しく解説しています。
成果の出ているブースには「誰に、何を伝えるのか」が明確に設計されているという共通点があります。来場者目線のメッセージが、自然な形で対話を生み出していました。
会場の様子
会場は3日間を通じて、非常に活気のある雰囲気に包まれていました。
特に印象的だったのは、来場者と出展者が活発に対話している光景です。資料を渡すだけで終わらず、現場の先生や担当者が具体的な課題を話し、出展企業の担当者が真剣に耳を傾ける姿がそこかしこに見られました。
セミナー会場も終日ほぼ満席の状態が続いていました。AI活用事例や探究学習の実践報告など、現場の生の声が詰まったセッションへの関心の高さが伝わってきます。
会場の動線も整理されており、規模の大きさにもかかわらず比較的スムーズに回ることができました。主催者の細やかな運営にも頭が下がります。


業界への意味
EDIXが今年も大きな規模で開催されたことは、教育DXが単なるブームではなく、業界全体の構造変化として定着しつつあることを示しています。
特に注目すべきは、出展企業の顔ぶれの変化です。数年前は大手ITメーカーが中心でしたが、今回は教育現場を深く知るスタートアップや中小企業の存在感が増しています。
教育現場のニーズが「大きな仕組みを導入する」フェーズから「現場に根ざした解決策を選ぶ」フェーズへと移行しているのかもしれません。それはこの業界にとって、健全な成熟の証ではないでしょうか。
今年の展示会トレンド
今年のEDIXで最も強く感じたトレンドは、「AI活用が前提になった教育環境の設計」という視点の広がりです。
生成AIを活用した授業支援ツールや個別最適化学習プラットフォームが、検討段階から実装・活用段階の話題として語られるようになっています。
また、「教員の働き方改革」を切り口にしたソリューションへの関心も一段と高まっていました。子どもたちの学びを支えるために、先生自身の負担を軽減するという視点が重要視されるようになったのは、業界として成熟してきた証と感じます。
こうした変化が積み重なることで、日本の教育の未来はより豊かなものになっていくのではないでしょうか。展示会という場がその変化を加速させる役割を担っていることを、改めて実感した3日間でした。
過去のレポート
過去のEDIX観察レポートもあわせてご覧ください。毎年の変化を追うことで、教育DXの潮流がよりわかりやすく見えてきます。
教育総合展EDIX2025|現地観察レポート
教育総合展EDIX2024
教育総合展(EDIX)関西2023|現地観察レポート
EDIX東京(教育総合展)2022
教育総合展(EDIX)東京_第12回
展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス
EDIXのような専門性の高い展示会は、出展する側にとって非常に価値の高い機会です。
ただ、会場を歩いていると、せっかくのその機会を十分に活かしきれていないブースも見受けられます。
来場者は限られた時間の中で多くのブースを回っています。そのなかで足を止めてもらうためには、「誰のための、何を解決するための製品か」がひと目でわかることが不可欠です。
また、教育業界は来場者同士のネットワークが非常に密です。今日の来場者が、明日の口コミになることも少なくありません。だからこそ、展示会後のフォローに丁寧に取り組むことが、長期的な成果につながります。
EDIXという舞台は、教育に真剣に向き合うすべての方に開かれています。出展される企業の皆さんには、ぜひその可能性を最大限に引き出していただきたいと思います。
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展示会営業(R)コンサルタント。経済産業大臣登録中小企業診断士。詳細はウィキペディアご参照。
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展示会場の様子がわかる動画です。
会場を歩いてまず感じたこと
東京ビッグサイトの西1・2ホールに足を踏み入れた瞬間、僕が感じたのは「この展示会は、着実に進化している」という印象でした。
自治体・公共Week 2026は、2026年5月13日から15日の3日間、東京ビッグサイトで開催されています。
自治体DXから防災、地方創生まで、幅広いテーマのブースが一堂に集まるこの場所に、多くの来場者が真剣な表情で足を運んでいました。
展示会の熱気の中を歩きながら、今の日本が直面している課題の深さと、それに真摯に向き合う人々の姿に改めて触れた機会でした。
展示会基本情報
開催日時
2026年5月13日(水)~5月15日(金) 10:00~17:00
会場
東京ビッグサイト 西1・2ホール(東京都江東区有明3-11-1)
主催者
RX Japan株式会社
公式サイト
公式サイトはこちら
来場者層
自治体・官公庁・公共機関のDX推進担当、防災担当、施設管理担当などが中心です。
民間からは、自治体向けにソリューションを提供するIT企業、コンサルティング会社、製造・施工業者なども多く来場していました。課題解決のヒントを求めて真剣に情報収集する来場者の姿が、会場のあちこちで見られました。
主な出展分野
自治体DX・行政デジタル化、地域防災・減災システム、自治体向けセキュリティ対策、公共施設整備・DX、地方創生・まちづくり支援、スマートシティ関連技術の6つの専門展で構成されています。
約350社が出展しており、それぞれの分野で最新のソリューションが並んでいました。
展示会の特徴
この展示会の最大の特徴は、「課題解決型」の色合いが非常に強い点です。
出展各社は製品やサービスを単に並べるだけでなく、自治体が実際に抱えている業務上の問題にどう応えられるかを丁寧に示していました。
デモンストレーションや体験型のコーナーを設けているブースも多く、来場した担当者が「自分の自治体でも使えそう」というイメージを持ちやすい工夫がされています。
主催者のRX Japanによる会場設計も行き届いており、来場者が各専門展を効率よく回れる動線がしっかり整っていました。
今回の見どころ
今回、会場を歩いていて特に目を引いたのが、害獣対策に特化したブースの登場です。
熊対策などの害獣対策のブースが新しく登場し、人だかりをつくっていました。まさに「展示会は時代を映す」と感じました。
全国各地で熊の出没が相次ぎ、農業被害や人身被害が深刻な社会問題になっている今、自治体担当者の関心の高さが会場の様子にそのまま表れていました。
AIカメラや赤外線センサーを活用した早期発見システム、住民への自動通知アプリ、電気柵などの侵入防止設備まで、最新技術を組み合わせたソリューションが紹介されていました。
数年前の展示会では見かけなかったこうした分野が、リアルな需要を背景に展示会の一角を堂々と占めています。展示会という場が、社会の変化をリアルタイムで映し出していることを改めて実感しました。
注目ポイント
今回、来場者の足を止めていたブースには共通点がありました。それは「誰に、何を伝えるのか」が明確に設計されていることです。こうした成果の出る展示会営業は、決して偶然ではなく再現可能です。その具体的な考え方と手順は、展示会成功のための全体像で体系的にまとめています。
自治体のどの部署の、どんな課題に応えるのかを絞り込んでいるブースは、短い時間でも来場者の心に届いていました。
一方で、「なんでもできます」「多機能です」という訴求が先行しているブースは、来場者が立ち止まらずに通り過ぎていく場面も見られました。
公共セクター向けの展示会では、信頼感と具体性がブース設計の核心になると、改めて感じさせられます。
会場の様子
会場全体は、落ち着いた雰囲気の中にも確かな熱気がありました。
官公庁や自治体の担当者が多いこともあり、民間の製造業向け展示会とは少し異なる空気感があります。資料を丁寧に確認しながら質問を重ねる来場者が多く、現場の課題解決に真剣に取り組んでいることが伝わってきました。
セミナー会場も活況を呈しており、各ブースのプレゼンテーションにも多くの来場者が集まっていました。
出展各社のスタッフも、自治体業務への深い理解を感じさせる丁寧な説明が目立っていました。出展者の真摯な姿勢が、会場全体の雰囲気を支えていたと思います。


業界への意味
自治体DXは今まさに大きな転換点を迎えています。
デジタル庁設立以降、自治体のデジタル化は急速に進んでいますが、現場では「どのシステムを選べばよいのか」という迷いの声も依然として多いのが現状です。
こうした展示会は、自治体担当者が実際に製品やサービスを体験し、疑問を解消できる貴重な機会となっています。一次情報を直接得られるこの場の価値は、AI時代においてもむしろ高まっているといえるでしょう。
特に中小のシステム会社や地域密着型のソリューション企業にとっては、大企業との差別化を打ち出せる場として、この展示会の意義はとても大きいと感じます。
今年の展示会トレンド
今年の公共系展示会で感じるトレンドは、大きく3つあります。
1つ目は「現場課題の具体化」です。従来の「DX推進」という大きなテーマから、「この業務のこの部分をどう変えるか」という具体的な提案へと、展示のレベルが上がっています。
2つ目は「防災・減災テクノロジーの多様化」です。気候変動や自然災害の激甚化を背景に、防災分野のソリューションが急速に広がりを見せています。今回の害獣対策ブースの充実も、こうした流れの一部です。
3つ目は「住民サービスとのデータ連携」です。収集したデータをどう住民サービスの向上に結びつけるか、その具体策を示すブースが増えていました。自治体のDXが「導入」から「活用」のフェーズへと移行しつつあることを示しています。
過去のレポート
自治体・公共Weekは毎年開催されており、回を重ねるごとに出展テーマが多様化しています。過去のレポートもあわせてご覧いただくと、業界トレンドの変化をより立体的に捉えることができます。
自治体・公共Week2025|現地観察レポート
自治体・公共Week2023|現地観察レポート
展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス
自治体向けの展示会で成果を出すためには、「信頼を積む」という視点が特に重要です。
民間向けの展示会と違い、自治体担当者は決裁プロセスが長く、複数の関係者を巻き込む必要があります。そのため、展示会の場で「この会社は信頼できる」と来場者に感じてもらえるかどうかが、その後の商談に大きく影響します。
ブースのキャッチコピーも、実績と信頼感を伝えるものにするのが効果的です。「○○市への導入実績あり」「全国100自治体に採用」といった具体的な数字や事例は、来場者に安心感を与えます。
そして展示会後のフォローは、民間以上に丁寧に、粘り強く続けることが大切です。自治体営業では、展示会での出会いから商談化まで数か月かかることも珍しくありません。この時間をかけて関係性を育てていくことが、最終的な成果につながります。
今回の展示会でも、事前の準備と設計にしっかり力を入れている企業ほど、来場者との対話が深まっていました。次回の出展に向けたヒントとして、ぜひ参考にしていただければと思います。
※この記事はAIを活用して作成しました。
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EXG2026 エクステリア×ガーデンエキシビション|現地観察レポート
展示会場の様子がわかる動画です。
会場を歩いてまず感じたこと
幕張メッセのホールに足を踏み入れた瞬間、その規模の大きさに改めて圧倒されました。
日本最大級のエクステリア専門展示会というだけあって、来場者の数も出展企業のラインナップも、他の業界展示会と一線を画す充実ぶりです。
歩いていて感じるのは、単なる製品展示という枠を超えて、「暮らし方」そのものを提案しようとする会場全体の雰囲気でした。
エクステリアという言葉の可能性が年々広がっていることを、改めて実感した展示会です。
展示会基本情報
開催日時
2026年4月16日(木)・17日(金)の2日間、10:00〜17:00(最終日は16:00まで)に開催されました。
会場
幕張メッセ ホール4・5・6(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)を使用した、大規模な専門展示会です。
主催者
エクステリア×ガーデンエキシビション2026実行委員会が主催しています。
エスビック株式会社、三協立山株式会社三協アルミ社、四国化成建材株式会社、株式会社タカショー、東洋工業株式会社、マチダコーポレーション株式会社、株式会社LIXIL、YKK AP株式会社という、日本を代表するエクステリアメーカー8社が名を連ねています。
これだけの顔ぶれが実行委員会を構成しているという事実が、この展示会の信頼性と規模感を象徴しています。
公式サイト
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来場者層
工務店、設計士、造園業者、リフォーム会社など、エクステリア業界に関わるプロフェッショナルが中心の来場者構成です。
業界新人や学生向けのセミナーも設けられており、次世代の業界人材を育てようという意識が随所に感じられました。
主な出展分野
カーポート、フェンス、門扉、ウッドデッキ、テラス、ガーデン用品、外構資材など、エクステリアに関連する幅広い製品カテゴリが揃っています。
今回は非住宅・集合住宅・商業施設・公共空間といった景観関連の出展が強化されており、住宅の枠を超えた提案が目立つ構成でした。
展示会の特徴
EXGの最大の特徴は、日本を代表するエクステリアメーカーが一堂に集まることです。
競合他社の製品を同じフロアで比較できる機会は、来場者にとって非常に価値の高い体験です。
製品展示だけでなく、専門セミナーや空間提案も豊富に設けられており、業務の課題解決を支援する場としても機能しています。
単に「モノを見る場所」ではなく、「業界全体の方向性を感じ取る場所」として機能しているところが、この展示会の本質的な強みです。
今回の見どころ
今回のテーマは「街と住まいをつぐむソト空間デザイン 最新トレンド発信!」でした。
「エクステリア」という言葉が住宅のプライベート空間から「ソト空間」全体へと概念を広げたことが、今年のEXGを語る上での大きなポイントです。
街づくりやランドスケープを意識した提案が増え、エクステリア業界が社会インフラや都市デザインとの接点を模索していることが、会場全体から伝わってきました。
特に、防犯・防災・脱炭素・ウェルビーイングという社会課題に応える製品展示は、来場者の関心を強く引き寄せていました。
注目ポイント
今回、来場者の足を止めていたブースには共通点がありました。それは「誰に、何を伝えるのか」が明確に設計されていることです。こうした成果の出る展示会営業は、決して偶然ではなく再現可能です。その具体的な考え方と手順は、展示会成功のための全体像で体系的にまとめています。
足を止めさせるブースは、製品の豪華さよりも「問いかけ」の上手さで差がついていました。
来場者に問いを投げかけ、対話を生む設計ができているブースには、自然と人が集まっていました。
「防犯」「脱炭素」「ウェルビーイング」を前面に押し出した展示も多く、社会課題と製品開発を直結させるアプローチが加速していることを感じます。
会場の様子
会場は活気に溢れており、特に初日は多くの来場者が各ブースに詰めかけていました。
セミナーエリアは常に満席に近い状態が続いており、情報収集への需要の高さが改めて確認できます。
出展社のスタッフの方々は、製品説明に留まらず、来場者との丁寧な対話を心がけている印象でした。
会場全体が一つの「市場」として機能していて、商談の空気が漂う場面も随所に見られました。


業界への意味
EXGはエクステリア業界にとって、年に一度の「集合知の場」だと僕は感じています。
各社が最新の製品・技術を持ち寄ることで、業界全体の水準が可視化されます。
今年のテーマにある「ソト空間」という概念の拡張は、エクステリア業界が住宅産業の一部門から、都市づくりのパートナーへと自己定義を変えようとしているシグナルにも見えました。
この変化は、業界に関わる企業すべてに、新たな商機と競争をもたらす可能性を持っています。
今年の展示会トレンド
2026年のEXGを通じて見えてきたのは、「課題解決型エクステリア」の台頭です。
防犯、防災、脱炭素、ウェルビーイングという言葉が各ブースで頻繁に使われており、製品の機能性だけでなく、社会的文脈の中での価値を訴求する展示が増えていました。
また、非住宅領域への進出も注目すべきトレンドです。
商業施設や集合住宅、公共空間への提案が充実しており、エクステリア市場の裾野が着実に広がっていることを実感できます。
AI活用やデジタル技術との連携を示唆する展示も見られ、業界のデジタルシフトが静かに進んでいることも印象的でした。
過去のレポート
EXGの過去の観察レポートも合わせてご覧ください。展示会ごとの変化をたどることで、業界の流れがより立体的に見えてきます。
展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス
EXGのような業界特化型の展示会に出展する場合、最大の強みは「来場者の質の高さ」にあります。
来場者の多くはすでに課題を持って情報収集に来ています。その場で売り込むのではなく、相手の課題をしっかりと聞き出す対話の場にすることが、後の商談につながる近道です。
展示会当日に関係を築き、会期後のフォローで成果を刈り取る。この順番を意識するだけで、展示会の効果は大きく変わってきます。
「防犯」「脱炭素」「ウェルビーイング」といった社会課題のキーワードは、来場者との対話を始めるための絶好の入り口です。製品の説明より先に、「お客様のお困りごとはどのあたりですか?」という問いかけから入ることをお勧めします。
出展される皆さんの健闘を、心から応援しています。
※この記事はAIを活用して作成しました。
展示会で成果を出すコツを知りたい方へ
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展示会営業(R)コンサルタント。経済産業大臣登録中小企業診断士。詳細はウィキペディアご参照。
展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。
展示会場の様子がわかる動画です。
会場を歩いてまず感じたこと
すごい熱気。出展者も来場者も楽しそうなのが印象的な良質な展示会です。
東京ビッグサイトの東7ホールに足を踏み入れた瞬間、そう感じました。
ホビーやハンドメイドの世界は、来場者が「好き」という強い動機を持って集まる場です。そのエネルギーが会場全体に漂っていて、展示会の空気そのものが活き活きとしていました。
僕は展示会を専門的に観察する仕事をしていますが、これほどポジティブな熱量を感じる展示会はそう多くありません。出展者の顔も明るく、来場者との会話が弾んでいる光景があちこちで見られました。
展示会基本情報
開催日時
2026年5月8日(金)〜5月10日(日)
会場
東京国際展示場(東京ビッグサイト)東7ホール
主催者
一般社団法人 日本ホビー協会(企画・運営協力:株式会社朝日新聞社)
公式サイト
公式サイトはこちら
来場者層
手芸・ハンドメイド・クラフト愛好家を中心に、手作りに関心を持つ一般消費者が多く訪れます。
女性を中心とした幅広い年代層が来場しており、ファミリー連れの姿も目立ちます。KIDSワークショップが設けられていることからも、子どもを巻き込んだ「ものづくり体験」を求める来場者が増えている印象です。
主な出展分野
手芸・ソーイング・ニット・刺繍・パッチワーク・クレイクラフト・レジンクラフト・レザークラフト・フラワーアレンジメントなど、ハンドメイド全般にわたる幅広い分野の製品・素材・道具が一堂に揃います。
ホビークッキングフェアとの同時開催により、食に関するクラフトジャンルも加わっており、例年以上に多彩な顔ぶれとなっています。
展示会の特徴
今回の日本ホビーショーは、第50回という節目の開催です。
テーマは「つくる、つづく、つながる」。半世紀にわたって積み重ねてきたホビーと手作り文化への敬意が、このテーマに凝縮されています。
50年という時間を超えて続いてきた展示会には、それだけ深い根拠があります。ハンドメイドや趣味の世界は景気に左右されにくく、人々の生活に密着したニーズを持っています。そのことが、この展示会の長い歴史を支えてきた力でもあると感じます。
「FIELD STYLE TOKYO 2026」との同時開催・相互入場可能という試みも、今回の大きな特徴です。屋外・アウトドア系のクラフト文化とホビーの世界が交差することで、新しい来場者層との接点が生まれています。
今回の見どころ
最大の見どころは、ワークショップの充実度です。
ブース内ワークショップ・総合ワークショップ・KIDSワークショップと3つのカテゴリーが設けられており、来場者が「見るだけ」でなく「体験する」ことに重点が置かれた設計になっています。
ステージイベントも充実しており、専門家によるデモンストレーションや作品発表が会場全体の演出として機能していました。こうした「体験の多層化」が、来場者の滞在時間と満足度を高める鍵になっています。
50周年記念という特別感が、例年来場している方にも「今年こそ行かなければ」という動機を生んでいる点も、集客力として見逃せないところです。
注目ポイント
展示会営業の観点で注目したいのは、「体験型コンテンツ」の設計です。
ホビー・ハンドメイド系の展示会では、「実際に触れる・作る」という体験が来場者の購買意欲と直結します。説明を聞くより、手を動かすことで製品への愛着が生まれます。
今回、来場者の足を止めていたブースには共通点がありました。それは「誰に、何を伝えるのか」が明確に設計されていることです。こうした成果の出る展示会営業は、決して偶然ではなく再現可能です。その具体的な考え方と手順は、展示会成功のための全体像で体系的にまとめています。
会場の様子
会場に入ると、まず色彩の豊かさに目を奪われます。
布・糸・ビーズ・レジン素材・フラワーなど、色とりどりの素材が並んでいて、視覚的な楽しさが抜群です。展示会として「映える」空間が自然に生まれていました。
各ブースでは出展者が積極的に声をかけており、来場者との距離が近いのが印象的でした。大型展示会にありがちな「見せるだけ」の展示ではなく、「一緒に楽しむ」という雰囲気が漂っています。
KIDSワークショップのエリアでは、子どもたちが集中して作業に取り組む姿が見られ、保護者も隣で笑顔を見せていました。世代を超えてものづくりが伝わっていく瞬間に、この展示会の本質を感じます。

業界への意味
日本ホビーショーが第50回を迎えたことは、ハンドメイド・ホビー業界全体の底力を示しています。
コロナ禍以降、手芸やDIYへの関心が高まり、ハンドメイド市場は大きく成長しました。オンライン販売やSNSの普及により、趣味が収益につながる時代にもなっています。この展示会は、そうした時代の変化を映す鏡でもあります。
出展企業にとっては、商品を売るだけでなく、ユーザーのリアルな声を直接聞ける貴重な場です。展示会は一次情報の宝庫であり、オンライン上では決して得られない生きた情報が集まります。
業界関係者はもちろん、これからハンドメイドビジネスに参入しようとしている方にとっても、市場の今を知る絶好の機会といえるでしょう。
今年の展示会トレンド
今年の日本ホビーショーで感じた大きなトレンドは、「体験の多層化」です。
製品を展示するだけでなく、ワークショップ・ステージ・同時開催イベントと、複数の体験軸を組み合わせることで来場者の満足度を高める設計になっています。「展示会は見るもの」という概念が、「展示会は体験するもの」へと変わりつつある流れを、今回の会場でも強く感じました。
また、KIDSワークショップの充実が示すように、「次世代への継承」を意識した動きも目立ちます。ハンドメイド文化を子どもたちへ伝えていくことが、業界の長期的な発展につながるという意識が、しっかりと組み込まれていました。
さらに、アウトドア系イベントとの同時開催は、ホビーの定義を広げる試みです。室内の手芸だけでなく、屋外でのクラフトやDIYと連携することで、新しい来場者層を呼び込もうとする主催者の意図が伝わってきます。
過去のレポート
日本ホビーショーの過去の開催についても、現地観察レポートを掲載しています。展示会ごとのトレンドの変化や業界動向については、バックナンバーをぜひご覧ください。
日本ホビーショー2025|現地観察レポート
日本ホビーショー2024
日本ホビーショー2023
日本ホビーショー2022
展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス
日本ホビーショーで印象的だったのは、来場者の「目的意識の高さ」でした。
ホビー・ハンドメイド系の展示会では、来場者がすでに明確な動機を持って会場に入ります。「あの素材を試したい」「あのブランドの新作を見たい」という具体的な目的があります。こうした来場者に対して効果的なのは、「押し売り」ではなく「体験の提供」です。
触れて、作って、感じてもらうことで、説明よりも深い納得が生まれます。出展される企業へのアドバイスとしては、ブースで「何ができるか」を前面に出すことをおすすめします。製品スペックではなく、「あなたはここで何を体験できますか」というメッセージが、来場者の心を動かすのです。
50回という歴史を刻んだこの展示会。これからも多くの出展者と来場者が集い、ものづくりの喜びを分かち合う場として続いていくことを、心から応援しています。
※この記事はAIを活用して作成しました。
展示会で成果を出すコツを知りたい方へ
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展示会営業(R)コンサルタント。経済産業大臣登録中小企業診断士。詳細はウィキペディアご参照。
展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。
ゴールデンウィーク中、こんなニュースが目に留まりました。
ドミノピザが店内で「親子で学ぶピザづくり体験」を開催し、大好評だったというのです。
物価高の影響もあり、ゴールデンウィークを遠出せず、近場で過ごしたいというニーズが高まっています。
そうした中で、親子でピザづくりを体験できる企画が支持されたということです。
ぼくはこのニュースを見て、「これは中小企業にも使える」と感じました。
- 単に商品を売るのではなく、体験してもらう。
- 単に説明するのではなく、五感で感じてもらう。
- 単に知ってもらうのではなく、記憶に残してもらう。
これは、これからの中小企業にとってとても大切な視点です。
展示会の「体験」を、会議室に持ち込む
展示会に出展すると、多くの企業はタペストリーや展示台、パネル、展示物、動画などを用意します。
しかし、会期が終わると、それらを倉庫にしまって終わりになっていることが少なくありません。
これらは展示会期間中しか使われず、終わると倉庫に眠ってしまうケースがほとんどです。
もったいないと思いませんか?
ドミノピザが店舗という「すでにある場所」を活用して体験イベントを生み出したように、
あなたの会社にも「すでにある場所」があります。そう、それは、会議室です。
考えてみてください。
- 展示会のブースで使ったタペストリを会議室の壁に貼る。
- 展示台を設置する。
- 実際の商品やサンプルを並べる。
- 展示会で流した動画をモニターで流す。
- 来場者に見せていた資料やパネルも置いておく。
これだけで、普通の会議室が「ミニ展示ブース」に変わります。
来客があったときに、その空間へ案内します。
そして、商品を手に取ってもらい、触ってもらいながらプレゼンをするのです。
これは、通常の会議室で資料を見せながら説明するのとは、まったく違う印象を与えます。
展示会の「熱量」を、日常のビジネスシーンに持ち込む。これが、ぼくが今回お伝えしたいことの核心です。
AI時代だからこそ、「五感」が武器になる
ここで少し立ち止まって考えてみましょう。
生成AIの進化によって、商品情報や業界情報は、以前よりも簡単に手に入るようになりました。
- スペック比較もできます。
- 価格比較もできます。
- 導入事例も調べられます。
- 競合商品との違いも、ある程度はAIに聞けば整理できます。
つまり、情報そのものの価値は、相対的に下がってきているのです。
もちろん、情報が不要になるわけではありません。
しかし、「詳しく説明します」というだけでは、以前ほど強い差別化にはなりにくくなっています。
ところで、AIが最も得意とする感覚はなんでしょうか。
それは、視覚と聴覚です。
画像生成、動画生成、音声合成——これらの領域でAIの進化は目覚ましい。
裏を返せば、触覚・嗅覚・味覚の領域は、まだまだ人間にしか届けられない体験だと言えます。
ドミノピザが「ピザづくり体験」にこだわったのも、実はここに理由があると感じます。
- ピザ生地を伸ばす感触
- 焼き上がりのにおい
- できたての味。
これらはどれだけAIが進化しても、画面越しには届けられません。
だからこそ、リアルな場ではそこを活かすべきなのです。
たとえば、
- 素材の手触りを感じてもらう。
- 重さを実感してもらう。
- 動かしたときの感触を体験してもらう。
- 食品なら香りや味を感じてもらう。
- 機械なら音や振動の違いを感じてもらう。
- 建材なら質感や温度感を手で確かめてもらう。
こうした体験は、言葉で説明するよりもずっと強く伝わります。
会議室ミニブースを作るとき、ぜひ意識してほしいのが五感の設計です。
- 触覚:製品サンプルは必ず手に取れるよう配置する。可能なら実際に操作してもらう
- 嗅覚:素材や製造工程に独自のにおいがあれば、それも体験の一部にする
- 味覚:食品・飲料関連であれば試食・試飲を。そうでなくても、お茶一杯の演出が場の空気を変える
- 聴覚:製品の動作音、スタッフの肉声による説明——AIの合成音声ではなく、生の声で語りかける
- 視覚:タペストリや展示物の配置で「ここは特別な場所だ」と感じさせる演出を
こうした五感への働きかけこそが、画面完結の世界では絶対できないリアルの強みなのです。
まさに「体験アトラクション」です
もうお気づきですね。これらは、ぼくが常々提唱している展示ブースでの体験アトラクションです。
※体験アトラクションについては、展示ブースでの体験づくりのコツもご覧ください。
ただ商品を置くだけでは、人は立ち止まりません。
ただ説明するだけでは、記憶に残りません。
ただパンフレットを渡すだけでは、次の商談につながりにくいのです。
大切なのは、来場者が思わず参加したくなる仕掛けです。
- 触ってみたい。
- 試してみたい。
- 比べてみたい。
- 動かしてみたい。
- 誰かに話したくなる。
そう感じてもらえる体験を設計することが重要です。
「うちの商材は、ITツールだから、画面でしか見れないし、触ったりできない・・・」
と思った方もおられるかもしれません。でも安心してください。
そういう場合は、商材の関連した豆知識やトリビアをクイズ形式でお伝えすればよいのです。
クイズにもコツがあります。下の写真をご覧ください。

バナナの葉っぱの実物展示の下に、三択クイズがラミネートされています。
そして、右下には「正解は裏へ」の文字が。
裏返すと、解説とともに正解が現れます。
どうでしょうか?このようにされると、思わずクイズに回答したくなりませんか?
このように、「裏返す」という触覚を伴う体験を提供することで、
膨大な情報が氾濫する中でもあなたの会社や商材を記憶に残してもうらうことができるのです。
※このクイズは、渋谷ふれあい植物センターにあったものです。渋谷ふれあい植物センターさん、ありがとうございます※
「スペック」ではなく「想い」で選ばれる時代
もう一つ、ドミノピザのニュースから感じたことがあります。
このイベントが好評だった理由は、単に「近場で安く楽しめる」からだけではないはずです。ブランドへの親しみ、スタッフとの交流、共同作業の喜び——そうした感情的な体験が人々の心を動かしたのだと思うのです。
これはBtoBビジネスでも、まったく変わりません。
今の時代、製品のスペックはウェブで簡単に調べられます。価格比較もAIがやってくれる。そんな環境で「なぜあなたの会社を選ぶのか」を問われたとき、スペックだけでは答えが出ません。
選ばれる理由は、想いと志です。
- なぜこの製品を作ったのか
- どんな課題を解決したかったのか
- この仕事を通じて、世の中をどうよくしたいのか
展示会もそれをそのまま流用した会議室ミニブースも、こうした「想い」を語る絶好の場所です。
ぼくが支援してきた1,300社以上の企業の中でも、スペックより「この会社の人と仕事をしたい」という理由で受注につながったケースは数え切れません。
会議室を「展示ブース」にすることは、そういう想いを語る舞台を日常につくることでもあるんです。
地域に開放するという発想
さらに一歩進めた活用法もあります。
ドミノピザが「親子向け」としたように、あなたの会議室ミニブースを地域の方々に開放するという発想です。
「えっ、BtoB企業が地域住民を呼ぶの?」
と思った方、少し待ってください。
採用ブランディングの観点で考えてみてください。地元の学生やその保護者が「あの会社、こんな面白いことをやってるんだ」と知るだけで、採用への関心は大きく変わります。
また、地域の方々が「あの製品、実はあそこで作られてるんだよ」と口コミしてくれることは、どんな広告よりも信頼性の高い情報発信です。
BtoBだから一般向けに開放しなくていい——そんな固定観念は、捨てていいと思います。
展示会は「非日常」ではなく「日常」へ
ドミノピザのニュースが教えてくれたことを、展示会の文脈でまとめると、こうなります。
- すでにある資産(ブース資材)を日常で活用する
- 会議室をミニ展示ブースとして再現する
- AI時代だからこそ、五感——特に触覚・嗅覚・味覚——を使った体験設計をする
- スペックではなく「想い」と「志」を語る場にする
- 地域への開放も視野に入れ、採用・ブランディングに活かす
展示会を年に数回の「非日常イベント」としてだけとらえるのはもったいない。展示会で磨いた伝え方、体験設計、ブースの世界観——これらを日常のビジネスシーンに持ち込むことで、展示会の投資対効果は飛躍的に高まります。
ゴールデンウィーク明け、倉庫で眠っているブース資材を引っ張り出してみてください。
あなたの会議室が、最強の営業ツールに変わるかもしれません。心から応援しています!
このセミナーに参加すると、展示会で成果を出すコツがわかります。
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展示会営業(R)コンサルタント。経済産業大臣登録中小企業診断士。詳細はウィキペディアご参照。
展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。
展示会場の様子がわかる動画です。
会場を歩いてまず感じたこと
東京ビッグサイトで開催された「Medtec Japan」「CPhI Japan」「ファーマIT&デジタルヘルス エキスポ」の三展示会を、今回も現地で観察してきました。
同じ主催者であるインフォーマ マーケッツが手がけるこれらの展示会は、同じ会場・同じ会期での開催です。
会場に入ってすぐに感じたのは、「ここは医療業界の展示会というより、ヘルスケア産業の未来を映す場だ」という感覚でした。
医療機器の設計・製造から医薬品の原料・製剤開発、そしてデジタルヘルスのDX推進まで、ヘルスケア産業のバリューチェーン全体が一つの会場に凝縮されているのです。
展示会基本情報
開催日時
2026年4月21日(火)〜23日(木) 10:00〜17:00
会場
東京ビッグサイト(東ホール)
主催者
インフォーマ マーケッツ ジャパン株式会社(Informa Markets)
公式サイト
Medtec Japan 公式サイトはこちら
ファーマIT&デジタルヘルス エキスポ 公式サイトはこちら
CPhI Japan 公式サイトはこちら
来場者層
医療機器・ヘルスケアメーカーの研究・開発・製造担当者、製薬企業のR&D・調達部門、デジタルヘルス関連の事業担当者、病院・医療機関の関係者など、業界を横断した幅広い層が集まります。
CPhI Japanだけでも74か国・地域から3,000名以上の海外来場者が参加しており、三展示会全体での来場者数は50,000名規模に達します。
主な出展分野
医療機器の設計・製造(電子部品・素材・金属加工・OEM/ODM)、医薬品原料・製剤開発・バイオ医薬品、製薬DX(データサイエンス・デジタルセラピューティクス・治療アプリ)、CDMO・アウトソーシングサービスなど、ヘルスケア産業の川上から川下までが一堂に揃っています。
展示会の特徴
この三展示会の最大の特徴は、ヘルスケア産業の全工程をカバーしているという点です。
「医療機器を作る」「医薬品を開発する」「そのプロセスをデジタルで効率化する」という三つの軸が、ひとつの空間のなかで有機的につながっています。
出展企業数は三展示会合計で1,500社を超え、来場者数は三日間で50,000名規模。アジアでも屈指の規模を誇るヘルスケア産業イベントといえるでしょう。
セミナープログラムも充実しており、三日間で250本以上の無料セミナーが行われます。講演内容の質の高さは、毎年この展示会が業界関係者から支持される理由のひとつになっています。
今回の見どころ
僕が今回特に注目したのは、デジタル・IT関連の展示の急速な充実ぶりでした。
ファーマIT&デジタルヘルス エキスポでは、医薬品開発へのデータサイエンス活用や治療アプリ(デジタルセラピューティクス)の展示が増加しており、製薬業界がDXの「次のステージ」に入りつつあることを実感させます。
CPhI Japanでは新設されたベンチャー企業パビリオンとCDMOゾーンが大きな注目を集めていました。スタートアップと大企業が同じフロアで商談を行う場面も多く見られ、イノベーションの生まれ方が変わってきていると感じました。
注目ポイント
Medtec Japanでは、「医療分野への新規参入」を目的とした来場者が増えている印象でした。
既存の医療機器メーカーだけでなく、素材・部品メーカーや通信・IT企業が医療分野の市場性を探りに来ている様子は、業界の拡張性を象徴するようです。
CPhI Japanではバイオ医薬品ゾーンの出展企業が前回より明らかに増加しており、バイオシミラー・バイオロジクスへの産業シフトの速さが見えてきます。
業界全体として「分野の垣根を越えて協業する」という方向性が、展示ラインナップにも如実に表れていました。
会場の様子
会場に足を踏み入れてまず感じたのは、その国際色の豊かさでした。
体感で40%は外国人。出展者、来場者ともに国際化されています。
中国・韓国・インドをはじめ、欧米の企業も数多く出展しており、英語でのプレゼンテーションや商談がごく普通の光景として広がっていました。
日本のヘルスケア市場が、アジアにおけるグローバル商談の中心地として機能していることを、現地を歩きながら改めて実感した次第です。
ブースのデザインも洗練されたものが増えており、ビジュアルとメッセージで来場者の関心を引く工夫が随所に見られました。

業界への意味
この三展示会が「同時・同会場開催」であることには、業界構造を映す意味があります。
医療機器と医薬品とデジタルは、かつては別々のセクターとして語られることが多かったのですが、今日のヘルスケア産業においてはその境界が急速に溶けています。
一つの会場でこの三領域を横断して情報収集・商談ができる環境は、出展者にとっても来場者にとっても大きな価値です。
今回の展示会でも感じたのは、成果が出ている企業ほど「その場の対応」ではなく、事前・当日・事後までを一貫した設計で動いているという点です。この全体像を理解せずに出展してしまうと、どうしても場当たり的な営業になりがちです。展示会で成果を出すための考え方と具体的な進め方は、展示会営業の成功ガイドで体系的に解説しています。
今年の展示会トレンド
今年のヘルスケア系展示会で感じた最大のトレンドは、「テクノロジーとの深い融合」です。
AIを活用した創薬支援ツール、ウェアラブルデバイスとクラウドが連携したヘルスモニタリング、規制対応を自動化するコンプライアンスソフトウェアなど、かつては「IT展示会」でしか見られなかった製品・サービスが、ヘルスケア展示会の主役になりつつあります。
もう一つのトレンドは、サステナビリティへの注目です。
CPhI Japanではサステナビリティに取り組む出展者を表彰するアワードプログラムが設けられており、ESGへの対応が取引先選定の基準になってきていることが伝わってきました。
医療・ヘルスケア業界は社会的使命と産業競争力が直結する分野です。その両立を追求する企業の姿勢が、展示ブースの随所から感じられる展示会になっていました。
過去のレポート
過去に開催されたCPhI Japan・Medtec Japan・ファーマIT&デジタルヘルス エキスポの現地観察レポートもあわせてご覧ください。毎年の変化を比較することで、業界の流れをより深く読み取ることができます。
CPHI国際医薬品開発展・Medtec・ファーマIT&デジタルヘルス・ファインケミカルジャパン2025|現地観察レポート
CPHI国際医薬品開発展・Medtec・ファーマIT&デジタルヘルス・ファインケミカルジャパン2024|現地観察レポート
CPhi国際医薬品開発展・Medtec・ファーマIT&デジタルヘルス・ファインケミカルジャパン2023
Medtec・CPhi国際医薬品開発展・ファーマIT&デジタルヘルス・ファインケミカルジャパン2022
展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス
今回のような大型・複合展示会に出展する際に、僕が一番避けてほしいと思うのは「とにかく目立てばいい」という発想での出展です。
来場者は三日間でのべ50,000名を超える規模ですが、自社のブースに来てほしい人はその中のごく一部のはずです。
「誰に来てほしいのか」を絞り込み、その方に刺さるキャッチコピーとブース設計をすること。規模が大きい展示会ほど、このターゲット設計が成果を左右します。
また、国際色が強いこの展示会では、英語対応の準備が差別化につながります。海外来場者が多い環境を、商談機会の拡大として前向きに捉えていただきたいと思います。
展示会の成果は準備で8割が決まります。当日の動きと会期後のフォローを合わせた三つのフェーズ全体を設計した上で、ぜひ会場に臨んでください。
※この記事はAIを活用して作成しました。
展示会で成果を出すコツを知りたい方へ
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展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。