目次
展示会には多くの方が情報収集目的で来場します。展示会は比較的、名刺交換しやすい場ですが、優良な見込み客と数多く名刺交換するためにはコツがあります。
本記事では、名刺交換のコツを解説します。
※効果的な名刺デザインについては、「展示会名刺 3つのポイント」もご参照ください。
展示会で、自社ブースを訪れた方は、製品やサービスに興味を持ってくれています。臆せず自信を持って積極的に声かけを行いましょう。
ブースに掲げている大きな文字=ブースキャッチコピーの文言をきっかけに、斜め後ろから話しかけとスムーズに名刺交換を行えます。
※こちらの記事、「ブースキャッチコピーのつくり方」、「ブースでの立ち方、声のかけ方」もご参考になさってください。
自社ブースへの来訪者は、自社製品に多少なりとも興味を持っていますから、自然に声をかけることができます。
とは言うものの、初対面の相手に話しかけられる相手の緊張や戸惑いに配慮し、穏やかで、明るい態度を意識して話しかけましょう。
会話から相手の興味関心について聞き出しながら、自社の製品、サービスの説明を行い、その過程で名刺交換を持ち掛けます。この際、強引さや失礼を感じさせないように注意しましょう。
相手の目を見て話すのは、会話における基本的なマナーであり、最も重要なことです。
目を見て話せば「あなたに話しかけています」という意思表示をし、相手を安心させ、緊張を緩和する効果が得られます。
そして、お互いの目を見て話すことで、表情や視線の動きから自社ブースへの興味を推測できるでしょう。
この時に、笑顔になることも重要です。展示会はイベント、ある意味、お祭りなので、特に笑顔がマッチします。
また、相手の表情を観察しながら話すことで、製品やサービスの説明も相手に聞き入れてもらいやすくなります。
相手に興味をもってもらえている、と判断したら名刺交換をするチャンスです。
名刺交換は丁寧で手際よく行いましょう。
せっかくチャンスが訪れても、名刺を渡すことに手間取ると、相手に良い印象を持ってもらえません。
初対面の方との名刺交換では、こうした小さなマイナスイメージが後に響きます。
自社ブースの中であれば、配布するパンフレットなどと一緒に名刺も持っておく、あるいは片手ですぐ取り出せるポケットやカバンに名刺を用意しておきましょう。
グッズなどの配布を行う場合は、グッズと一緒に名刺を渡すという手段もあります。
自社ブースの外での名刺交換は簡単ではありません。
自社に興味を持っていない可能性のある方を勧誘する形になること、歩いている方にまず立ち止まってもらうことが必要なことなど、自社ブースでの名刺交換よりもハードルは格段に高いといえます。
そのため、気持ちを込めて声をかけることが重要です。
展示会場では、多くの方が目的をもって歩いています。そのため、声をかけることを躊躇してしまいがちですが、ためらっていてもよいことはありません。
思い切りよく声をかけましょう。相手を選んでいたり、遠慮がちな態度を見せると、不審に思われ、良い印象を持ってもらえません。
声をかけても無視される場合もありますが、その場合も一礼して「失礼しました」と一言告げて相手から離れましょう。
※展示会によっては、自社ブースを離れた場所での声掛けを禁止している場合があります。主催者に確認の上、実施してください。
相手が立ち止まってくれたからといって、いきなり自社の紹介や商品・サービスの説明を始めてしまっては、街頭での強引なキャッチセールスのような印象を与えてしまいます。
相手に来場した目的を尋ねたり、どういった分野に興味を持っているか、などの話題から入りましょう。
自身のネックストラップを見せて名乗り、まず自分の情報を相手に伝えてから会話を進めると、自然に自社ブースへの誘導や名刺交換まで進みやすくなります。
話しかけたとしても、名刺交換や自社ブースへの誘導に失敗してしまうケースもあります。来場の目的や興味をもつジャンルが異なる方も大勢おられます。失敗しても仕方がないと考え、気持ちを切り替えましょう。
不快な顔をされたり、芳しくない返事を返されることも多々ありますが、ある程度は当然だと割り切るべきです。
展示会では、どの企業も新しい情報や人脈を得る場であるという認識を持っています。礼節を持って対応すれば、失敗することはあっても、過度に不興を買うことはありません。前向きに次の方にお声かけしましょう。
展示会の名刺交換でも、マナーや印象が大切である点は、普段の営業活動や取引先とのおつきあいと同様です。
せっかく名刺を交換できたとしても、その際に悪い印象を持たれてしまうと逆効果になります。注意してください。
展示会においても、名刺交換の基本的なマナーは徹底しましょう。
名刺交換の際に徹底するべきマナーは以下の通りです。
展示会場という場では、来場者は数多くの方と出会いますから第一印象が重要なのです。
話術もまた大切な要素です。話している相手を不快にさせず、自社の商品・サービスの紹介なども露骨な押し付けを避ける必要があります。
一方的に話すのではなく、相手に自分のことを話ししてもらうような会話を心がけましょう。相づちの中に自社への誘導を織り交ぜたり、相手の話題に対応する形で自社製品の話に展開するなど、会話のイニシアティブを譲りながら、伝えたいことを話すテクニックが重要です。
手持ち資料が何もない状況で話すことは難易度が高いといえます。
自社ブースのチラシを配布しながら、手応えを感じた方に話しかければ、成功率は高くなるでしょう。
配ったチラシに視線を落とし、ざっとでも読む様子が見えたなら、声をかけ相手の関心について聞き出すきっかけになります。
チラシを配る際はターゲット層に響く言葉を投げかけ、反応の見えた方に話しかけるようにするなど、さまざまな工夫をすることで、名刺交換の成功率が向上させられます。
とは言え、展示会場で来場者にチラシを受け取ってもらうことは、なかなかむずかしいです。名刺型のチラシ=展示会専用名刺を用意することを検討するとよいでしょう。
※チラシ型展示会専用名刺については、「展示会名刺の勝ちパターン」もご覧ください。
名刺交換の目的は、新規顧客の開拓や人脈の形成です。展示会での名刺交換を、ただ数を集めればいい、と考えるのは効率が悪いやり方です。
ここでは、展示会での名刺交換を営業活動に有効に役立てるためのテクニックを解説します。
まずは多くの方に声をかけることが大切です。
展示会には多くの来訪者がいますが、どの方が、自社に興味や関心を向けてくれているのかは、話しかけなければわかりません。
ためらわず、自社をPRするつもりで呼び込みや声かけを行いましょう。
その際は、必ずマナーを守り強引な印象を持たれないようにします。
初対面での印象が悪いと、例え関心がある分野であってもその後の展開は望めません。一人ひとり丁寧に接しましょう。
展示会で交換した名刺は、そのままにしておかず、必ずデータ化して保管しましょう。
データ化には、Eight、myBridgeなどの無料で使えるスマートフォンアプリを活用するとよいでしょう。
紙のままでは失くしてしまったり、探すのに手間取って素早い対応がとれないことがあります。
データ化することで必要な時に素早くチェックできる状態を作ります。
また、データ化する際は名刺の基本情報だけではなく、名刺交換時の印象や会話内容、興味の度合いなどを付随してメモしておくとよいでしょう。
展示会では多くの方と会話します。記憶が薄れないうちに会話の内容を名刺にメモしておきましょう。
もらった名刺は、商談につながる見込みがあるか否かという観点からランク分けしておくと効果的です。
ランク分けは細かくしすぎると管理が煩雑になります。
などのように大まかに区分けするとよいでしょう。
名刺をデータ化する際にこのランク分けについてメモ書きし、簡単に検索できる形にしておくと、展示会後の対応を効率よく行えます。
今すぐ客は、展示会後可能な限り早く連絡し、チャンスを逃さないことが重要です。
そのうち客は、お役立ち情報を継続的に情報提供しつつ、営業のチャンスを待ちましょう。
本記事では、展示会での名刺交換についてまとめました。
面識のない方に話しかけるのは勇気が必要ですが、相手との対話をしなければ何も始まりません。
本記事を参考に、積極的に名刺交換をして、リード獲得してください。心から応援しています!
このセミナーに参加すると、
成果を出すノウハウを習得できます。