こんにちは!
展示会営業(R)コンサルタントの清永です。
緊急事態宣言が明けて2週間が立ちました。
あなたは、いかがお過ごしでしょうか?
接触自粛の中、営業活動をどうしていくか?ということに
多くの企業が頭を悩ませておられます。
そんな中、コロナ以降、オンライン展示会という手法が急増しています。
この「オンライン展示会」という手法、
コロナ前にはほとんど注目されることがありませんでした。
その意味で、登場したばかりの概念と言ってよいと思います。
一口にオンライン展示会と言っても、細かく見ていくと
さまざまな違いがあります。
今回は、このオンライン展示会を整理し、
予算や人員が潤沢ではない中小企業でも取り組むことができる
オンライン展示会とはどのようなものなのかを考えてみたいと思います。
2020年6月時点で、開催されているオンライン展示会の形式には
大きく分けて4種類あります。
展示会主催者が開催する形式_オンライン展示会パターン1
オンライン展示会の形式の一つ目は、リアル展示会の主催者が開催するパターンです。
ザっと挙げるだけでも、
- Interop Tokyo 2020
- 東京ゲームショウ2020
- TECHNO-FRONTIER 2020
- CEATEC(シーテック) 2020
などがあります。
日本を代表する展示会のひとつであるCEATEC(シーテック)が
リアルでの開催も(おそらく)可能な10月という時期の開催予定であるにもかかわらず
オンラインのみの開催にしたことには、大きなインパクトがあります。
※CEATEC(シーテック)については、このコラムでも過去に取り上げています。
「CEATEC(シーテック)2019の見どころはここ!展示会から未来を観る!」から
ご覧ください。
IT系の企業が主催する形式_オンライン展示会パターン2
オンライン展示会の二つ目の形式は、これまで展示会を主催していたわけではない
IT系の企業がオンライン展示会を主催するパターンです。
コロナが猛威をふるう中で最も早く開催されたオンライン展示会が
このパターンです。
- チャットワーク社による「テレワークオンライン展示会」
- クラウド営業支援ツールFOCAS社による「SaaS Exhibition オンライン展示会」
- SaaS比較サイト「ボクシルSaaS」を運営するスマートキャンプ社による「BOXIL EXPO 2020 営業・マーケティング展」
などがあります。
従来のリアル展示会とは異なる、IT系企業ならではの、オシャレな感じが特徴です。
大企業が自社単独で開催する形式_オンライン展示会パターン3
3つ目の形式は、従来、リアル展示会に大きな小間で出展していた大企業が
自社単独で開催するパターンです。
- クラレ
- ブラザー
- 本田技研工業株式会社
などが、コロナによる展示会の中止を代替する目的で自社単独でオンライン展示会を開催しています。
中小企業が自前で開催する形式_オンライン展示会パターン4
オンライン展示会、4つ目の形式は、中小企業が自前で開催する形式です。
清永は、この形式こそが、
接触自粛のウィズコロナ時代に中小企業が新規顧客を開拓するための最適な手法だと感じています。
弊社は、社員が実質ぼく1人の超零細企業ですが、そんな弊社もこの形式で、
オンライン展示会を開催してみました。
※その詳細は、「オンライン展示会開催ノウハウ」をご覧ください。
そして、この方式には、さまざまなメリットがあることに気づきました。
もっとも大きなメリットは、費用ゼロで開催し、新規顧客を獲得できる点です。
中小企業は、大企業とちがって、資金が潤沢にあるわけではありませんから、
費用ゼロで実現できるというのは非常に大きな利点です。
自前オンライン展示会の成功のポイント
では、中小企業は、自前で開催するオンライン展示会」を
どのように進めていけばよいのでしょうか?
テーマ設定
まずは、自社商材にかかわりがあり、
世間や見込み客の関心が高いテーマでWEBサイトを立ち上げます。
このサイトが、1年中、ずっと開催中の自前オンライン展示会になります。
サイトは、新ドメインで新しく立ち上げてもよいですし、
すでにある自社ホームページの下層につくってもよいです。
どのようなテーマにするかがとても重要です。
自社商材の説明をするだけ、売り込みをするだけのサイトにしてはいけません。
それでは、既存のホームページと同じになってしまいますし、
わざわざ見に来てくれる人も少なくなってしまいます。
たとえば、売りたい商材が、
- コーヒー豆なら「健康になるコーヒーの飲み方」
- 機械刃物なら「刃物を通じた工場の生産性向上事例」
- 商材がオフィス家具なら、「在宅勤務時代のオフィスの在り方」
などをテーマにすることが考えられます。
このコラムの読者ならお気づきになったかもしれません。
実は、中小企業の自前オンライン展示会のテーマ設定は、
リアル展示会における「出展コンセプト」策定とまったく同じなのです。
※出展コンセプト策定については、
「展示会の費用対効果を最大化する出展コンセプト検討シート」をご覧ください。
オンラインセミナーの開催
次に、そのテーマに沿って、オンラインセミナーを開催します。
開催頻度は2か月に一回程度、
一回あたりの開催時間は、2時間から4時間程度がよいでしょう。
このオンラインセミナー開催によって、自前オンライン展示会サイトへの
アクセス流入を増やしていきます。
このアクセスはすなわち、新規見込み客リストということになります。
リアル展示会との相乗効果を出す
中小企業の自前オンライン展示会は、オンラインだけで完結するのではなく
リアル展示会への出展と連動させていく方がベターです。
年1回程度、リアル展示会にも出展するのです。
オンライン展示会で集めた新規顧客のリストに対して、
リアル展示会への来場を促しましょう。
逆に、リアル展示会で出会った新規顧客に対しても
自前オンライン展示会に参加してもらうのです。
このように、自前オンライン展示会開催とリアル展示会出展を
連動させていくことによって、相乗効果を生み
大きな成果を出していくことを考えましょう。
自前オンライン展示会の具体例
中小企業の自前オンライン展示会の例は、
「リモート営業オンライン展示会」です。
弊社の例で恐縮ですが、参考にしていただけると思います。
6月16日(火)16時から20時40分に、オンラインセミナーも実施しています。
無料で参加できますし、参考になると思いますので、
こちらのエントリーフォームから登録し、ぜひご参加ください。
中小企業に最適な自前オンライン展示会ノウハウについてさらに詳しくお知りになりたい方は、、オンライン展示会営業(R)セミナーにご参加ください。
文字では書けないような生々しい事例をお伝えします。
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