展示会場の様子がわかる動画です。
会場を歩いてまず感じたこと
今回、Smart Sensing 2026の会場に足を踏み入れてまず驚いたのは、ブースの前で長い時間をかけて話し込んでいる人たちの多さでした。
セミコンジャパンでも技術的な展示は豊富ですが、あちらは比較的テンポよく来場者が移動していく印象があります。
一方、Smart Sensingの会場では、技術者や開発者がブース担当者と5分、10分、あるいはそれ以上の時間をかけてじっくりと議論している場面がいたるところで見られました。
これは単なる偶然ではなく、この展示会の性格を端的に表しているように感じます。
展示会基本情報
開催日時
2026年6月10日(水)〜12日(金)、10:00〜17:00
会場
東京ビッグサイト 西3ホール
主催者
JTBコミュニケーションデザイン
公式サイト
来場者層
製品開発・技術導入を検討している製造業や情報通信業の技術者・エンジニアが中心です。
IoT・AI・5G・車載分野のプロフェッショナルが多く来場しており、専門性の高い来場者が集まる展示会といえます。
ビジネスパートナーの開拓を目的とした経営者や営業担当者の姿も見られました。
主な出展分野
Smart Sensing部門では、センサ技術からAI、データ活用サービスまで幅広い領域の製品・ソリューションが集結しています。
SEMISOL部門では、半導体の後工程・パッケージング技術に特化した出展が並びます。
自立電源型IoTパビリオンやデータ・AI関連ゾーンなど、テーマ別に会場が構成されており、目的に応じて効率よく情報収集できる設計になっています。
展示会の特徴
Smart Sensingは、センサとAIとデータという三つの軸が交差する展示会です。
IoT時代に欠かせないセンサ技術と、そのデータをビジネスに活かすためのAIソリューションが同じ空間に集まる機会は、実は多くありません。
技術系展示会のなかでも専門性が高く、出展者も来場者も「現場で使える技術の話」を求めていることが、会場全体の空気感から伝わってきます。
Synergy StageとTech Stageという二つのステージでのセミナーが並行して開催されており、最新技術のトレンドを体系的にインプットできる場としても機能しています。
今回のみどころ
今回の見どころの一つは、SEMISOL部門との同時開催です。
半導体後工程・パッケージング技術は、昨今の半導体不足や国内回帰の流れを受けて注目度が急上昇している分野です。
センシング技術と半導体製造技術という川上から川下までをカバーする出展構成は、技術者にとって一度に多くの視点を得られる貴重な機会となっています。
また、自立電源型IoTパビリオンは、バッテリーレスや省電力技術に関心を持つ来場者を引きつけており、足を止める人が絶えませんでした。
注目ポイント
今回特に注目したのは、ブース前での滞留時間の長さです。
展示会の現場では、来場者が次々とブースを通り過ぎていくことが珍しくありません。
しかしSmart Sensingでは、多くのブースで技術者と担当者が真剣に議論する場面が目立ちました。
来場者が「使える技術かどうかを真剣に判断しようとしている」ことが、その滞留時間の長さから伝わってきます。
単なる情報収集ではなく、具体的な課題解決を目的として来場している方が多いからこそ、こうした密度の濃い対話が生まれるのだと感じます。
今回の展示会でも感じたのは、成果が出ている企業ほど「その場の対応」ではなく、事前・当日・事後までを一貫した設計で動いているという点です。この全体像を理解せずに出展してしまうと、どうしても場当たり的な営業になりがちです。展示会で成果を出すための考え方と具体的な進め方は、展示会営業の成功ガイドで体系的に解説しています。
会場の様子
東京ビッグサイト西3ホールに広がる会場は、技術系展示会らしいシンプルで機能的な雰囲気に包まれていました。
ブースのデザインは派手さよりも「技術が伝わること」を重視したものが多く、仕様書やカタログを手にしながら製品説明を聞く来場者の姿が目立ちます。
セミコンジャパンのような大規模展示会と比べると来場者数はコンパクトですが、そのぶん「目的を持った人たちが集まっている」という密度の濃さを感じさせます。
Synergy StageとTech Stageでは次々とセミナーが開催されており、発表後に質問が続くシーンも多く見られました。
聴衆がスライドをスマートフォンで撮影しながらメモを取る姿は、この展示会の来場者の真剣さを象徴しているようでした。


業界への意味
センシング技術は現代の産業基盤を支える重要な技術領域です。
IoT・自動運転・スマートファクトリーなど、あらゆる分野でデータ収集の起点となるセンサの役割は、今後ますます大きくなっていきます。
Smart Sensingがこうした技術の出会いの場として機能することは、日本の製造業・IT産業双方にとって大きな意義を持ちます。
SEMISOL部門が加わったことで、半導体関連技術の国内集積という観点からも注目される展示会へと成長しつつある印象を受けました。
センサ・AI・半導体という三つの技術軸が一堂に会するこの展示会は、日本のものづくりの未来を映す鏡のような場所だといえるかもしれません。
今年の展示会トレンド
今年のSmart Sensingで感じた最大のトレンドは、「AIとセンサの融合」の加速です。
従来はセンサで取得したデータをサーバーサイドで処理することが多かった印象がありますが、今年はエッジAIやオンデバイス処理の展示が明らかに増えていました。
センサ自体がデータを解析し、リアルタイムで判断を下す「インテリジェントセンサ」の展示も目を引きます。
もう一つのトレンドとして、省エネ・自立電源への関心の高まりが挙げられます。
エネルギーハーベスティングやバッテリーレス通信に関連する出展が集まる自立電源型IoTパビリオンには、来場者が絶えず集まっていました。
「電池交換が不要なセンサでどこまでできるか」というテーマは、現場を持つ製造業の技術者にとってまさにリアルな課題であり、出展者と来場者の対話が最も活発に行われているエリアの一つでした。
過去のレポート
過去のSmart Sensing現地観察レポートもぜひ参考にしてください。展示会営業の視点からの分析を掲載しています。
展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス
Smart Sensingで印象的だったのは、来場者が本当に長い時間ブースで話し込んでいたことです。
これは出展する側にとって、大きなチャンスを意味しています。
来場者が長く話してくれるということは、それだけ「課題を持って情報を探している」ということだからです。
こういう展示会だからこそ、ブースでの最初の一声が重要になります。
「何でも聞いてください」ではなく、「こういう課題を持つ方に役立つ技術です」という明確なメッセージがあるかどうかで、対話の質が大きく変わります。
技術力がある企業ほど、その伝え方に磨きをかけてほしいと感じます。
展示会の準備段階でブースコンセプトと第一声を整えておくことが、Smart Sensingでの成果を大きく左右するでしょう。
※この記事はAIを活用して作成しました。
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展示会営業(R)コンサルタント。経済産業大臣登録中小企業診断士。詳細はウィキペディアご参照。
展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。

