展示会名 JASIS(最先端科学・分析システム & ソリューション展)2022会場の様子がわかる動画はこちらです。
会場を歩いて感じたこと
JASIS 2022を視察してきましたが、会場全体に専門性の高い企業様の熱意がひしひしと伝わってくる展示会でした。幕張メッセの広いフロアを歩いていると、各ブースから真剣な商談の声が聞こえてきて、科学技術の進歩を支える方々の情熱を肌で感じることができました。
会場を歩いていると、来場者の方々の多くが目的を持って特定のブースへ向かっている様子が印象的でした。「○○社のブースはどこですか」と案内スタッフに尋ねる声も頻繁に聞こえてきます。つまり、既に取引のある企業様や、事前に調べてきた企業様のブースへ直行されている方が多いということです。これは裏を返せば、まだ出会えていない潜在的なお客様との新しい接点を生み出すチャンスが眠っているということでもあります。
今回の展示会でも感じたのは、成果が出ている企業ほど「その場の対応」ではなく、事前・当日・事後までを一貫した設計で動いているという点です。この全体像を理解せずに出展してしまうと、どうしても場当たり的な営業になりがちです。展示会で成果を出すための考え方と具体的な進め方は、展示会営業の成功ガイドで体系的に解説しています。
各ブースを見て回ると、フラット型のブースが多く、製品の見せ方には本当に工夫が凝らされていました。精密機器が美しくディスプレイされ、照明も計算されていて、展示物への愛情とこだわりが伝わってきます。ある分析機器メーカーのブースでは、スタッフの方が来場者に熱心に機器の仕組みを説明されていて、「この精度は業界トップクラスなんです」と誇らしげに語る姿が印象的でした。
ただ、僕が会場を歩きながら感じたのは、足を止める来場者とそのまま通り過ぎる来場者の差が、ブースによってかなり大きいということでした。立ち止まっている方々の様子を観察すると、何か気になるものを見つけた表情をされています。一方で、通り過ぎる方々は、決して興味がないわけではなく、むしろ「このブースは自分に関係があるのだろうか」と判断しかねている様子なのです。
実際に、あるブースの前で立ち止まった来場者の方が、スタッフに「これって、具体的にどんな場面で使うんですか」と質問されている場面に遭遇しました。技術的な説明は素晴らしいのですが、その技術が実際にどんな伸びしろを解決するのかという部分で、来場者の方が一歩踏み込めずにいる様子が見受けられました。スタッフの方は丁寧に説明されていましたが、最初の一歩を踏み出してもらうまでに少し時間がかかっているように感じました。
皆さんの製品やサービスは、間違いなく素晴らしいものです。だからこそ、もう一歩踏み込んで、「誰のどんな悩みを解決するのか」をブースの上部に大きく掲げてみてください。例えば「食品メーカーの品質管理担当者様へ。検査時間を1/3に短縮します」といった具合です。
ある大手企業のブースでは、パラペット部分に比較的シンプルなメッセージが掲げられていて、そのブースの前では立ち止まる方が明らかに多く見られました。「あ、これは自分のことだ」と思える瞬間があると、人は自然と足を止めるものなんです。会場内を行き交う来場者の方々の表情を見ていると、情報を探している、答えを求めている、そんな真剣な眼差しが感じられました。
専門性が高い業界だからこそ、かえってシンプルで分かりやすいメッセージが威力を発揮します。技術的な詳細は、興味を持って足を止めてくださった方に、対面でじっくりお伝えすればいいのです。まずは「このブースは私のためのブースだ」と感じてもらうこと。そのための入り口を広く、分かりやすく設定することで、展示会での出会いは確実に増えていきます。
会場の熱気、出展社の皆さんの製品への誇り、来場者の方々の真剣な姿勢。すべてが揃っている素晴らしい展示会でした。あとはほんの少しの工夫で、もっと多くの方に皆さんの素晴らしい技術を知っていただけるはずです。次回の出展では、ぜひブースキャッチコピーにも力を入れてみてください。きっと新しい出会いが待っていますよ。皆さんの技術が、もっと多くの方々の伸びしろ解決につながることを、僕は心から応援しています。
※この記事はAIを活用して作成しました。
JASIS(最先端科学・分析システム & ソリューション展)2022の展示会概要
人々の暮らしは、様々な科学の進歩の上に成り立っていると私たちは考えます。
その科学の進歩を支える、分析機器、科学機器メーカーが一堂に会する最先端科学・分析システム&ソリューション展がJASIS※です。
この分野でのアジア最大級の展示会として、世界をリードする各種業界、関連機関と更なる連携強化をはかり、将来の科学の進歩への貢献、ビジネス発展への発見がある場であることを目指しています。
※JASIS(ジャシス=Japan Analytical & Scientific Instruments Showの頭文字)は、2012年の第50回分析展(日本分析機器工業会)と第35回科学機器展(日本科学機器協会)を機に、合同展の統一名称として定められたものです。
開催時期
2022年9月7日(水)~9日(金)
会場
幕張メッセ
出展社の業種
出展社の業種は以下の通りです。
- ラボ用分析器
- 自動化関連機器・情報処理システム
- 理化学機器
- 実験用器具・消耗品
- 実験室設備
- 環境(公害)用分析・計測機器
- 作業環境用・保安用分析機器
- ライフサイエンス関連機器・サービス
- 物理量・物性・工業量計測機器
- 試験機器
- 分野別専門機器
- プロセス用・現場用分析機器
- 医用検査機器・システム
小間割り
会場小間割りは以下の通りです。

主催者
主催、後援は以下の通りです。
主催
- 一般社団法人日本分析機器工業会
- 一般社団法人日本科学機器協会
後援
- 経済産業省
- 文部科学省
- 環境省
- 公益社団法人日本分析化学会 他
Webサイト
https://www.giftshow.co.jp/tigs/94tigs/
会場の様子
展示会の専門家 清永の視点
フラット型のブースなどが多く、
製品の見せ方には非常にこだわっている印象。
しかし、各商材の専門性が高すぎるため、
その技術が何の役に立つのかがわかりにくい。
「誰のどんな悩みを顔決するブースなのか?」というブースキャッチコピーを
ブース上段のパラペットに大きく文字で掲げるだけで
来場者を呼び込める可能性が高い。
ブースキャッチコピーのつくり方は、
「ブースキャッチコピー3つの鉄則」をご参照ください。

展示会営業(R)コンサルタント。経済産業大臣登録中小企業診断士。詳細はウィキペディアご参照。
展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。

