こんにちは!展示会営業(R)コンサルタントの清永です。
東京ビッグサイトで開催されたフランチャイズショー2025(日経メッセ)という展示会を取材したレポートをお伝えします。
目次
展示会場の様子がわかる動画
フランチャイズショー2026(日経メッセ)の会場の様子を撮影しています。現場の雰囲気を感じていただけると思います。ぜひご覧ください。
フランチャイズ・ショー/人手不足対策展/インバウンドビジネス展 2026年春──同時開催が映し出す、日本のサービス産業の今
2026年3月4日から6日にかけて、東京ビッグサイトで3つの展示会が同時開催されました。フランチャイズ・ショー、人手不足対策展、そしてインバウンドビジネス展です。
それぞれに異なるテーマを持ちながら、この3展示会が同じ会場・同じ期間に並ぶ構成には、偶然以上の必然があるように思います。
展示会の特徴
この同時開催の軸にあるのは、「チェーン・飲食・サービス業界が直面している、現実の課題」です。
フランチャイズ・ショーは今年で43回を数える老舗の展示会です。長年にわたってフランチャイズビジネスの広がりを支えてきた場であり、独立・開業を目指す個人と本部企業とをつなぐ重要な接点として機能してきました。
一方、人手不足対策展は今回が初開催です。スポットワークやフリーランス活用など、変わりゆく雇用の形に対応するソリューションが集まりました。新しい展示会でありながら、その背景にある課題は古くて深刻です。
インバウンドビジネス展は、訪日外国人の増加という大きな潮流をビジネス機会として捉える展示会です。街づくり・店づくりのプロが集まり、インバウンド対応の具体的な手法と事例が共有される場となっています。
今回の見どころ
3展示会を貫く共通テーマを一言で表すなら、「いまの現場をどう動かすか」です。
フランチャイズ・ショーでは、「働きたい人を生みだすエンゲージメント戦略」や「地域のインフラを担うフランチャイジー」というセミナーテーマが目を引きます。かつて店舗展開に力点が置かれていたフランチャイズ展が、人材と地域という二つの軸に注目し始めていることは、示唆的です。
人手不足対策展では、スポットワークやフリーランス発注にまつわる実務的なセミナーが注目を集めました。単なる採用論ではなく、すでに現場で起きているトラブルへの対処法を扱う点に、この展示会の現実感があります。
インバウンドビジネス展では、地域ブランド戦略や訪日客の満足度向上を扱うセミナーが組まれ、インバウンド対応をビジネスチャンスとして本格的に位置づける動きが加速しています。
注目ポイント
3展示会を一体として見たとき、浮かび上がるのは「人・店・街」という連鎖です。
フランチャイズで店を開く。人手不足の課題に向き合いながら店を回す。訪日客を取り込み、地域の活力として店を育てる。この流れは、ひとりの事業者が直面するリアルな課題の順序とも重なります。
来場者の視点から見れば、3つの会場を歩くことで、ひとつの経営課題に対する複合的な解答を得られる構成になっています。このような複数テーマの同時開催は、来場者の投資対効果を高めるとともに、展示会全体として大きな集客力を生み出します。
また、インバウンドビジネス展に生成AIレコメンド機能が導入されていた点も見逃せません。来場者が自分のニーズに合う出展者を見つけやすくするこの仕組みは、展示会そのもののDXが着実に進んでいることを示しています。
業界への意味
フランチャイズ業界は長年、「夢を売る」側面とともに、「現実に向き合う」側面を持ち続けてきました。
今年のフランチャイズ・ショーに人手不足対策展が並んだことは、その「現実に向き合う」姿勢が展示会の構成そのものに表れた出来事だと受け取れます。
インバウンドの拡大は、特にサービス業や飲食業に大きな機会をもたらしています。しかし同時に、対応できる人材の不足や、多言語対応・文化理解の課題も生み出しています。3展示会が同時に開かれることで、業界全体が抱える複層的な課題が一つの場所に可視化されました。
中小規模の飲食店・サービス業の経営者にとって、多店舗展開・人材確保・インバウンド対応は、同時進行で取り組まなければならない課題です。それを一度に学べる機会の価値は、計り知れないものがあります。
今年の展示会トレンド
2026年の展示会を取り巻くトレンドとして、いくつかの方向性が見えてきます。
まず、セミナーの実務化です。かつての展示会セミナーは概論や事例紹介が中心でしたが、今回の3展示会では現場で即使えることを意識した内容が目立ちます。来場者が「知識」ではなく「手が動くヒント」を求めている表れでしょう。
次に、BtoB商談の深化です。出展者ワークショップという形式が各展示会で採用されており、不特定多数への露出だけでなく、対話と関係構築を重視する傾向が強まっています。
さらに、テーマ連携による相乗効果です。複数の関連テーマを束ねることで、より広い課題意識を持つ来場者を呼び込み、展示会全体の価値を高める試みが広がっています。今回の3展示会はその好例と言えます。
総評
3つの展示会を同時に開催するという判断は、業界への深い観察から生まれたものだと感じます。
フランチャイズという事業形態は、日本の地域経済を支える重要なインフラです。その担い手が人材不足と向き合い、訪日客という新しい顧客層を取り込もうとしている。この現実に対して、一つの展示会だけで応えることには限界があります。
3展示会を一体として体験した来場者は、個別の課題解決策だけでなく、業界全体の地図を手に入れることができたはずです。
展示会は、時代の課題が可視化される場です。2026年春の東京ビッグサイトは、日本のサービス産業が何に悩み、何を求め、どこへ向かおうとしているかを、静かに、しかし確かに映し出していました。
出展者の皆さんの準備と熱意、来場者の皆さんの真剣な眼差し、そして主催者である日経メッセの取り組みに、深く敬意を表します。次回2027年3月の開催が、今からとても楽しみです。
展示会営業(R)コンサルタント
清永健一
展示会を通じて中小企業の可能性を広げることをライフワークとして活動しています。
※この記事はAIを活用して作成しました。
開催時期
2026年3月4日(水)~6日(金)
会場
東京ビッグサイト
小間割り
東京ビッグサイトの小間割り図面は以下の通りです。

主催者
主催、後援、協賛は以下の通りです。
主催
日本経済新聞社
WEBサイト
WEBサイトは以下です。
https://messe.nikkei.co.jp/fc/
会場の様子(写真)
会場を写真撮影しました。現場の様子をご覧ください。

過去のレポート(定点観測用)
過去のレポートは以下の通りです。定点観測などにお役立てください。
フランチャイズショー2025(日経メッセ)
フランチャイズショー、店・食・観光トレンド展、Good家電Expo2024(日経メッセ)
フランチャイズショー2023(日経メッセ)
展示会の専門家 清永の視点
全国からビジネス意欲の高い来場者が多数訪れる良質な展示会。
その製品が来場者にとって
どう役に立つのかを伝えることが重要なので、
ブース前でミニセミナーを行うことが有効。
※ブース前で行うミニセミナーについては、
「ブース前ミニセミナーの鉄則」をご覧ください。
さらに、ブースで対話し、名刺交換してそれだけ終わっているブースが多く、とてももったいない。
特典企画を準備し、そこに誘導する流れをつくるだけで大きく成果が変わってくると思われる。
※行動要請については、「目からウロコの展示会フォロー」をご覧ください。
展示会で成果を出すコツを知りたい方へ
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成果を出すノウハウを習得できます。

展示会営業(R)コンサルタント。経済産業大臣登録中小企業診断士。詳細はウィキペディアご参照。
展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。

