展示会場の様子がわかる動画です。
会場を歩いてまず感じたこと
東京ビッグサイト南ホールに足を踏み入れると、まず熱気に包まれました。バックオフィスWorldとマーケティング・セールスWorldが同時開催されているため、会場全体が企業活動の裏側と表側を同時に見渡せる構成になっています。
人事や経理といった管理部門のブースと、営業やマーケティングのブースが同じフロアに並ぶ光景は、なかなか他の展示会では見られません。企業を支える機能がひとつながりの流れとして展示されていることに、企画側の意図の深さを感じました。
歩きながら僕が最初に感じたのは、AIという言葉が単なる流行語ではなく、実務に落とし込まれた形で語られているという点です。どのブースも「AIで何ができるか」ではなく「AIで何が変わったか」を伝えようとしていました。
展示会基本情報
開催日時
2026年7月8日(水)から7月10日(金)までの3日間、各日10時から17時まで開催されました。
会場
東京ビッグサイト 南1~4ホールです。有明エリアという立地もあり、都心からのアクセスは良好でした。
主催者
主催はバックオフィスWorld/マーケティング・セールスWorld実行委員会(エバーリッジ株式会社内)です。実行委員会形式での運営には、複数の専門展示会を束ねる調整力が求められます。その手腕には敬意を表したいと思います。
公式サイト
来場者層
バックオフィスWorldには、人事、経理、総務、法務など管理部門の担当者や経営者が多く来場していました。一方のマーケティング・セールスWorldには、マーケティング担当者、営業推進、広告・販促担当者、CSやCXの担当者、EC担当者など、いわゆるフロントオフィスの実務者が目立ちました。
両者が同じ会場を回遊できる設計になっているため、部門の垣根を越えて情報収集する来場者も少なくありませんでした。これは企業活動を横断的に捉えたいと考えている来場者にとって、非常に価値のある機会だったと思います。
主な出展分野
バックオフィスWorldは、人事支援、法務支援、経理支援など6つの専門展示会で構成されています。マーケティング・セールスWorldは、8つの専門展示会で編成されていました。
今回は特に「AIバックオフィス活用EXPO」と「AIマーケティング・営業活用EXPO」という新設エリアが目を引きました。AI製品に特化したこの2つのエリアには、多くの来場者が足を止めていました。
展示会の特徴
この展示会の最大の特徴は、企業の管理部門と営業・マーケティング部門を同じ会場で一体的に扱っている点にあります。通常、こうした部門は別々の展示会で扱われることが多いものです。
しかし今回はひとつの会場で横断的に見られる設計になっており、来場者は自社の課題を部門単位ではなく、経営全体の課題として捉え直すきっかけを得られたのではないでしょうか。この構成には、主催者の明確な意図を感じました。
今回のみどころ
今回のみどころは、なんといってもAI特化エリアの新設です。AIバックオフィス活用EXPOでは、経理や人事の定型業務をAIがどこまで代替できるかという実例が数多く紹介されていました。
AIマーケティング・営業活用EXPOでは、商談前の情報収集から提案書作成、さらには顧客対応まで、営業プロセス全体にAIを組み込む取り組みが見られました。単なるツール紹介にとどまらず、業務フローそのものを再設計しようとする姿勢が伝わってきました。
注目ポイント
注目したいのは、AI活用実践セミナーが全12講演、特別講演が30以上という充実したセミナープログラムです。展示ブースを見るだけでなく、体系立てて知識を得られる場が用意されていました。
来場者の中には、ブースを回る前にセミナーで基礎知識を得てから、目的を絞って会場を歩いている方も見受けられました。こうした学びと商談が両立する設計は、来場者にとって時間の使い方を最適化できる点で優れていると感じます。
会場の様子
会場全体の雰囲気は、落ち着きと熱意が同居していました。派手な演出で来場者の足を止めようとするブースもある一方で、担当者が丁寧にヒアリングをしながら対話を重ねているブースも多く見られました。
特にAI関連のブースでは、来場者が具体的な業務課題を持ち込み、その場で担当者と意見交換をする様子が印象的でした。単なる情報収集ではなく、相談に近い会話が随所で交わされていたことが、この展示会の質の高さを物語っています。

業界への意味
今回の展示会でも感じたのは、成果が出ている企業ほど「その場の対応」ではなく、事前・当日・事後までを一貫した設計で動いているという点です。この全体像を理解せずに出展してしまうと、どうしても場当たり的な営業になりがちです。展示会で成果を出すための考え方と具体的な進め方は、展示会営業 of 成功ガイドで体系的に解説しています。
バックオフィスとフロントオフィスを同じ場で扱うという構成そのものが、業界に対してひとつのメッセージを発していると僕は捉えています。経営課題はもはや部門ごとに独立して解決できるものではなく、横断的に考える時代に入ったということです。
今年の展示会トレンド
今年、明確に感じられたトレンドはAIの実装フェーズへの移行です。数年前まではAIそのものが目新しさの対象でしたが、今回の会場ではAIを前提としたうえで、どう業務に組み込むかという実践的な議論が中心になっていました。
また、部門横断型の展示会構成が今後さらに増えていく可能性も感じます。来場者が単一の課題ではなく、複数部門にまたがる課題を持って来場する傾向は、今後の展示会企画にも影響を与えていくでしょう。
過去のレポート
過去に開催された関連展示会のレポートについても、順次公開してまいります。あわせてご覧いただけますと幸いです。
展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス
今回の会場を歩いて改めて感じたのは、展示会は単なる商品紹介の場ではなく、一次情報を得られる貴重な機会だということです。来場者の本音や市場のリアルな温度感は、インターネット上の二次情報からは得られません。
出展を検討する企業には、このバックオフィスWorldやマーケティング・セールスWorldのような部門横断型の展示会だからこそ得られる出会いがあることをお伝えしたいです。自社の担当領域だけでなく、隣接する部門の来場者との接点も生まれやすいという特性を、ぜひ活かしていただきたいと思います。
そして何より大切なのは、当日の対応だけで満足せず、会期後のフォローまでを設計に組み込むことです。名刺交換をゴールにするのではなく、そこから始まる関係構築こそが、展示会営業の本質だと僕は考えています。
※この記事はAIを活用して作成しました。
展示会で成果を出すコツを知りたい方へ
このセミナーに参加すると、
成果を出すノウハウを習得できます。

展示会営業(R)コンサルタント。経済産業大臣登録中小企業診断士。詳細はウィキペディアご参照。
展示会をテーマとした著書5冊を含む合計7冊を執筆し、すべてAmazon部門1位を獲得している。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。

