展示会場の様子がわかる動画です。
会場を歩いてまず感じたこと
パシフィコ横浜に足を踏み入れた瞬間、その熱量に圧倒されました。
600社以上の企業が1,500を超える小間を連ね、展示面積は約26,300㎡にもおよびます。自動車業界の最前線がこれほど凝縮された空間は、他の展示会ではなかなか体験できません。
今年のテーマは「Collaboration for Future Mobility モビリティは、ここから変わる」。会場全体にそのテーマの意志のようなものが漂っていて、歩きながら何度もその言葉を思い返しました。
展示会基本情報
開催日時
リアル展示会:2026年5月27日(水)〜29日(金) 10:00〜17:00
オンライン展示会:2026年5月19日(火)10:00〜6月9日(火)17:00
会場
パシフィコ横浜 展示ホール・ノース(展示面積 約26,300㎡)
主催者
公益社団法人 自動車技術会(後援:横浜市)
公式サイト
来場者層
自動車メーカーの技術者・研究者が中心です。部品サプライヤーや素材・機器メーカーの担当者、大学の教職員や学生も多く訪れます。
会場を歩いていると、「買いに来た人」ではなく「技術を評価しに来た人」の割合が非常に高いと感じます。それがこの展示会の質の高さを支えています。
主な出展分野
電動化(EV・HEV・FCEV)、自動運転・先進運転支援システム(ADAS)、コネクテッドカー、ボディ・シャシー技術、エンジン・パワートレイン、材料・素材、製造技術、IT・ソフトウェアなど、自動車を支えるあらゆる技術領域が一堂に揃っています。
展示会の特徴
「人とくるまのテクノロジー展」は、40年以上の歴史を誇る自動車技術の専門展示会です。
カーショーとは根本的に性格が異なります。ここに展示されているのは、完成した車両だけではありません。部品・素材・ソフトウェア・製造プロセスまで、クルマを形成するあらゆる要素技術が集まっています。
来場者の大半が、課題解決の糸口を探して来ています。そのため展示会全体に、「見て回る」のではなく「確かめに来た」という緊張感があります。これほど目的意識の高い来場者が集まる展示会は、なかなかありません。
今回の見どころ
今回の最大の見どころは、電動化と自動化の技術が「可能性」から「実装」のフェーズへと移行してきた点です。
数年前であれば「こんな未来を目指しています」という展示が多かった。しかし今年は、「これは量産対応済みです」「来年から供給できます」という言葉が随所で聞かれました。業界が確実に次のステージへ進んでいることを、肌で実感できる展示でした。
また、IT企業や半導体メーカーの出展規模が年々大きくなっています。自動車産業がもはやハードウェアだけの産業ではないことを、会場そのものが証明していました。
注目ポイント
僕が特に注目したのは、「モビリティDXイノベーションステージ」です。
ソフトウェア定義車両(SDV)や車両データの活用といったテーマが、具体的な事例とともに語られていました。技術の話でありながら、経営の話でもある。そのような内容が現場の言葉で語られている点が、他のセミナーとは一線を画していたと感じます。
出展社セミナーも充実していて、来場者が技術を深掘りしながら自然と商談の糸口を見つけていく流れが、会場のあちこちで生まれていました。この設計は主催者の工夫が伝わります。
会場の様子
会場は平日にもかかわらず、非常に多くの来場者で賑わっていました。予想来場者数は80,000人とのことで、その数字を体感として納得できる活気がありました。
ただ、歩きながら観察していると、来場者の動き方には大きな差があります。目的を持って特定のブースへ向かう人と、なんとなく歩いている人では、足の運び方からして違います。そしてそれは、出展側の設計力の差でもあります。
今回、来場者の足を止めていたブースには共通点がありました。それは「誰に、何を伝えるのか」が明確に設計されていることです。こうした成果の出る展示会営業は、決して偶然ではなく再現可能です。その具体的な考え方と手順は、展示会成功のための全体像で体系的にまとめています。



業界への意味
この展示会が自動車業界に持つ意味は、年々大きくなっていると感じます。
かつてクルマは「機械」でした。しかし今、クルマは「移動するコンピュータ」になりつつあります。この大転換の時代に、技術者たちがリアルな場所に集まり、互いの知見を交換し、次のコラボレーションの種をまく。その場としての展示会の価値は、むしろ高まっていると言えるでしょう。
オンライン情報がどれだけ増えても、「現場の温度感」「実物のリアリティ」「人の言葉の重み」は、展示会でしか得られません。AI時代だからこそ、一次情報の宝庫としての展示会の存在感が際立っています。
今年の展示会トレンド
今年のトレンドを一言で表すなら、「技術の社会実装」です。
電動化・自動化・コネクテッドという三つの大きな潮流が、いよいよ実用フェーズへと移行してきました。「将来こうなる」という展示ではなく、「今これを作っています」「来年にはこれができます」という展示が主流になっています。
また、サプライチェーン全体での連携・協業を打ち出す企業が目立ちます。テーマである「Collaboration」という言葉が、展示の随所に具体的な形で体現されていました。業界全体が、競争から共創へと軸足を移しつつある転換点を、会場から感じ取ることができました。
過去のレポート
「人とくるまのテクノロジー展」のこれまでの観察レポートも、ぜひ合わせてご覧ください。毎年変化し続けるこの展示会の記録から、自動車業界の流れを読み取ることができます。
展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス
自動車業界の展示会は、技術の密度が非常に高い場です。だからこそ、出展企業には「何でも見せる」ではなく「何を伝えるか」を絞り込む設計が不可欠です。
来場者は、課題を抱えて情報収集に来ています。その課題と自社の技術が接点を持てるかどうかが、成否を分けます。展示内容を絞り込み、来場者の悩みに寄り添うブース設計こそが、この規模の展示会で埋もれないための鍵です。
展示会は「会社を映す鏡」でもあります。会場で感じた熱量と洞察を、ぜひ次の出展戦略の見直しに活かしてください。
※この記事はAIを活用して作成しました。
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展示会営業(R)コンサルタント。経済産業大臣登録中小企業診断士。詳細はウィキペディアご参照。
展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。

