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医療機器学会メディカルショージャパン&ビジネスエキスポ2026|現地観察レポート

展示会場の様子がわかる動画です。

会場を歩いてまず感じたこと

2026年6月4日から6日の3日間、幕張メッセで「第101回日本医療機器学会大会」と、その併設展示会である「メディカルショージャパン&ビジネスエキスポ2026」が開催されました。

会場に足を踏み入れた瞬間、まず感じたのは空気の「密度」でした。

医療機器という分野は、患者さんの命に直接関わる製品が並ぶ現場です。出展者の方々の表情に、使命感のようなものが宿っているのが伝わってきました。単なる商業展示会とは異なる、独特の緊張感と熱量が会場全体に漂っていました。

101回という歴史的な節目の大会にふさわしい、充実した3日間でした。

展示会基本情報

開催日時

2026年6月4日(木)〜6月6日(土)の3日間。初日は13:00〜17:30、2日目は10:00〜17:30、3日目は10:00〜16:00の開催でした。

会場

幕張メッセ 国際展示場 展示ホール7(千葉市美浜区中2-1)および国際会議場(コンベンションホール・会議室)。国内有数の大型展示施設を舞台に、学術大会と展示会が同時開催されました。

主催者

一般社団法人 日本医療機器学会。1925年の創立以来、日本の医療機器分野を学術・実践の両面から支え続けてきた団体です。その歴史の重みは、会場全体から感じられました。

公式サイト

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来場者層

臨床工学技士、医師、看護師といった医療従事者を中心に、医療機器メーカーの開発・営業担当者、医工連携に取り組む研究者や企業関係者など、医療機器に深く関わる専門家が来場の主体です。今回は約6,400名の来場が見込まれており、非常に専門性の高い来場者層が形成されていました。

主な出展分野

画像診断システム、生体現象計測・監視システム、医用検体検査機器、処置用機器、治療用・手術用機器、医療ICT、医療情報機器・システム、福祉機器、病院設備機器、衛生材料・用品、認証・評価サービスなど、医療機器に関わるほぼあらゆる分野が網羅されていました。

展示会の特徴

この展示会の最大の特徴は、学術大会と商業展示会が一体となっている点です。

通常の展示会では、製品展示と営業活動が中心になります。しかしメディカルショージャパン&ビジネスエキスポでは、最新の学術研究の発表と実際に使用できる機器の展示が融合しています。

来場する医療従事者は「最新の学術情報」と「現場で使える製品」の両方を一度に確認できる構造になっています。そのため来場者の専門性が非常に高く、ブースでの対話の質が他の展示会とは明確に異なります。

医療機器という高度に専門的な分野だからこそ、この学会との融合が最大の価値を生み出しているといえます。

今回の見どころ

今大会の注目の一つは、101回という記念すべき節目を迎えた点でした。

日本の医療機器学会が100年以上の歴史を積み重ねてきたことは、それ自体が大きな意味を持ちます。その歴史の厚みが展示会全体の格調を高めていました。

今回は「開発・医工連携サロン」が設けられており、医療機器メーカーと研究者・医療機関の連携を深める場として機能していました。単なる製品展示を超えて、新たな医療機器開発への種まきが行われている様子は、この展示会ならではの光景でした。

また「人材キャリアサロン」の設置も印象的でした。医療機器業界の人材育成・確保という課題に、展示会という場を通じて取り組もうとする姿勢は、業界全体への誠実な向き合い方を感じさせます。

注目ポイント

展示会を通じて僕が特に注目したのは、医療ICT分野の存在感の高まりです。

画像診断やモニタリング機器に加えて、病院の情報システムやデータ活用に関する出展が充実していました。医療現場のデジタル化という大きな潮流が、展示内容にもはっきりと反映されていました。

また、福島県ブースでは地域の医療機器関連企業が集合し、精密加工・素材加工・ソフトウェア開発・専門部品といった多様な技術を一堂に提案していました。東北の製造業が医療分野へと新たな活路を見出している姿は、地方産業の可能性を感じさせます。

出展企業によるプレゼンテーションや公開セミナーも活発に行われており、ブース展示と合わせて来場者への情報提供が多層的に行われていた点も、今回の充実した見どころのひとつでした。

会場の様子

展示ホール7は、医療機器特有の精密さと清潔感を持つブースが整然と並ぶ空間でした。

来場者の多くが事前に目当てのブースを決めており、足早に移動しながらも、気になるブースでは立ち止まって担当者と真剣な対話をしていました。医療従事者という来場者層の特性がよく表れた光景です。

今回、来場者の足を止めていたブースには共通点がありました。それは「誰に、何を伝えるのか」が明確に設計されていることです。こうした成果の出る展示会営業は、決して偶然ではなく再現可能です。その具体的な考え方と手順は、展示会成功のための全体像で体系的にまとめています。

対照的に、製品をただ並べるだけのブースには、なかなか来場者の足が止まらない様子も見受けられました。医療機器という専門分野であればあるほど、「誰の、どんな課題を解決するか」というメッセージの明確さが問われます。

メディカルショージャパン&ビジネスエキスポ2026の会場の様子_展示会営業術 (4) メディカルショージャパン&ビジネスエキスポ2026の会場の様子_展示会営業術 (3) メディカルショージャパン&ビジネスエキスポ2026の会場の様子_展示会営業術 (2) メディカルショージャパン&ビジネスエキスポ2026の会場の様子_展示会営業術 メディカルショージャパン&ビジネスエキスポ2026の会場小間割り_展示会営業術 (3)

業界への意味

日本の医療機器産業は今、大きな転換期を迎えています。

少子高齢化により医療ニーズは拡大する一方、医療現場の人材不足は深刻さを増しています。この課題に応えようとする医療機器メーカーの熱量が、展示会全体から伝わってきました。

医工連携という言葉が広がりを見せる中、ものづくり企業が医療分野への参入を模索するケースも増えています。この展示会はそうした企業にとって、リアルな市場感覚を得る貴重な場になっています。

展示会は「一次情報の宝庫」です。市場の温度感、競合の動き、来場者の本音——こうした情報はインターネットには載っていません。足を運んでこそ見えてくるものがあります。101回という歴史がこの展示会に蓄積してきたものは、その一次情報の厚みそのものです。

今年の展示会トレンド

今年の展示会を通じて感じたトレンドは、「ソリューション提案型」の展示への移行です。

製品そのものを見せるのではなく、「この機器を使うことで、現場のどんな問題が解決できるか」を前面に出すブースが増えていました。医療現場の課題を深く理解した上での提案型展示は、来場者との対話の質を大きく変えています。

デモ体験を重視するブースが目立ったことも、印象的でした。実際に機器に触れ、使用感を確認できる展示は、カタログや動画では伝わらない価値を来場者に届けています。

さらに「医工連携」「産学連携」をキーワードにした共同出展も増えており、企業単独ではなく、研究機関や地域産業との連携を前面に出す出展スタイルが一つの定着した形として見えてきました。こうした連携型の出展は、今後の医療機器展示会の大きな流れになっていくと感じています。

過去のレポート

第101回大会に関連する過去の展示会レポートや関連イベントの情報は、今後随時こちらに掲載していきます。医療機器展示会に関する継続的な現場レポートをお届けしていきますので、ぜひ定期的にご覧ください。

医療機器学会メディカルショージャパン&ビジネスエキスポ2025|現地観察レポート

メディカルショージャパン&ビジネスエキスポ2023|現地観察レポート

展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス

医療機器の展示会は、来場者の専門性が非常に高いことが最大の特徴です。

来場する医師や臨床工学技士は、製品に関する深い知識を持った専門家です。そのような来場者に対して、表面的なPRは通用しません。むしろ逆効果になることも少なくありません。

大切なのは、「この機器は何ができるか」よりも「この機器で現場の何が変わるか」を伝えることです。

展示会の準備段階から、「来場者がどんな課題を抱えて会場に来るか」を徹底的に考えてみてください。その視点で設計されたブースとメッセージは、専門家ほど強く響きます。

また、医療機器の展示会では会期後のフォローが特に重要です。担当者との関係構築から上長への提案、導入決定まで、時間をかけたプロセスが必要になります。展示会で生まれた縁を丁寧に育てることが、最終的な成果につながります。

※この記事はAIを活用して作成しました。

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