展示会場の様子がわかる動画です。
会場を歩いてまず感じたこと
清永が入ったのは中日の4月23日。マーケティング系の展示会が増えていますが、マーケティングWeekはその中でも特に活気がある印象です。
東京ビッグサイトの広いホールに足を踏み入れた瞬間から、会場の熱量が体に伝わってきました。通路には絶え間なく来場者が流れ、ブースの前では担当者と来場者が真剣に言葉を交わしています。
僕がこれまで視察してきた展示会の中でも、マーケティングWeekは際立って「情報収集への意欲」が高い場です。来場者の目が真剣なのです。ビジネスの次の手を探している人たちが、課題を持って歩いているのが伝わってきます。
展示会基本情報
開催日時
2026年4月22日(水)〜4月24日(金)の3日間にわたり開催されました。
会場
東京ビッグサイト(東京都江東区有明三丁目)
主催者
RX Japan株式会社
公式サイト
来場者層
マーケティング担当者、デジタル推進責任者、営業部門のマネージャー、そして経営者層まで、幅広い職種の方々が来場されていました。
BtoB企業の担当者が多い印象で、「自社のマーケティングを変えたい」という課題感を持って来場している方が目立ちます。中小企業の経営者が一人で情報収集に来ている場面も、何度か目にしました。
主な出展分野
Web・SNSマーケティング、データマーケティング、CRM・営業支援システム、動画・コンテンツマーケティング、AIを活用したマーケティングツール、マーケティングオートメーション、デジタル広告・アドテクノロジー、SEOツールなど、マーケティングに関わるほぼすべての領域の企業が出展していました。
展示会の特徴
マーケティングWeekの最大の特徴は、複数の専門展が同時開催される「複合展」という形式です。
Web・SNS、データ、CRM、動画、AIと、マーケティングに関わるあらゆる分野が一つの会場に集まっています。来場者は一度の訪問で、自社の複数の課題を同時に探索することができます。
この設計は来場者にとって非常に使いやすく、主催者であるRX Japanの展示会設計の力を感じさせます。「まず全体を見渡して、気になる分野に深く入る」という回り方ができるのは、この展示会ならではの強みです。
今回の見どころ
今回特に存在感を示していたのは、AI関連のマーケティングソリューションです。
コンテンツ生成AI、顧客データ分析AI、チャットボットの高度化など、AIを前面に打ち出したブースが各所に見られました。「AI活用」はもはや先進的な取り組みではなく、マーケティングの標準的なインフラになりつつあるという空気感がありました。
もう一つ注目すべき動きは、ファーストパーティデータ活用への関心の高まりです。個人情報保護の規制強化を背景に、自社で取得したデータをどう活かすかというテーマを掲げるブースが増えており、来場者の関心も高い様子でした。
注目ポイント
展示会営業の専門家として僕が注目したのは、ブースのメッセージ設計の変化です。
以前は製品の機能や仕様を前面に出すブースが多かったのですが、今回は「誰の、どんな課題を、どう解決するのか」を起点にしたメッセージ設計が目立ちました。「〇〇でお悩みの方へ」「こんな状況ではありませんか?」という問いかけが来場者の足を止め、担当者との会話につながっています。
今回、来場者の足を止めていたブースには共通点がありました。それは「誰に、何を伝えるのか」が明確に設計されていることです。こうした成果の出る展示会営業は、決して偶然ではなく再現可能です。その具体的な考え方と手順は、展示会成功のための全体像で体系的にまとめています。
会場の様子
中日という時期もあってか、会場は朝から活気がありました。
人気のあるブースでは商談スペースがほぼ埋まっており、立って話している場面も見られました。展示品を眺めながら担当者に質問する来場者、スマートフォンでブースを撮影してメモを取る姿、名刺交換の後に連絡先を確認し合う場面と、会場のあちこちでビジネスの接点が生まれています。
併催セミナーの会場も盛況でした。AIマーケティングの最前線、SNS運用の実践手法、コンテンツSEOの最新動向といったテーマのセミナーには、席が埋まるほどの来場者が集まっていました。知識のアップデートへの意欲の高さを、改めて感じた場面でした。

業界への意味
マーケティングWeekの規模と来場者の質は、日本のマーケティング市場の成熟をはっきりと示しています。
かつて「マーケティング=広告」という理解が主流だった時代と比べると、今のマーケティングの守備範囲は大きく広がっています。データ活用、顧客体験設計、AI導入、コンテンツ戦略と、マーケティングの定義そのものが拡張されています。
こうした変化を現場で直接観察できることが、展示会の最大の価値です。AIがいくら発達しても、「この会場に集まった人たちが今何を求めているのか」という一次情報は、現地に来なければ得られません。展示会はやはり、一次情報の宝庫です。
今年の展示会トレンド
今年の展示会全体を通じて僕が感じる最大のトレンドは、「体験型ブース」の定着です。
製品を見せるだけでなく、その場で実際に触れてもらう・試してもらうという設計が当たり前になってきました。マーケティングWeekでも、ツールのデモをその場で体験できるブース、簡単な課題診断を提供するブース、担当者との個別相談をスムーズに設定するブースが目立ちました。
もう一つのトレンドは、展示会とオンラインの連携です。会期後のウェビナーへの招待、限定コンテンツへの誘導など、展示会での接点を「始まり」として継続的な関係を設計する工夫が各所に見られました。展示会を「点」ではなく「線」でとらえる発想が広がっています。
過去のレポート
マーケティングWeekは春・夏・秋と年に複数回開催されています。各回のレポートを比較することで、マーケティング業界の変化の流れをより立体的に把握できます。過去の現地観察レポートもぜひあわせてご覧ください。
展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス
マーケティングWeekを視察して毎回感じるのは、「情報収集」で終わってしまう来場者の多さです。
展示会は、カタログやウェブサイトでは絶対に得られない「一次情報」がある場所です。ブースの担当者と直接話す中で出てくる言葉、会場の空気感、競合の動き、こうしたものはその場に来た人だけが手に入れられます。来場者の方にはぜひ、気になるブースでは積極的に声をかけていただきたいと思います。
出展企業の方にはこう申し上げたいと思います。マーケティングWeekは「マーケティングに課題を持つ来場者」が集まる、質の高い展示会です。その来場者に刺さるメッセージを届けられているかどうかが、成果を大きく左右します。
「良い製品を並べれば伝わる」という発想では、残念ながらこの会場では通用しません。誰に、何を、どう伝えるか。この問いと向き合った上で出展することが、マーケティングWeekで成果を出す最初の一歩です。
※この記事はAIを活用して作成しました。
展示会で成果を出すコツを知りたい方へ
このセミナーに参加すると、
成果を出すノウハウを習得できます。

展示会営業(R)コンサルタント。経済産業大臣登録中小企業診断士。詳細はウィキペディアご参照。
展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。

