展示会営業®コンサルタントの清永です。
先日、札幌出張の帰りに、
旭川市の旭山動物園に寄ってきましたよ。
目次
旭山動物園は、言わずと知れた
上野動物園、東山動物園に次ぐ日本第三位の
来場者数を誇る日本最北端にある人気動物園です。
でも、旭山動物園って
なんでそんなに人気があるのでしょうか?
よく考えてみると、
・交通の便が悪い ←実際、札幌から2時間半かかりました(汗)
・パンダやラッコなどのスター動物はいない
・市立なので予算も職員も少ない
のないない尽くしです。
そんな、旭山動物園の人気の秘密は、
『行動展示』だと言われています。
ウィキペディアにも
‘‘日本の動物園で一般的な、
動物の姿形を見せることに主眼を置いた「形態展示」ではなく、
行動や生活を見せる「行動展示」を導入したことで注目を集めた。“
と書かれています。
なので、清永も、
展示会営業®コンサルタントとして
行動展示の真髄を見たい! と思って
旭山動物園に行ったのですが・・・
行ってみると、ちょっとちがった感想を持ちました。
行動展示も確かにすごいんです。
たとえば、こんな感じ。
垂直方向への泳ぎが得意なアザラシの様子を
円柱水槽でじっくり見せてくれます。
他にも、
・ミサイルのように高速で泳ぐペンギン や
・水中にド迫力のダイブをするホッキョクグマ が
見られるように展示されています。
清永は、
アザラシは水平に泳ぐもので、
ペンギンはヨチヨチ歩くもので、
ホッキョクグマは地上でのんびりしているものと
思っていたので、度肝を抜かれました。
来場者に対する見せ方・見え方が大事なのは、
動物園も展示会もまったく同じだ! と
得心しましたよ。
ここまでは、ある意味予想通りだったのですが・・・
園内を歩いていると、
実は旭山動物園のホントのスゴさは、別のところにある
と気づいてしまったのです。
やはり、聞くと見るとでは大違いですね。
で、清永が思う旭山動物園の本当のスゴさとは、
何かと言うと・・・
この写真を見てください。
園内の至るところに、
こんな風に
「命の輝きを伝える」というメッセージを
掲げているのです。
こんなのもあります。
旭山動物園のコンセプトは、
◆だれに:
わざわざ日本先北端の動物園に来てくれた来場者に
◆何を:
「命の輝くを伝える」というメッセージを
◆どのように:
動物の自然本来の姿を見ることのできる
「行動展示」という方法で見せる
というものになるのだと思います。
(清永が勝手に言っているだけで、
旭山動物園さんに確認を取ったわけではありません。)
つまり、動物の「行動展示」は、
「命の輝くを伝える」ための
手段にすぎないということです。
この発想、展示会でもめちゃくちゃ重要です。
ブースの見せ方は大事、
でも、それ以上にコンセプトはもっと重要です。
にもかかわらず多くの企業が、
せっかく時間とお金をかけて
展示会に出展しているのに、
出展コンセプトが明確になっていません。
あなたの会社の展示会出展コンセプトは、
どういったものでしょうか?
『だれに』『何を』『どのように』
提供しますか?
ぜひ、旭山動物園を例としてぜひ考えてみてください。
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