こんにちは。
展示会営業(R)コンサルタントの清永です。
展示会では、つい明るい未来をイメージさせたくなります。
でも、 明るい未来、一辺倒ではなく、
少しひねって考えてみるのもよいでしょう。
展示会営業(R)ノウハウでは、
展示会はまわりのブースとどう違いを出すか?
という相対的なものだと考えます。
まわりが、明るい未来を提示し、自社商材を使うメリットを訴求しているなら、
逆に、
自社商材を使わないことによるデメリットを打ち出すことを
考えてみましょう。
インターナショナルシーフードショーで、
デメリット訴求に成功しているブースを突撃インタビューしてきました。
(展示会営業コンサルタント清永健一のイケてるブース突撃インタビュー)
では動画をどうぞ!
展示会でデメリット提示でブースに立ち止まらせる!≪大和製衡≫【インターナショナルシーフードショー】
(動画内の会話をテキストでも紹介しています)
展示会営業®コンサルタントの清永です。
また、面白いブースがあるんです。
除いてみようと思います。
はい!今ここに展示していますのは、
魚の脂の乗りと鮮度を測る測定器なんです。
はい!今まで、料理人の目利きでしかできなかった脂の乗りを数値化できるんです。
すごいですねぇ!
今まではベテランの漁師さんや料理人さんが勘と経験でやってたものが数字になるんですね。
どんな風にやるんですか?
事前にこの測定器の中に魚のデータが入っているんです。
原理は人間の体脂肪計と同じです。
魚に電気を流してその電気の流れ具合から脂がどのくらい乗っているかを推測します。
ここにアジがあります。
まず、魚の種類を選びます。
そして、測定ボタンを押します。
魚の背びれのところに当てます。
すると電気が流れます。
わずか5秒ほどで、電気の流れ具合から、
この魚には4%脂がある、と測定した、ということです。
すごいです!
(図を指しながら)
で、これはCなんですか?
Cって何なんですか?
はい!
これは、独自の判定で、
一旦魚を締めますと身が硬直します。
これが非常に鮮度がいい状態なんです。
そしてこの後、だんだん柔らかくなってきます。
そして、熟す、アミノ酸が出て旨味成分がある状態です。
その後は腐敗していきます。
そして、Cというのは、ずっと展示会に出しているので少し痛んできている状態、ということです。
このアジの場合は、脂が4%で鮮度は熟している状態ということです。これがわかれば、魚の食べ方、たとえば、鮮度がよくて脂がのっていれば刺身がいいですし、熟して脂があんまり乗っていないとなれば、今度は煮つけがいいとか、調理方法に応用できるんです。
野菜や果物でいうと糖度計というものがありますが、この測定器はそれの魚専用のものなのだとお考えください。
なるほどですね。
ありがとうございました!
とってもすばらしい商材だと思いました!
(まとめ)
今、色々お聞かせいただいてご説明もすごくわかりやすかったですね。
それで、ぼくがもう一つ気になったのは、ココなんです。
(ブースのパネルを指す)
キャッチコピーです。
『本当にその魚の鮮度 大丈夫ですか?』
と書いてあります。
これがぼくはとってもいいんじゃないかなと思うんです。というのはこういうキャッチコピーみたいなものをつくる時と言うのは多くの場合、特に展示会では、明るい未来をイメージさせるものが多くなります。
例えば、この場合だと、
『魚の鮮度 数値化できます!』
のように、機能やメリットとして明るい未来を提示するケースが多いんです。
普通はそうなっちゃいがちなのですが、
このブースの場合は逆ですよね、
『大丈夫ですか?』『ヤバイんじゃないですか?』
と明るい未来ではなくて、
明るくない未来になる恐れがある、ということを伝えているんです。
それがとてもいいんじゃないかなと思います。
来場者さんは、展示会場を歩いていく時に、
『あなたにメリットがあるんですよ!』と言われると
それはそれで気にはなります。でもまだ弱い。
でも逆に
『あなた!今、もったいないですよ!』
「『あなた!今、ヤバイですよ!』
と言われると、
『え?そうなの?なんで?すぐ教えて!』
と反射的に思いますよね。
そういう心理を上手く使っておられるブースだと感じました。
あなたのブースづくりにもぜひ取り入れてみてください。
展示会営業®コンサルタントの清永健一でした!
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