こんにちは!展示会営業(R)コンサルタントの清永です。
東京ビッグサイトで開催されたサーモテック2022という展示会を取材したレポートをお伝えします。
展示会場の様子がわかる動画
サーモテック2022の会場の様子を撮影しています。現場の雰囲気を感じていただけると思います。ぜひご覧ください。
会場を歩いて感じたこと
サーモテック2022の会場に足を踏み入れた瞬間、工業炉や熱処理技術という専門性の高い分野ならではの、独特の真剣な空気が流れていました。来場者の多くは技術者や研究者の方々で、メモを片手にブースを回り、製品のスペックや性能について担当者と専門的な会話を交わしている様子が印象的でした。中には図面を広げて、自社の伸びしろ解決について具体的な相談をされている方もいらっしゃって、4年に一度というこの展示会への期待の高さがひしひしと伝わってきました。
東京ビッグサイト南ホール全体を使った展示会で、各ブースとも立派な装飾と充実した製品展示がなされていました。大手メーカーから専門性の高い中小企業まで、それぞれが自社の技術力を存分にアピールしていて、見応えのある展示が続いていました。来場者の方々も時間をかけてじっくりとブースを見て回り、関心のある製品の前では足を止めて、熱心に説明を聞いている姿が目立ちました。
今回、来場者の足を止めていたブースには共通点がありました。それは「誰に、何を伝えるのか」が明確に設計されていることです。このような取り組みは再現可能です。その具体的な考え方と手順は、展示会成功のための全体像で体系的にまとめています。
ただ、会場を回っていて僕が感じたのは、多くの出展社の皆さんが一生懸命に製品の説明をされている一方で、その熱意が次のステップにつながりきれていないのではないか、ということでした。製品のスペックや特長について丁寧に説明し、来場者からの質問にも真摯に答えている様子は本当に素晴らしいのですが、その会話がブースでの説明で終わってしまっているケースが少なくありませんでした。
あるブースでは、来場者が「うちの工場でも導入できるかな」と興味を示しているのに、担当者が「ぜひご検討ください」と名刺交換して終わっているシーンを見かけました。来場者は具体的に何をすればいいのか、次にどんなアクションを取ればいいのかが明確でないまま、次のブースへと移動していきました。これは本当にもったいないことだと感じました。せっかく興味を持ってくださった方がいるのに、その熱が冷めないうちに具体的な行動につなげる仕組みがあれば、もっと成果は変わってくるはずです。
一方で、いくつかのブースでは工夫が見られました。「省エネ診断実施中」とか「熱効率改善シミュレーション受付中」といった看板を掲げているブースには、来場者が自然と足を止めていました。こうしたブースでは、製品説明の後に「御社の現場を診断させていただいて、具体的な改善提案をさせていただきます」という明確な次のステップが提示されていて、来場者も「それなら一度お願いしようか」と前向きに反応されていました。
皆さん、本当に素晴らしい技術と製品を持っていらっしゃいます。それは会場を回っていて強く実感しました。だからこそ、その素晴らしさを来場者により確実に届けるために、ブース対応のゴールを明確に設定することをお勧めしたいのです。「製品を見ていただく」「説明する」で終わるのではなく、「○○診断にエントリーしていただく」「○○点検の申し込みをいただく」といった具体的なゴールを設定するだけで、展示会の成果は驚くほど変わってきます。
来場者の方々は伸びしろを抱えて会場に来ています。「もっと省エネしたい」「生産効率を上げたい」「CO2を削減したい」といった具体的なニーズがあるからこそ、貴重な時間を使って展示会に足を運んでくださっているのです。その伸びしろ解決のお手伝いができる特典を用意することは、来場者にとって大きなメリットになりますし、出展社の皆さんにとっても商談につながる確実な一歩になります。
サーモテック2022という素晴らしいプラットフォームで、たくさんの出会いが生まれていました。その一つひとつの出会いを確実に次につなげていくための工夫を取り入れることで、皆さんの出展成果はさらに大きくなっていくはずです。次回の出展では、ぜひブース対応のゴールを明確に設定して、来場者にとってメリットのある特典企画を用意してみてください。きっと素晴らしい結果が待っていますよ。応援しています!
※この記事はAIを活用して作成しました。
サーモテック2022の概要
4年に一度開催するアジア最大規模の工業炉・関連機器の展示会。あらゆる熱技術とその関連機器を紹介します。
開催時期
2022年6月1日(水)~3日(金)
会場
東京ビッグサイト南ホール
出展製品
- 各種工業炉
- 環境関連設備
- 低炭素化・CO₂低減技術
- 燃焼機器、発熱体
- 耐火物、耐熱鋼
- 計測・制御機器、搬送装置
- 表面加工処理技術、機器
- 遠赤外線関連機器
- 電熱関連機器、発電・電源装置、熱・熱流解析機器
- ボイラー・暖房機器
- 各種熱・冷熱関連機器、応用機器、冷熱技術、サービス
- 廃棄物関連設備、技術
- IT 関連
- デジタルトランスフォーメーションにより進化した工業炉・熱技術
- エネルギー供給機器(油・ガス・電力)
- 各種研究機関・大学
- その他関連製品・サービス
小間割り図面と出展者一覧は以下の通りです。

主催者
主催、後援、協賛は以下の通りです。
主催
一般社団法人日本工業炉協会
オーガナイザー
メッセフランクフルト ジャパン(株)
後援
- 経済産業省
- 環境省
- 国立研究開発法人 新エネルギー
- 産業技術総合開発機構(NEDO)
協賛
- (公財)日本小型貫流ボイラー協会
- (一財)エンジニアリング協会
- (一財)コージェネレーション・エネルギー高度利用センター
- (一財)省エネルギーセンター
- (一財)素形材センター
- (公社)日本金属学会
- (公社)日本セラミックス協会
- (公社)日本表面真空学会
- (一社)電気学会
- (一社)電子情報技術産業協会
- (一社)日本アルミニウム協会
- (一社)日本エネルギー学会
- (一社)日本エレクトロヒートセンター
- (一社)日本ガス協会
- (一社)日本機械学会
- (一社)日本機械工業連合会
- (一社)日本金属熱処理工業会
- (一社)日本建設機械工業会
- (一社)日本産業機械工業会
- (一社)日本自動車部品工業会
- (一社)日本真空工業会
- (一社)日本ダイカスト協会
- (一社)日本鍛圧機械工業会
- (一社)日本鍛造協会
- (一社)日本チタン協会
- (一社)日本鋳造協会
- (一社)日本鋳鍛鋼会
- (一社)日本鉄鋼協会
- (一社)日本鉄鋼連盟
- (一社)日本電気計測器工業会
- (一社)日本電機工業会
- (一社)日本熱処理技術協会
- (一社)日本燃焼学会
- (一社)日本ボイラ協会
- (一社)日本冷凍空調工業会
- (一社)日本ロボット工業会
- 石油連盟
- 耐火物技術協会
- 耐火物協会
- 電気事業連合会
- 日本暖房機器工業会
- 日本バーナ研究会
- 日本粉末冶金工業会
- 日本築炉協会
WEBサイト
WEBサイトは以下です。
https://thermotec.jp.messefrankfurt.com/tokyo/ja.html
会場の様子(写真)
会場を写真撮影しました。現場の様子をご覧ください。

展示会の専門家 清永の視点
ブースで製品を訴求するだけで終わっていて、
次の導線につながっていないのが、とてももったいない。
「****診断」などを特典企画として、
行動要請するとさらに成果を出しやすくなる。
ブース対応のゴールを決めた上で出展するだけで、
成果が大きく変わる。
来場者にメリットがある、診断、点検、リサーチなどの特典を用意し、
その特典へのエントリーをブース対応のゴールにすることが重要。
※特典企画の詳細は、「目からウロコの展示会フォロー」をご覧ください。

展示会営業(R)コンサルタント。経済産業大臣登録中小企業診断士。詳細はウィキペディアご参照。
展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。
