展示会営業(R)コンサルタントの清永です。
先週は、展示会ラッシュでしたね。
東京ビッグサイトで国際宝飾展、資産運用エキスポ、
幕張メッセで、雑貨エキスポ、販促エキスポ、国際化粧品展と
おもしろい展示会が目白押しでした。
これらの展示会に、
ぼくが展示会営業(R)コンサルティング研修で
お手伝いした企業さんも数社出展されたのですが、
その中のひとつ、(株)ネットランドジャパンさんで
オモシロい出来事があったので、
ご紹介したいと思います。
目次
何がオモシロいかって、
ネットランドジャパンさんのブースには
ブースキャッチコピーがなかったんですよ。
ネットランドジャパンさんには、
ぼくの展示会営業(R)コンサルティング研修を
受けていただいています。
だから、もちろん、
練りに練ったブースキャッチコピーを
考えていましたよ。
それを、タペストリーにして
ブースの上段に目立つように掲げる予定だったのです。
ところが・・・
前日の関東一円に降った大雪の影響で、
そのタペストリーが届かないという
緊急事態が発生してしまったんです。
ガガガッガーーン!
ブースキャッチコピーがないんじゃぁ
今回の展示会で大きな成果を上げるのは
むずかしいかもしれない・・・
正直、そう思いましたよ。
でもね・・・
ブースキャッチコピーがないのに、
びっくりするくらい人垣ができてたんです。
ぼくは、このコラムでも
何度もお伝えしている通り、
という持論を持っています。
にもかかわらず、ブースキャッチコピーなしで
人がガンガン集まるなんて・・・
なぜなんだ???
ぼくも一瞬パニックになりましたよ
でも、ものごとには必ず理由があるはずです。
そう思って色々考えてみるとその理由が
わかってきましたよ。
その理由とは、
ひとことで言うと、
「他とちがうから」
です。
販促エキスポに出展する企業は、
印刷屋さん、POP屋さん、動画屋さん、
チラシ屋さん、WEB屋さん
など、いわゆる販売促進のプロです。
そういう会社さんは、プロですから
多くの場合、キャッチコピーの
重要性をわかってるところも多いんです。
そうすると、どうなるでしょうか・
そうです。
尖ったブースキャッチコピーの
デザインがきれいなブースを
会場にあふれるわけです。
たとえば、この写真のようにです。
もちろん、尖ったキャッチコピーの
デザイナブルなブースが悪いわけではありません。
むしろいいんです。
でも、同じようなブースがたくさん並んでいると
来場者は、そのひとつひとつを細かく見なくなります。
そこに突然、
他のブースとちがう異質なものが現れたらどうでしょうか?
「ん?なんだこれは?」
と思わず足を止めることになりますね。
確かに他にも要因はあります。
などなど。
細かく挙げると、
要因はたくさん見つかります。
でも、このブースに人垣ができた
一番の理由は、シンプルに
「他のブースとちがうから」
なのです。
差別化とは、他とちがいを出すことです。
『一義的に、よいブース、わるいブースというのが
あるわけではなく、
他のブースとの相対的な比較によって
よいブース、わるいブースが決まるのだ』
と改めて痛感した、そんな事件でした。
ちなみに、2日目以降、急ごしらえでつくった
キャッチコピー入りブースはこれです。
ネットランドジャパンさんがこのブースで
出展していたモバイルバッテリーカード:MOBACAの
誕生秘話をブースの前で、
杉田社長に語っていただきました。
小さいという特徴が、
環境によって
プラスにもマイナスにもなるという
今回のコラムにも通じる深い話をしてくれていますので
ぜひご覧ください。
あなたの会社の展示会出展の成功を心から応援しています。
このセミナーに参加すると
ちがいを生み出す展示会出展のやり方がわかります。
https://1.tenzikai.jp/seminar