展示会の出展者・参加者は、展示会にどのような服装を着ていけばよいのでしょうか。
必ずしもスーツが最適であるわけではありません。展示会の雰囲気や来場者層、会社のイメージに合わせて適切な服装選びをする必要があります。
服装や身だしなみを整えることで、会社のイメージアップになり、スムーズな取り引きにもつながりやすくなるでしょう。
今回は、展示会での服装の種類と選び方について、出展者・参加者の立場から紹介します。
目次
展示会場で見られる服装について、4つのパターンを紹介します。
それぞれ与える印象やメリット・デメリットが異なります。
服装は会社のイメージや取り扱う商材、展示会場の雰囲気などに合わせて選ぶことが重要です。
特にBtoB展示会は、ビジネスの場ですから服装はスーツにしておくことが無難です。
スーツはフォーマルな装いであり、会社のイメージを損なうことなく商談を行うことができます。
明るく落ち着いた色合いのスーツやネクタイを選ぶことで、誠実さや清潔感を印象づけることが可能です。
スーツは少し堅苦しいイメージを与えてしまうため、展示会や参加者の雰囲気次第では不向きなケースもあります。
とはいえ、業種や商材を問わず無難に合わせられるスーツは、ビジネスの場であるBtoB展示会では最適です。
ビジネスカジュアルとは、ジャケットとパンツをベースとして、着方やアイテムでスーツを着崩すスタイルのことです。
きちんとした印象を与えつつ堅苦しさがなく、親しみやすさが生まれます。
ビジネスカジュアルに明確な定義はないため、会社のイメージや展示会の雰囲気に合わせる必要があります。
シャツにジャケット、チノパンなどであればカジュアル過ぎず、ビジネスシーンでも違和感なく着られるでしょう。
柄物を避け、色を選ぶ際はベージュ・紺・茶色などの落ち着いたものにすれば、好印象を与えられます。
会社の作業着や制服は、普段の雰囲気や統一感をアピールできます。
作業着を着用する場合は、汚れがなく清潔に保たれていることを確認しましょう。
制服やロゴが見慣れたものであれば、親しみやすく好印象を与えられるでしょう。
また、初めて見る場合でも、作業現場がイメージしやすいため、よい印象を与えられます。
会社の思いやこだわりの詰まった作業着・制服を着ることで、他の出展者と差別化を図れます。
オリジナルの企業ロゴTシャツは来場者の目を引きやすく、記憶にも残りやすいのでおすすめです。
新しくオリジナルTシャツを作ると労力や費用はかかりますが、社名のほかにも会社のコンセプトや業務内容、会社に関する情報などをプリントすれば、知名度アップや宣伝につなげることが可能です。
展示会の目的やターゲットに合わせて特注するケースもあります。
企業ロゴTシャツは所属している会社が一目で分かるため、ブランディングの効果にも期待できます。
展示会の雰囲気や会社のイメージから、Tシャツだとカジュアルすぎる場合は、襟のあるポロシャツを着用するとよいでしょう。
展示会の服装で失敗しないためには、服の選び方を押さえておくことです。
自分の立場や周りに与えたいイメージを服装を使って表すことが重要です。
この章では、服装選びのポイントについて、参加者側、出展者側から、パターンに分けて解説します。
マナーとして気をつけた方がよい点や、よい印象を与えるために効果的なポイントについてまとめています。
季節感とかけ離れた服装は、見る方の気持ちを害してしまう危険性があります。季節感に配慮するようにしましょう。
展示会場が屋内の場合、空調が強く効いているケースが多いので、季節感だけでなく防寒・防暑の双方を考慮した服選びをしましょう。
また、展示会当日はたくさん歩き回ることが考えられます。
展示会当日の気温や動きも考慮して、服装を選びましょう。
展示会では、取引先の方や上司などに会うことも考えられます。
きちんとした印象の服装を選ぶことがおすすめです。
スーツに使われることが多い黒やグレー、ネイビーなどの色は、服装をきれいにまとめるために役立ちます。
落ち着いた色合いを選ぶことで、クリーンなイメージを与えられるでしょう。
展示会の目的、会社のイメージ、取り扱う商材など、出展の内容に合わせて服装を選びましょう。
好まれる服装の種類は、会場や来場者の雰囲気次第で異なります。
展示会において、どのような印象を来場者に与えたいのかを考え、会社の雰囲気にマッチする服装を選ぶことがおすすめです。
統一感のある服装にすることで、会社の一体感を印象づけられます。
スタッフの服装は会社の第一印象にもなるため、統一感は大切です。
服装がバラバラで統一感がない場合、どこのスタッフなのか、出展者なのか来場者なのかが分かりません。
会社のイメージに合った服装に揃えることで、参加者によい印象を与えられます。
自社をアピールする場である展示会で、無難すぎて誰の目にも留まらないのでは意味がありません。
展示会は会社のブランディングを行える機会でもあります。
他社より一歩前に出るために、悪目立ちしない範囲で、服装のデザインを目を引くものにすることも有効です。
服装での差別化が難しいケースでは、小物で差別化を図ることもできます。
展示会で、どのような服装にするかを、展示会を企画する段階で考えておきましょう。
展示会での服装選び・身だしなみには、マナーや注意点があります。
服装が乱れていたり、身だしなみに清潔感がなかったりすると、不快感を与えてしまうでしょう。
特に女性の場合、男性よりも服装選びの幅が広いため、気をつけるポイントも増えます。
トラブルを回避して商談を円滑に進めるためにも、マナーや注意点をチェックしておくことが重要です。
最低限の身だしなみとして、髪・爪が整っているかを確認しましょう。
服装がまとまっていても、髪や爪が不衛生であったり、清潔感がないように見えていたりすると悪い印象を与えてしまいます。
目立つ色の髪やネイルを避け、髪が長い場合はまとめる、爪が伸びていたら短く切るなどの対処をしておきましょう。
さまざまな人と接する展示会では、清潔感は第一印象を決める重要なポイントです。
ビジネスカジュアルでは、ダメージジーンズやカラフルすぎるスニーカーはNGです。カジュアルな雰囲気を出したい場合にも避けたほうが無難といえるでしょう。
展示会はビジネスの場であり、さまざまな方が来場します。
目立ちすぎる色・柄の服は、良くない印象を与える危険性があります。
カジュアルすぎる服を避け、控え目できれいめな服装を選ぶ方が無難でしょう。
展示会に参加するときは、肌やインナーが見えないように気をつけましょう。
特に女性は、胸元や脚などが大きく露出しないような服を選ぶことが重要です。
スカートを履く場合、ちょうど膝くらいまでの丈があると安心です。
男性もシャツからインナーが透けて見えることがあります。
薄いシャツやブラウスを着るときには、インナーが透けて見えていないかをチェックしておきましょう。
アクセサリーをつける際は、目立つ色のものやサイズが大きすぎるものは避けることが無難です。
あまり派手なアクセサリーをつけていると、来場者の視線がそちらに行ってしまい、展示している商材よりも目立ってしまう、ということになりかねません。
見た目が派手すぎるスタッフには、話しかけづらくなる来場者もいます。
アクセサリーは派手すぎないものを選び、落ち着いた印象になることを目指しましょう。
展示会では、動きやすく履き慣れた靴を履きましょう。
長い時間歩き回ったり、荷物を持ち運んだりすることがあるからです。
新品の革靴や高いヒールのパンプスを履いた場合、疲れてしまいますし、下手をするとケガをしてしまう危険性があります。
履きなれた革靴や、ローヒールのパンプスなど、動き回っても支障がないものを選びましょう。
展示会で着る服装の種類と選び方について、参加者・出展者の立場から数パターンを解説しました。
適切な服装を選び、ご自身や会社のイメージアップにつなげましょう。
この記事が、あなたの展示会を成功させるための一助となれば幸いです。
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