こんにちは!展示会営業(R)コンサルタントの清永です。
東京ビッグサイトで開催された国際福祉機器展H.C.R2025という展示会を取材したレポートをお伝えします。
目次
国際福祉機器展H.C.R2025の会場の様子を撮影しています。現場の雰囲気を感じていただけると思います。ぜひご覧ください。
一般財団法人 保健福祉広報協会では、本日2025年10月8日(水)から3日間、東京ビッグサイト西・南展示ホールにおいて、「H.C.R.2025 第52回国際福祉機器展&フォーラム」を開催中です。
第52回となる「H.C.R.2025」は、“クリエイティブな未来を拓く”を引き続きのテーマに掲げ、11か国1地域、414社・団体(Web展のみの出展含む)の出展企業による機器の総合展示を行っています。
初日は9時40分から西ホールアトリウムにて、来賓の厚生労働省・社会・援護局障害保健福祉部長、野村知司氏、H.C.R.2025ビジュアルデザインを担当したアーティストの流 麻二果(ながれ まにか)氏、全国社会福祉協議会・村木 厚子会長の参加のもと、開会式を実施。その後10時のオープンから多くの来場者にお越しいただきました。
今年の目玉のひとつ「O-MU-TSU MUSEUM at H.C.R」では、大阪・関西万博で話題を呼んだ「O-MU-TSU WORLD EXPO 2025」にて公開された、クール&モダン、かつオリジナルデザインのおむつを展示。同じコーナー内では人それぞれに合ったおむつの選び方や使い方などのポイントや基本的な知識を知ることができたり、各社の最新おむつ情報を学ぶことができます。
また1日2回行われるランウェイショー「彩(いろどり)-Color your life-」では、“人生を彩る福祉機器”をコンセプトに、最先端モビリティをはじめとする多彩な福祉機器が、日常に溶け込みながらも鮮やかにその人らしさや人生を彩っていく様子を総合的に紹介。ショーのために製作されたオリジナル衣装を身にまとったモデル10名がランウェイを颯爽と歩む姿は観客からの注目を浴びていました。二日目以降も随時開催いたします。
その他「エンジョイアクティブゾーン」では、モルック、バリアフリーe-Sports、障害者サッカー(電動車椅子サッカー、デフサッカー、アンプティサッカー、ブラインドサッカー)、の3種を実施。どのエリアにも若い人を中心に参加者が多く、ゴールするごとに歓声が上がり楽しまれていました。「子ども広場」では障害の有無にかかわらず、誰でも楽しく自由にあるく、はしるといった身体を動かす体験やプラネタリウムなどもあり、医療的なケアが必要な子どもでも、専門職が見守りながら、安全にお楽しみいただけるコーナーになっています。
“もしも”に備える防災展では、昨今、様々な自然災害が続く中、災害時や防災に活用できる最新の製品と情報を展示。大和製罐株式会社のエバースマイルでは、摂食嚥下が困難な方に食べる楽しさを提供し、QOL(Quality OF Life)の維持・向上を目指した介護食「ムース食/エバースマイル とろみ飲料」を、株式会社ホワイトハウス/TCLの世界標準・次世代の消火器具ファイヤーショーカスティックは、従来の消火器を比較して、軽量コンパクト、消火後の汚損無し、お年寄りも女性でも安心して初期消火ができる、次世代の消火器を展示しています。その他、イタリアや海外の先進的な知見も紹介しているので、ぜひご来場いただき福祉×防災を深く理解していただくきっかけになればと思っております。
福祉機器開発最前線には、9社12製品が集結。電気の力で食事の塩味や旨味を引き出す「減塩サポート食器」や、GPSを内蔵したインソールで高齢者の徘徊検知や捜索を効率化した「みまもり イル!」など、“これからの福祉”を体感できます。
また会場内では、車椅子を必要とする来場者に対して、最新の車椅子を貸し出す「車いす・移動支援機器貸出」コーナーもあります。最新の車いすを体験できる機会となっています(時間制限あり)
3日間の実展示のほか、いつでもどこでも福祉機器情報に触れられるよう、Web展示会とのハイブリッド開催をしています。遠方で来場が難しい方はぜひWeb展示会をご利用ください。
※同時開催のWeb展は登録完了後、期間中いつでもご覧いただけます。
2025年10月8日(水)~10日(金)
東京ビッグサイト
主催、後援、協賛は以下の通りです。
WEBサイトは以下です。
https://hcr.or.jp/
会場を写真撮影しました。現場の様子をご覧ください。

全国から課題を持つ介護・福祉関係者が数多く来場する良質な展示会。
欲を言うと接客で損をしているブースが非常に多い。
ブース前に壁のように立ってブースの中を見えなくするのはもったいない。
ブースを遠目から見るように立ち、自分とブースの間のスペースに来場者を通すようにすることが重要。
詳細は、「即実践!マル秘テクニック」をご覧ください。
ブースで対話し、名刺交換してそれだけ終わっているブースが多く、もう一歩踏み込みたい。
特典企画を準備し、そこに誘導する流れをつくるだけで大きく成果が変わってくると思われる。
※行動要請については、「目からウロコの展示会フォロー」をご覧ください。
過去のレポートは以下の通りです。定点観測などにお役立てください。
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成果を出すノウハウを習得できます。

展示会営業(R)コンサルタント。経済産業大臣登録中小企業診断士。詳細はウィキペディアご参照。
展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。