展示会場の様子がわかる動画です。
会場を歩いてまず感じたこと
パシフィコ横浜の入口を抜けた瞬間、空気が変わりました。
目の前に広がるのは、大小さまざまなボートとヨット。そして、それを真剣な眼差しで見つめる人々の姿です。
僕がこの展示会をはじめて訪れた時に感じたのは、「マリンの世界はこれほど多くの人を引きつけているのか」という素直な驚きでした。
大型クルーザーの艇体に手を触れる来場者の表情を見ていると、ここが単なる商品展示の場ではないことがよくわかります。
海という非日常への入口として、この展示会は確かに機能しています。
展示会基本情報
開催日時
2026年3月19日(木)〜3月22日(日)の4日間にわたって開催されます。
会場
メイン会場はパシフィコ横浜(屋内展示)です。屋外展示は横浜ベイサイドマリーナで行われ、体験会場としてぷかりさん橋、日本丸メモリアルパーク シーカヤックパーク、八景島マリーナが活用されています。
複数の会場を組み合わせた構成は、「見る」だけでなく「乗る・感じる」まで一日で体験できる仕組みになっています。
主催者
日本マリン事業協会が主催しています。マリン産業の振興と普及啓発を担う業界団体として、長年にわたりこの展示会を支えてきた組織です。
公式サイト
https://www.boatshow.jp/jibs/2026/
来場者層
マリン初心者からベテランまで、非常に幅広い層が来場しています。なかでも目立つのがファミリー層です。
子ども向けの体験プログラムが充実していることもあり、小さなお子さんを連れた家族の姿が会場のあちこちで見られます。
主な出展分野
ボート、ヨット、水上オートバイ、マリン用品、マリーナ、ボート免許関連など、マリンライフに関わるほぼすべての分野が網羅されています。
陸上展示から水上展示まで、マリン産業のすそ野の広さを実感できる構成です。
展示会の特徴
ジャパンインターナショナルボートショー(JIBS)は、国内最大級のマリンイベントとして知られています。
今年のキャッチコピーは「もっと海が近くなる…」。このひと言に、主催者の想いが凝縮されています。
マリンスポーツや海のレジャーをより身近に感じてもらいたい、という意図がはっきりと伝わってきます。体験を重視した展示設計は、その思想を具体的な形にしたものといえるでしょう。
パシフィコ横浜という都市型の展示会場と、横浜ベイサイドマリーナの水上空間を組み合わせた構成は、この展示会ならではの強みです。屋内で商品を知り、屋外で実際に体感できるという流れが自然につくられています。
今回の見どころ
今回の見どころは、約60隻にのぼる大型ボートとセーリングクルーザーの係留展示です。
カタログや画面で見るのとは全く違う迫力があります。実際に乗り込んで、艇内のキャビンを体験できるブースも設けられており、「自分ならこの船で…」という具体的なイメージが湧きやすい構成になっています。
また、18講座が開かれる「海ゼミ」も注目です。航海術、気象、安全知識など、マリンライフを楽しむための実践的な知識をプロから学べる機会は、展示会ならではの価値といえます。
ファミリーマリンパークも充実しており、子どもたちが初めて「海の乗り物」に触れる場としても機能しています。未来のマリンファンを育てる場が用意されているという点で、主催者の長期的な視点を感じます。
注目ポイント
展示会営業の視点から見て特に注目したのは、体験乗船プログラムの設計です。
来場者が実際にボートに乗り込み、海上を体験できるこのプログラムは、単なる「見学」を「体験」へと転換させます。この差は出展企業にとって非常に大きな意味を持ちます。
体験した人は、記憶が鮮明に残ります。展示会後のフォロー時に「あのとき乗った船のことが忘れられなくて」という会話が生まれやすくなります。
今回、来場者の足を止めていたブースには共通点がありました。それは「誰に、何を伝えるのか」が明確に設計されていることです。こうした成果の出る展示会営業は、決して偶然ではなく再現可能です。その具体的な考え方と手順は、展示会成功のためのガイドで体系的にまとめています。
会場の様子
会場を歩くと、マリン産業の持つ独特のムードが漂っています。
展示されている商品のスケールが大きいこともあり、来場者の足取りはゆっくりとしています。ひとつのブースにじっくりと滞在する時間が長い印象です。
これは出展企業にとって有利な環境です。来場者との会話が自然に深まりやすく、課題ヒアリングに入りやすい雰囲気が生まれています。
ステージイベントでは、マリンスポーツのデモンストレーションや専門家によるトークセッションが行われており、人だかりができていました。会場全体に活気があります。
シーカヤック体験エリアでは、子どもたちが歓声を上げながらパドルをこぐ姿が見られました。展示会全体がひとつの「マリン体験ゾーン」として設計されている印象です。


業界への意味
日本のマリン産業は、長期的な課題として「人口の減少と高齢化」に直面しています。
その中でこの展示会が力を入れているのが、次世代のマリンファン層の開拓です。ファミリー向けプログラムを充実させ、子どもたちに「海は楽しい場所だ」という体験を提供する。その積み重ねがマリン産業の未来を支えることになります。
「もっと海が近くなる…」というキャッチコピーは、そのメッセージを象徴しています。
また、マリン産業にはボートメーカーだけでなく、マリーナ、保険、整備、免許スクールなど多くの関連業者が存在します。それらが一堂に会するこの展示会は、業界のエコシステム全体を可視化する役割も担っています。
今年の展示会トレンド
今年のボートショーで感じたトレンドは、「体験型へのシフト」です。
ただ商品を見せるだけのブースは影を潜め、来場者が参加・体験できる仕掛けを持つブースが目立っています。これはマリンに限らず、近年の展示会全体に共通する流れです。
来場者は情報を受け取りに来るのではなく、体験と感動を求めて足を運ぶようになっています。出展企業はその変化に対応しなければ、存在感を示すことが難しくなっているといえます。
もう一つのトレンドは、「初心者・未経験者へのアプローチ強化」です。マリンに詳しい人だけでなく、まだ興味を持ち始めたばかりの層に向けた情報提供が充実してきています。業界全体が裾野を広げようとしている姿勢がはっきりと見えます。
過去のレポート
過去のジャパンインターナショナルボートショーのレポートもご覧いただけます。年を追うごとの展示会の変化や、業界トレンドの推移が確認できます。ぜひあわせてご参照ください。
展示会営業の専門家 清永健一のワンポイントアドバイス
ジャパンインターナショナルボートショーのような大型展示会では、来場者数の多さに目を奪われがちです。しかし出展する企業にとって大切なのは、「何人が来たか」ではなく「誰と何を話したか」です。
マリン産業の展示会では、来場者は明確な課題や夢を持って会場に来ます。「いつか自分の船を持ちたい」「子どもに海を体験させてあげたい」——そうした具体的な想いを持つ人たちです。
その方々との会話を、当日の場限りで終わらせてしまうのはもったいないです。展示会の成果は、会期後のフォローで初めて実現します。名刺をどれだけ集めたかではなく、その後の関係をどう育てるかが勝負です。
「見て・触れて・感じる」というこの展示会のコンセプトは、来場者に豊かな体験を提供します。出展企業はその体験の延長線上に自社の商品・サービスを位置づけ、来場者が抱く「もっと知りたい」という気持ちをしっかりと受け止めてほしいと思います。
この展示会には、マリンという分野を超えた大切なことが詰まっています。海に関わるすべての人の情熱と努力が、この4日間に凝縮されています。ぜひその熱量を、来場者との関係構築に活かしてください。
※この記事はAIを活用して作成しました。
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展示会営業(R)コンサルタント。経済産業大臣登録中小企業診断士。詳細はウィキペディアご参照。
展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。

