こんにちは!展示会営業(R)コンサルタントの清永です。
東京ビッグサイトで開催された危機管理産業展2024という展示会を取材したレポートをお伝えします。
目次
危機管理産業展2024の会場の様子を撮影しています。現場の雰囲気を感じていただけると思います。ぜひご覧ください。
危機管理産業展(RISCON TOKYO)は、『危機管理』をテーマにした国内最大級の総合トレードショー。
全国各地で多発する地震、激甚化する台風・豪雨災害、多発する凶悪犯罪や企業不祥事。本展示会には「防災・減災」、「BCP・事業リスク対策」、「セキュリティ」の主要3分野を中心に、生活やビジネスに関わる様々な課題やリスクに対処するための製品・サービスを提案する240社超の出展者が一堂に集結。加えて、3分野を横断的に提案する「危機管理DX・サイバー対策ソリューション」「危機管理ドローンソリューション」の2つの併催企画や、同時開催となる「テロ対策特殊装備展(SEECAT)」と併せて様々な情報発信に取り組みます。4年ぶりコロナ禍の制約のない開催となる今回は、さまざまな製品を見て、触って、体験する“リアル展示会”ならではの「体験企画」を多数ご用意して皆さまをお迎えします。
<2024年の見どころと注目ポイント>
1.喫緊の課題を「特別テーマ」として設定!出展者の展示と連動したセミナーや企画を実施
〔2024年特別テーマ〕
◆RISCON主要3分野
①防災・減災 ~あらゆる災害に対応するための備え~
「災害に強いまちづくり」 「防災備蓄品・避難所資機材」 「防災DXソリューション」
②BCP・事業リスク対策 ~自治体・企業が今すぐ取り組むべきリスクを考える~
「緊急時の電気・水・エネルギー確保」 「緊急時の通信確保・安否確認」 「工場の労働災害対策」
③セキュリティ ~多発する凶悪犯罪・重大事故から人・建物・設備を守る~
「パブリックセーフティ」 「サイバーセキュリティ」 「セキュリティDX(ロボット・AI・デジタル活用)」
2.併催企画によりあらゆるリスク対策を網羅
本展では併催企画として「危機管理衛星測位・位置情報活用ソリューション」「危機管理ドローンソリューション」を設置。主要3分野を横断した新たな危機管理ビジネスを提案します。
①危機管理衛星測位・位置情報活用ソリューション
測位衛星から得られる位置情報データの活用は、防災分野を筆頭に、様々な分野に広がり、大きな社会基盤となっています。本展では、衛星測位・位置情報を活用した様々なソリューションと新たなビジネス展開などの有益性を提案します。
➁危機管理ドローンソリューション
年頭に発生した能登半島地震など災害時での活用や、保安・点検・警備巡回業務など、あらゆる場面でドローンの社会実装は本格化しています。本展では危機管理分野におけるさまざまなドローン活用を提案します。
3. RISCONでしか体験できない、危機管理の“いま”をつかむ主催者企画を多数実施
■被災状況を知る 能登半島関連展示
甚大な被害をもたらした能登半島地震。全国的にも今後予測される災害への”備え”の重要性を情報発信するべく、テーマと連動したセミナーや常設の企画展示を実施します。ブースでは当時の被災状況をパネルや写真・映像で展示いたします。
■RISCON防災カフェ
長期保存食、レトルト食品、インスタント食品、缶詰、備蓄品飲料などの災害食・保存食の試食及び試飲ができる展示ゾーンを設置します。
■避難所再現ゾーン
災害トイレ、簡易ベッド、ポータブルバッテリー、浄水器などの防災備蓄品や避難所で使用できる資機材・システム・サービスを集中展示します。
■危機管理実演・体験コーナー
危機管理分野で活躍するロボット・ドローンの実演やVR体験等、出展者によるダイナミックなデモンストレーションを実施します。ブース内で実現できないダイナミックな実演をご覧ください。
■東京消防庁・防衛省・法務省矯正局による車両・装備品展示
今年も普段は目にすることができない特殊車両が集結。毎年好評のVR防災体験も実施します。
■東京都パビリオン
関係11機関により「首都東京の危機管理」を提案します。
・東京都総務局総合防災部 ・東京都都市整備局 ・東京都住宅政策本部
・東京都産業労働局(サイバーセキュリティ) ・東京都港湾局 ・東京都水道局 ・東京都下水道局
・東京消防庁 ・(公財)東京都中小企業振興公社 ・警視庁 ・自衛隊東京地方協力本部 (順不同)
4.危機管理の専門家が集結する充実のセミナープログラム
日本の危機管理から防災・減災、BCP・事業リスク対策、セキュリティ、衛星測位・位置情報活用、ドローン活用など、あらゆるリスク対策を網羅したセミナープログラム。全セッション聴講無料。
①会期初日は20回記念スペシャルカンファレンス3セッション!
<基調鼎談> 10月9日(水) 11:00 ~ 12:00 会議棟1FレセプションホールB
◆「激動する世界情勢のなかで~日本の安全保障と危機管理のこれから~」
【ゲスト】石破 茂 氏 衆議院議員/元防衛大臣
岩﨑 茂 氏 ANAホールディングス㈱ 常勤顧問/元統合幕僚長
【ホスト】宮家 邦彦 氏 キヤノン グローバル戦略研究所
<パネルディスカッション> 10月9日(水) 13:00 ~ 14:30 会議棟1FレセプションホールB
◆「日本の危機管理 20年の変遷 ~大地震を振り返り、未来へつなげる~」
【パネリスト】橋本 誠也 氏 熊本県危機管理監
福田 直 氏 岩手県復興防災部長(予定)
飯田 重則 氏 石川県危機管理監(オンライン登壇)
【コーディネーター】 中澤 幸介 氏 (株) 新建新聞社 取締役専務 リスク対策.com編集長
<シンポジウム> 10月9日(水) 15:00 ~ 16:30 会議棟1FレセプションホールB
◆「能登半島地震の教訓からみる首都直下地震への備え」
【パネリスト】原田 智総 氏 東京都危機管理監
中林 一樹 氏 東京都立大学 名誉教授
廣井 悠 氏 東京大学 先端科学技術研究センター 教授
【コーディネーター】 久田 嘉章 氏 工学院大学 建築学部・まちづくり学科 教授
➁その他5つの分野をテーマにした、60セッションを超えるセミナーを各日開催
◆防災・減災
・自然災害に対する国土交通省の取組について
・能登半島地震から捉えられる災害食の発展
・地方公共団体の災害時初動対応力の向上について
・防災DXを本気で進めるために何が必要か
・台湾花蓮地震にみる早期避難所開設運営の事例と日本の避難所運営の課題について
・災害対応力を高める対策本部のあり方 〜先進自治体の担当者が明かす秘訣〜
◆BCP・事業リスク対策
・AI×ビッグデータで実現!全世界のオールリスク情報を即時収集
・サプライチェーンマネジメントにおけるBCPとオールハザード型BCP
・組織の事業継続におけるライフラインの重要性
・自然災害時の適切な初動対応に必要な環境設備と取組のポイント
◆セキュリティ
・情報セキュリティ10大脅威 2024 組織編
・企業における諜報対策 ~産業スパイから会社を守るために~
・セキュリティ製品・システムの活用によるDX推進
・国際安全保障とゼロトラストから見る今後のセキュリティのあり方
◆衛星測位・位置情報活用
・準天頂衛星「みちびき」による位置情報データ利活用について
-「衛星測位に関する取組方針2024」から見る今後の展開-
・位置情報ビッグデータを活用した災害・リスク対策への展開
◆ドローン活用
・ドローンと映像鮮明化装置を活用した港湾部津波被害調査
・標準化による災害対応ドローンの効率的な社会実装
・災害発生時にドローンを活用するための体制づくり
・ドローンの技術、制度、利活用に関する最新動向
2024年10月9日(水)~11日(金)
東京ビッグサイト
来場者属性
小間割り図面は以下の通りです。
主催、後援、協賛は以下の通りです。
株式会社東京ビッグサイト
東京都
WEBサイトは以下です。
https://www.kikikanri.biz/
会場を写真撮影しました。現場の様子をご覧ください。
全国から防災、防犯、テロ対策関連企業や団体の来場者が集まる良質な展示会。
欲を言えば、ブースで製品を訴求するだけで終わっていて、
次の導線につながっていないのがもったいない。
ブース対応のゴールを決めた上で出展するだけで、
成果が大きく変わる。
来場者にメリットがある、診断、点検、リサーチなどの特典を用意し、
その特典へのエントリーをブース対応のゴールにすることが重要。
※特典企画の詳細は、「目からウロコの展示会フォロー」をご覧ください。
過去のレポートは以下の通りです。定点観測などにお役立てください。
このセミナーに参加すると、展示会で成果を出すコツがわかります。
展示会営業(R)コンサルタント。経済産業大臣登録中小企業診断士。詳細はウィキペディアご参照。
展示会をテーマとした書籍を5冊執筆している展示会の専門家。執筆書籍は、すべてamazon部門1位を獲得しており、「日経MJ」、「NHKラジオ総合第一」他、多くのメディアで取材を受けている。1300社を超える展示会出展支援経験に基づく実践的なアドバイスが好評を博している。ほぼ毎週、東京ビッグサイトに出没する自称 展示会オタク。