展示会ブースで絶対に行うべき体験アトラクションとは?≪実例あり:体験型ブース≫

展示会営業(R)コンサルタントの清永です。

前回のコラムで、

『自社ブースに人垣をつくるには、
 来場者の「感情」を刺激することが重要だ』

と書きました。

今回は、この点について
さらに深掘りしていきますね。
 
 

ブースに立ち寄ってもらうために正論より大切なもの

ぼくたちは、ビジネスにおいては、
感情よりも理性を重視しがちです。

理性、正論を重視した結果、

・データ(実証、予測)
・ロジック
・比較
・メリット
・こうすべき

といった要素を重視したパンフレットやプレゼンが
ビジネスの現場にあふれています。
ビジネスの最前線である展示会場も
まさにこの状況です。

これらはもちろん重要です。
購入検討が佳境に入った段階では、
メリットや費用対効果を考えたいですし、
購入にあたって社内で決裁をとるための
稟議書はロジカルに書く必要があります。

でも・・・
展示会で、
「来場者がどのブースに立ち寄るか?」
については、実は、理性や正論が決定打にはなりません。

そうではなくて、
「あのブース、なんとなく惹きつけられるなぁ」
と思わせることこそが重要なのです。

そうです!
来場者の感情を刺激することによって
自社ブースに人垣をつくるのです。

 

来場者の感情を刺激した3つの事例

では、どうやれば、来場者の感情を刺激する
ブースをつくることができるのでしょうか?

その答えのひとつが、
ゲームやアトラクションなどの
楽しい体験を提供することです。

例えば、
英語学習アプリを訴求するブースでは、
アトラクションとして、ダーツを行いました。
そして、ダーツで高得点を出した来場者に、
自社の英語学習ノウハウの一端をまとめた
シートをプレゼントしたのです。

 

また、ごま屋さんでは、
来場者を楽しませるアトラクションとして、おみくじを使いました。
自社のキャラクター「ごまやん」が持つすり鉢の中に
おみくじを入れておき、来場者に引いてもらうように
したのです。
そのおみくじの裏面には、
自社のごま豆腐やごまアイスなど、
自社のごまを使った料理のレシピが掲載されています。

他にも、業務用昇降棚を訴求するブースでは、
脚立なしで上げ下ろしできる棚の上に、
抽選くじを置き、来場者さんに、棚を引っ張り下ろして、
くじをひいてもらいます。
当たりくじの場合は、
通常有料のスーパーのバックヤード診断を無料で行うのです。

 

体験・アトラクションを受注につなげる3つのポイントとは?

このような体験やアトラクションを効果的に行うポイントは、
3つあります。

1つ目は、来場者が身体を動かすような
体験型のアトラクションをつくることです。
展示会場の人込みの中を
練り歩き続けるのは来場者にとって
大きなストレスです。
そんな中、身体を動かさせてあげ、
リフレッシュさせてあげることで、
あなたの会社のブースを、
他のブースとは異なる好印象とともに
記憶してくれるようになります。

2つ目は、体験やアトラクションを
にぎやかに行うことです。
マイクで実況中継するのもよいですし、
高得点が出たときには、ハンドベルなどで
祝福の鐘を高らかに鳴らしましょう!
人は、にぎやかなところに集まります。
そして、人が集まれば、
その集まった人垣がさらに人を呼ぶのです。

3つ目は、単に体験やアトラクションを
提供するだけではなく、体験やアトラクションの
結果として、景品を用意するという点です。
その景品は、ただの粗品であってはいけません。
自社のノウハウがすぐれていることが
伝わるような、ノウハウシート、レシピ、診断などを
景品にするのです。
そうすることで、受注・成約までの動線が
スムーズに進むようになります。

いかがでしょうか?
ブースで楽しい体験やアトラクションを
行うことによって
ライバルのブースでなく、
来場者は、あなたの会社のブースに
立ち寄るようになります。
あなたの会社もぜひ試してみてください。

あなたの会社の展示会出展が成功することを
心から願っています。

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