展示会の専門家として清永健一がNHKラジオに出演
展示会の専門家として弊社代表取締役清永健一が2020年4月29日21時05分からの
NHKラジオ総合第一「2020東京の現在地 これからの東京」に出演しました。
放送日
2020年4月29日 午後9時05分から午後9時55分
放送局
NHKラジオ総合第一
出演者
- 国土館大学客員教授 スポーツ政策創造研究・・・鈴木知幸氏
- 東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授・・・柳瀬博一氏
- 経済ジャーナリスト・・・坂口孝則氏
- スポーツジャーナリスト・・・増田明美氏
- アナウンサー・・・道谷眞平氏
- 株式会社展示会営業マーケティング 代表取締役・・・清永健一
展示会の専門家として清永健一がお伝えした内容
2020 東京の現在地をお伝えしています。
ここでちょっとこれまでとちがう問題を指摘した医と思うのですが・・・
東京ビッグサイトという施設がありますね。日本で最も大きい展示場で年間300件前後の見本市や展示会が開催されていますが、実は、オリンピック・パラリンピックではこの東京ビッグサイトにIBCという施設ができます。IBCというのは国際放送センターのことで世界中に放送を流す施設なのです。
オリンピック・パラリンピックが1年延期になったということで、ビッグサイトの半分にあたる面積も1年塩漬けになってしまうという問題が発生しています。
この問題について、ここでもう一人ゲストをお呼びしようと思います。
株式会社展示会営業マーケティングの代表取締役 清永健一さんです。清永さん こんばんは!
清永さんは今ご紹介した東京ビッグサイトを主にお仕事として活用しておられるのですか?
はい!東京ビッグサイトなど展示会に出展する企業さんに向けて、展示会を活用してより売上を上げていくやり方やノウハウをご提供するコンサルティングや研修を行っています。
そのビッグサイトが使えない期間が一年間増えるということで、これはかなり損失が出ると伺っていますが・・・
はい!これは、計算方法にもよるんですが、
日本展示会協会さんが算出したデータによると1年間に約1.5兆円の損失が出るであろう、とこういう風に言われています。
はい!展示会っていうのは中小企業さんにとったら絶好の営業機会なわけです。たとえば営業マンさんが100人、200人いるような大きな会社でしたら、そういう方々が稼働しながら売上をつくっていけばよいので、展示会がなくなってもそんなに影響がないかもしれません。
でも世の中の中小企業さんは、「年1回、この展示会に出る」と決めて、そこで見込み客をたくさんつくって、その見込客に対して、一年かけて営業していく、という方法で売上をつくっている企業さんってたくさんあるんです。
そういう方々がおられるのに、その場がなくなってしまうと大きな損失になってしまう、ということなんです。
中小企業で日ごろ大企業を相手にしていると調達部門とか生産部門が窓口なんです。でも、展示会を利用するとこれまで会えなかったようなキーマンに出会えてたりするわけですよ。そうすると新しい需要が掘り起こされたりします。
いきなり取引が開始されることはないのですが、たとえば自動車業界だと5年後、6年後、電機業界なら2年後、3年後に、サービス業なら比較的はやく売上として結実するかもしれませんが、、、
このように、目の前の売上の損失だけではなく、中長期的な将来の芽がなくなってしまうという点も大きな影響になります。
なるほど、なるほど。わかってきました。
清永さんはその人と人を会わせたりコーディネートしたりするんですね。
はい!今、坂口さんがまさにおっしゃった通りで、購買部門の方と商談をするとどうしてもコストの話になってしまいます。一方、もし展示会に出たなら、普通に経営者さんと話ができたりしますから、まったくちがう規模のビジネスが生まれる可能性があります。そういうことをぼくはコーディネートさせてもらっているんです。
なるほどぉ。どうですか?オリンピック・パラリンピックが1年延期になると聞いた時にはどんな感想を清永さんはお持ちになりましたか?
そうですね。これは、展示会業界はヤバい!、ホントのホントに試練だぞ!と思いました。これは覚悟を決めて取り組んでいかないといけないぞ、とこの業界に身を置く者のひとりとして強く感じました。
オリンピックのたびにぼくたちは、IBCで仕事をするのですが、あれ、相当の規模ですもんね。
そうそう。そう簡単に片づけたりっていうわけにはいかないですもんね。
そうなんです。もともとオリンピックが2020年夏にあるということで、春と秋に展示会を散らしながらなんとかギリギリ対応できたっ!という状態の時にコロナが来て、春の分もできなくなった、そしてさらに1年延びた、という状況になってしまったんです。
大変な状況だということ、よくわかりました。
どうでしょうか?乗り切れるでしょうか?
はい!乗り切っていくしかない!と考えています。
逆にいい機会にするべきだとも思っています。
展示会って、開催するとたくさんの人が来てくれるので、そこに甘んじていた部分があると思います。
この状況になったので、今ぼくは、オンライン展示会というものを活用することをお奨めをしているんです。外出自粛で営業マンさんも今困っています。でも売上をつくっていかないとどんどん経済が回らなくなってしまうわけです。そうならないために、オンライン展示会を実現していくことこそが、今ぼくに課せられた使命だと思って動いています。
最後に少し光明が見えるようなお話が聞けて一安心しました。
清永さん 貴重な情報を本当にありがとうございました。